{歌詞} 可能性のお零れ

可能ってなんですか。
私の前で成功していく人達。
それでも世間から見たら一般人。
ならそんなことも出来ない僕の
可能性ってなんなんですか。

それでも少なからず
僕も人間として生かされているわけで、
生きる最低限の活動は
可能ってわけなんですが。

やらされる事には飽き飽きで、
それでも自分のやりたい事がさ
自分で出来れば苦労しないさ

「最初から出来る人なんかいない」って言うけどさ
それじゃスタートラインにも立てない僕に
可能性のお溢れはありますか?
始まる前から追いつけない僕に
出来ることなんてあるんですか?
ねぇ教えてよ
みんなが普通に立っているその場所への行き方を。
辿り着ける可能性を。

心の中では「出来ない」と唱えながらも
なんとなくまた始めてしまうんだ。
そうしてやっているうちに
自分の無力さを見せつけられて
やっぱり出来ないって諦めるんだ。

そうして積み重なった失敗と不可能の記憶が
また僕を足止めして
「出来ない」の心を構成していく。

あぁ無理なんだ。
今更できるようになることなんて。
今まで重ねた不可能の文字を
今から捨てることなんて

「出来ないと思ってると本当に出来なくなる」なんて言うけれど、
そりゃ本当かい?
本当ならこんな僕には
一生掛けても何も出来やしないな
でもね
今まで本当に出来なかったから、
こんな思いに苛まれるようになったんだ。
それが自分の過去で
生きてきた痕跡でもあるんだ。
だからそんな思いが消えてしまったら
僕が僕じゃなくなってしまう気がするんだ。

だからこそ僕はいつまでも
きっとこの思いを演じるんだ。
自分には一生出来ないというこの思いを
一生思い続けるんだ。
それでもさ、時々ふと思い返すんだ。
こんなに話した僕の思いは
本音だっけ?
嘘だったっけ?

自分の真意すら見抜けない僕が
本音に嘘つかれてる可能性は

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