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Voice of “usen for Cafe Apres-midi” Crew

2024 Summer Selection(7月15日~9月1日)

橋本徹(SUBURBIA)を始めとする

「usen for Cafe Apres-midi」の選曲家17人が

それぞれのセレクトした音楽への思いを綴る

「Voice of “usen for Cafe Apres-midi” Crew」

詳しい放送内容はこちら

D-03 usen for Cafe Apres-midi
https://music.usen.com/ch/D03/



橋本徹(「usen for Cafe Apres-midi」プロデューサー) Toru Hashimoto

アイスクリームとろけるような、暑い暑い夏がやってきました。今回もそんな太陽の季節を心地よく快く輝かせる、メロウ&グルーヴィーでブリージンな楽曲を中心に、計34時間分を新たに選曲しています。
まさしくこのかけがえのない季節に相応しい、海辺でチルアウトしながら心地よい風を感じるような、とっておきの快適音楽を集めた『Seaside Chillout Breeze』や、香りと音楽のマリアージュ“音のアロマセラピー”をテーマにしたコンピ・シリーズの第2弾『Incense Music for Living Room』、そして2枚組2タイトルでまもなく登場するFree Soul 30周年記念盤といった、この夏リリースの僕のコンピレイションからも、素晴らしい珠玉の名作群をたっぷりフィーチャーさせていただきました。
月〜日を通してのTwilight-timeの特集は、前回に続きチャンネル・ディレクターのリクエストに応えて、ご好評いただいている「Free Soul 30th Anniversary」と題したスペシャル企画。“Groovy & Mellow Lifestyle”を共に歩んでくれた、思い入れ強く思い出深い名作の数々を、この機会にとことん楽しんでいただければと思います。
その他の時間帯は、その9割以上を占めるメイン・ディッシュとして、この5〜6月にリリースされたばかりのお気に入りの新譜を、惜しげもなく投入しています(実は仕事が立てこんでいて混乱してしまい、7/5が選曲しめきり待ったなしだと勘違いして、1週間早くセレクションを仕上げてしまったのでした)。例年ならこの場を借りて、2024年上半期ベスト・アルバム50枚を発表するタイミングですが、今年は残念ながら、それを吟味する時間的余裕がありませんでしたので、ベストワンだけをここに記させていただくことにします。
それはArooj Aftab(アルージ・アフタブ)の『Night Reign』。前クールで推薦したShabaka『Perceive Its Beauty, Acknowledge Its Grace』と少し迷いましたが、このひと月ほど、ひとりの夜はずっとこのアルバムを聴いていましたし、歌ものということもあって、こちらを選出しました。パキスタン・ラホールで育ち、ボストンの名門バークリー音楽大学を卒業して、今はNYブルックリンを拠点に活動している女性SSW/プロデューサーで、僕は艶やかな弦をまとった幽玄なサウンドと独特の揺らぎに魅せられるオリエンタルな節まわしが優美で惹かれた、2021年の前作『Vulture Prince』も愛聴していましたので、発売日の5/31に『Night Reign』のアナログLPを買ったのですが、最初に聴いたときから、甘美で物憂げでミステリアスな、シャーデー『Love Deluxe』の2024年版、といったような好印象を抱きました。タイトル通り夜の静寂が似合う、音の余白まで美しい大名盤ですので、ぜひアルバム・トータルで堪能してみてください。
そのArooj Aftab『Night Reign』を筆頭に、僕がコンパイルしたCDと7インチに続いて、今回のサマー・セレクションでとりわけ活躍してくれた計55作(いずれも3曲以上をエントリー)のジャケットを、アーティストABC順に掲載しておきますので、その中身の魅力にも触れてみていただけたら嬉しいです。

