文字の分類について(創作参考 言語設定)
・表音文字(音標文字)
→ 一つの文字で音素、音節を表す文字体系のこと
└ ・音素文字
→ 音素が表記の単位になっている文字体系
(※音素=母音、子音のこと)
<例>
・ラテン文字
・アラビア文字 etc...
・音節文字
→ 音節が表記の単位になっている文字体系
<例>
・日本語の仮名文字 etc...
(完全とは言えない)
・素性文字
→ 書記素の形状が発音の特徴に関連した規則性を持っており、音素よりもさらに微細な発音の特徴が字形に反映されている文字のこと
(書記素=意味上の区別を可能にする最小の図形単位のこと)
<例>
・ハングル文字
→ 音素を表す「チャモ」組み合わせた一文字になる
・表語文字
→ 一つの文字で(言語の)一つの語や形態素を表す文字体系のこと
<例>
・日本語の漢字
・中国語の漢字
(簡体字、繁体字(正体字))
(・象形文字が起源)
※形態素
・表現要素の最小単位
・ある言語において、それ以上分解したら意味をなさなくなるところまで分解された音素のまとまりのこと
・表意文字
→ 一つ一つの文字が意味を表している文字体系のこと
<例>
・アラビア数字
・数学記号
・絵文字
・マヤ文字(紋章文字)
※表語文字との違い
・一つ一つの文字が意味を表すが、必ずしも言語の発音を表しているものではないこと
・アブジャド
└・1つの子音に対して、通常一つの音素文字を持つ
・子音のみを基本的な書記素で表し、母音はそうしない点で、アルファベット(表音文字)と異なる
・母音マークがあるものの、必ず書かなければいけないわけではないため、アブギダとも異なる
・アブギダ
└・子音の符号(書記素)だけを書くと、子音にある決まった母音が続くものとして読む。
・その母音をなくしたいときや、他の母音を続けたいときは、補助的な符号を使うなどして、そのことを明示するのが普通。
(・未解読文字)
└・読み方や意味、規則などが解読されていないもの
<例>
・インダス文字
・線文字A