Arooj Aftab『Night Reign』
V.A.『Incense Music for Living Room』
Calm + Scott Orr「Persian Love + Clear」
武田吉晴 + Hilde Hefte「Montara + Children’s Playsong」
巨勢典子 & haruka nakamura + Joachim Kühn「I Miss You + Housewife‘s Song」
V.A.『Seaside Chillout Breeze』
TAMTAM + Seahawks「Sweet Cherry + No More Raindrops (Steel Pan Dub)」
cubismo grafico feat. 武田カオリ + Irondale & BrandonLee Cierley feat. Jonny Tobin「Seaside Weekend + High Five」
V.A.『Legendary Free Soul ~ Supreme』
V.A.『Legendary Free Soul ~ Premium』
A Song For You『Home』
Andrew Bird Trio『Sunday Morning Put-On』
Antonio Faraò『Tributes』
BADBADNOTGOOD『Mid Spiral: Growth』
Benziê『Entre』
Caoilfhionn Rose『Constellation』
Carlos Niño & Friends『Placenta』
Casey MQ『Later That Day, The Day Before, Or The Day Before That』
Chico Bernardes『Outros Fios』
Clairo『Charm』
Ecovillage『Crescendo』
Flanafi『Levitating To The Gate』
Hiatus Kaiyote『Love Heart Cheat Code』
Inês Loubet『Senga』
Jacob Sigman『Topanga』
Jordan Hamilton『Project Freedom』
Kat Hawley『X​•​IX​•​VIII』
Lalah Hathaway『Vantablack』
Lau Ro『Cabana』
Liana Flores『Flower Of The Soul』
The Marías『Submarine』
Marina Allen『Eight Pointed Star』
Maya Hawke『Chaos Angel』
Molly Read『Greenhouse』
Msaki × Tubatsi Mpho Moloi『Synthetic Hearts Part II』
Myles Sanko『Working It Out』
Nduduzo Makhathini『uNomkhubulwane』
Neon Luck『Lunch Naps & Late Nights』
NxWorries『Why Lawd?』
Olivia Foschi『A Window Within』
Perotá Chingó『Tá』
Pip Millett『Tell Jimmy I'm Fine』
Raveena『Where The Butterflies Go In The Rain』
Red Hot Org『Outer Spaceways Incorporated : Kronos Quartet & Friends Meet Sun Ra』
sadtoi & Vax1『Pigments』
SAM MORTON『Daffodils & Dirt』
Sean Khan『Sean Khan Presents The Modern Jazz & Folk Ensemble』
Silva『Encantado』
Siv Jakobsen『Bird's-Eye View』
Sofi Paez『Silent Stories』
Sonic Løland『Everlasting Things』
Tems『Born In The Wild』
Tiny Habits『All For Something』
Zara McFarlane『Sweet Whispers: Celebrating Sarah Vaughan』
Zsela『Big For You』

Dinner-time 土曜日22:00~24:00

Cafe Apres-minuit 日曜日0:00~10:00

Brunch-time 月曜日10:00~12:00

Brunch-time 火曜日10:00~12:00

Brunch-time 水曜日10:00~12:00

Brunch-time 木曜日10:00~12:00

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本多義明(「usen for Cafe Apres-midi」ディレクター) Yoshiaki Honda

今年の夏の選曲で特に印象的だったのはEarth, Wind & Fireの名曲の数々。というのは「usen for Cafe Apres-midi」のセレクターの一人でもあるwaltzanovaさんが前回紹介していたNigel Hall & DJ Harrison『The Burning Bush: A Journey Through The Music Of Earth, Wind & Fire』がきっかけなのです。このアルバムをすごく気に入って2024 Summer Selectionでは、担当する木曜日~日曜日のランチタイムとティータイム(12時〜16時)で必ずこの中から選曲しようと思い取り組みました。
木曜では「That’s The Way Of The World」を、金曜では「On Your Face」を、土曜では、オーストラリアのソウル/ファンク・プロジェクトのThe BamboosのリーダーであるLance Fergusonによる「Brazilian Rhyme」で12時1曲目をスタートし、16時前のラストはNigel Hall & DJ Harrisonによる「Sun Goddess」で締め。日曜は80年代から活動する日本のコーラス・グループJiveによるカヴァーで「That’s The Way Of The World」をもう一度選び、そして「usen for Cafe Apres-midi」チャンネルではお馴染みのThe Decodersの「Reasons(DJ Prophecy Dub Mix)も。最後はEarth, Wind & Fireの大好きなオリジナル「Feelin' Blue」でエンディングです。
多くのアーティストの新しめの曲を中心にセレクトしていますが、ところどころにどこか心地よい懐かしさ(エモさ)を感じられるような選曲になったかと思います。

Nigel Hall & DJ Harrison『The Burning Bush: A Journey Through The Music Of Earth, Wind & Fire』

Lunch-time~Tea-time 木曜日12:00~16:00

Lunch-time~Tea-time 金曜日12:00~16:00

Lunch-time~Tea-time 土曜日12:00~16:00

Lunch-time~Tea-time 日曜日12:00~16:00



中村智昭 Tomoaki Nakamura

オランダのポップ・マエストロ、ベニー・シングスによるクリストファー・クロスの名曲カヴァー。以前データのみでリリースされた際にも即ダウンロードし選曲しましたが、つい先日めでたく7インチ・シングル化されたので、あらためて今年の夏セレクションでは深夜帯に。これはケニー・ロギンス「Christmas Morning」のカヴァーにも共通したことが言えるのですが、ベニー・シングスのヴァージョンを聴いた後にオリジナルを耳にすると、脳にある種の音像補正がかかった状態で鳴るので、より曲そのものに魅了されてしまうのです。彼のそうしたマジカルなセンスは、本当に唯一無二だと思います。今回はわかりやすくカヴァーとオリジナルを並べておいたので、流れの中でぜひ聴き比べてみてください。

Benny Sings「Sailing」

Dinner-time 月曜日18:00~24:00

Cafe Apres-minuit 火曜日0:00~2:00



添田和幸 Kazuyuki Soeta

Bobby Hutchersonの名曲「Montara」の武田吉晴による絶品カヴァーをオープナーに配した今回のサマー・セレクション。良作目白押しで32枚選出していますが、今回はその中から昨年のベスト、Julia Sarr『Njaboot』のプロデューサー、Fred Soulの新作をピックアップ。バイーア出身のパーカッショニスト、Ze Luis Nascimentoとの共作で、随所にパーカッションを配したNana Vasconcelosに捧げられた一枚。今回はJulia SarrやZe Luis Nascimentoとの共演作もあるサンパウロのシンガー、Tó Brandileone参加の「Zeru Zeru」を選びましたが、アーシーなグルーヴと洗練されたメロディーが見事に調和した素晴らしい作品だと思います。

Yoshiharu Takeda「Montara」
Fred Soul & Ze Luis Nascimento『Viva Naná』
OHMA『On Loving Earth』
Federation Of The Groove『Federation Of The Groove』
Lea Mondo『Rising Woman EP』
Zoë Modiga『nomthandazo』
Tiganá Santana『Caçada Noturna』
Msaki × Tubatsi Mpho Moloi『Synthetic Hearts Part II』
Manava Lery『Blowing Changes』
Toco『Riviera』
Sjava『Isibuko』
Vicky Farewell『Give A Damn』
PREP『The Programme』
Home Frango『Fresh And Tender』
Lucas Arruda『Ominira』
Paul Prier『Punctual Problems』
Isaac Delusion『Lost And Found』
Don Glori『Don't Forget To Have Fun』
Nigel Hall & DJ Harrison『The Burning Bush: A Journey Through The Music Of Earth, Wind & Fire』
Charlotte Day Wilson『Cyan Blue』
Blue Lab Beats『Blue Eclipse』
Nubiyan Twist『Find Your Flame』
Jordan Rakei『The Loop』
Lars Bartkuhn『Nomad』
Caoilfhionn Rose『Constellation』
Jasmine Myra『Rising』
Moreno Veloso『Mundo Paralelo』
Jeanne Michard『Entre Las Flores』
Jessica Pratt『Here In The Pitch』
Tony Njoku『Last Bloom EP』
Penny Carson Nichols『Trinidad Seed』
Joy Guidry『Amen』

Dinner-time 火曜日18:00~24:00

Cafe Apres-minuit 水曜日0:00~2:00



中上修作 Shusaku Nakagami

7月に入りますと、京都では祇園祭が開催されます。ユネスコ無形文化遺産にも登録されていますので、京の夏の風物詩としてみなさまにもお馴染みのことと思います。しかし祇園祭というのは何を目的に、わざわざ1年の中でも一番暑い時期に開催されるのかご存知の方は多くないのではないでしょうか。

祇園祭は京都四条通にある八坂神社の祭礼です。7月1日にそれぞれの山鉾で、八坂神社から神職をまねいて吉府入(団結式のようなもの)を執り行い、お祓いをしていただき巡行までの無事を祈願します。その後は数々の行事をへて、ハイライトともいえる「山鉾巡行」へと至るわけですが、実は祭りの目的は7月31日、つまり最終日におこなわれる「疫神社夏越祭」つまり疫病退散なのです。街中の旦那衆が「これでもか」と奮発しご自慢の鉾を自慢(巡行)するさまはたしかに華やかで、京の夏を彩るひとコマではあるのですが、なにごとにも不便だった時代は「疫病退散」を自分ごととして真剣に考えていたのは当然のことと思います。

なにごともフォーマットが定型化するとマンネリを打破するために余分な肉付けをしたり、メディアを入れたり「着飾る」ことが目につき、「真の目的」が見失われがちになります。もちろん真の目的を知らずとも祭りは楽しめますし、集まる目的も様々だと思うのですが、いまはかような例が目に余ります。いつから子供はコドモに閉じこもり、大人はオトナを捨てたのでしょうか。

アンナ・グレタの2枚目のアルバムを聴きながら、長い夜にそんなことを考えています。

Anna Gréta『Star Of Spring』

Dinner-time 水曜日18:00~24:00

Cafe Apres-minuit 木曜日0:00~2:00



高木慶太 Keita Takagi

昨年リリースの段階から、アートワークも含めてサマー・シーズンの不動の一枚を約束されていたモンティー・アレキサンダーのヴォーカル・アルバムを迷わずセレクト。少し気取って「洒脱」なんて言葉を思わず使ってみたくなる。モンティーと同じ時間帯に選んだアンリ・サルヴァドールしかり、長寿チャンネルだからこそ、こういう大人っぽさを大切にしたい。

Monty Alexander『Love Notes』

Dinner-time 木曜日18:00~24:00

Cafe Apres-minuit 金曜日0:00~2:00



FAT MASA

ここ数年、ひどく暑い夏が続いていた北海道ですが、今年はやや控えめな気温に安堵しております。

涼しい北海道を求めて道内各地で観光客の“オーバーツーリズム”が発生しているとのことですが、釧路ではほとんど聞かないので、いまが狙いめです。

ちなみに最高気温25℃以下ですし、先日開催した僕のお店、JOYOUSの5周年パーティーでもゲストとしてご参加された橋本さんも、大好きな名店揃いですよ(笑)。

そんな涼しげな雰囲気によく合うビル・カントスの新譜に収録されたホール&オーツ「Kiss On My List」の極上カヴァーをセレクトしました。

大切な心のリストにしまいたくなる良い出会いがありますようにと願いつつ、釧路へのお越しをお待ちしております。

Bill Cantos『Sensibility』

Brunch-time 金曜日10:00~12:00



三谷昌平 Shohei Mitani

ノルウェイのアコースティック・デュオ、キングス・オブ・コンヴィニエンスのメンバーであり、現在はシチリア島のシラクーサを拠点に活動するミュージシャン、アーランド・オイエ。本作は、彼が現地のミュージシャンと共に2019年にスタートさせたプロジェクトの初フル・アルバム。“La Comitiva”はイタリア語で“遊び友だち”を意味し、アコースティックなブラジリアン/ラテン・グルーヴに情感豊かなメロディーを乗せたバンド・サウンドは、キングス・オブ・コンヴィニエンスが表現してきた内省的なサウンドを踏襲しながらも、これまでにないほどに陽気で開放的なフィーリングに満ちています。今回のセレクションでは、本作から爽やかなアコースティック・ギターが心地よい「Matrimonio di Ruggiero」をセレクト。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

Erlend Øye & La Comitiva『La Comitiva』

Dinner-time 金曜日18:00~22:00



渡辺裕介 Yusuke Watanabe

音楽がデータ主流になっても、アルバムやシングルに必ずジャケットがあるのは、ホッとしてます。
アメリカの7インチみたいに、ジャケットなしでも、その7インチ自体に刻まれた文字やロゴやカラーに魅力を感じます。
ジャケットだけで買う音楽は、愉しいものです。
そして、我が人生選曲に刻まれていく。

先日信じられないレコードに遭遇しました。
今どき、こんな80年代プログレかデス・メタルなジャケットでリリースするとは面白い。
ネオなブラック・サバスな作品なのかと想像しながら引き込まれるようにジャケ買いしました。
針を落とすと、ドラムレス“Summer Madness”なコズミック・ファンク。
まあオープニングからこんな仕掛けなんて、お洒落なロック・アルバムやなと関心してると、クラシカルなグラム・ロックなピアノ炸裂からの90年代“Jazz Not Jazz”なジェリ―サな女性ヴォーカル! 素晴らしい!
「いやいや、ギター・ソロでこみ上げて歌うアルバムやろ?」ではありませんでした。
ただただ素晴らしい1970〜90年代オマージュなジャズ・ファンク・アルバムでした。
思わずSNSにこのジャケットを挙げると、友人から「これは素晴らしい!」と絶賛の嵐。
そして結局本人とも繋がるという。
1曲1曲素晴らしいうえにアルバ厶としても飽きさせない展開。
脱帽であります。
間違いなく今年を代表するアルバムであります。
この灼熱な夏を超えるに必要なアルバムです。
ぜひ聴いてみてください。

Edy Forey『Culture Today』

Dinner-time 金曜日22:00~24:00

Cafe Apres-minuit 土曜日0:00~2:00



富永珠梨 Juri Tominaga

カナダ・トロントを拠点に活動するシンガー・ソングライター、エズラ・グラットが2023年にリリースしたアルバム『Pathways』から「for the summertime」をこの夏の1曲としてピックアップしました。内省的で温もりに満ちた素朴な歌声とメロディーは、スフィアン・スティーヴンスやニック・ドレイクにも通じる、繊細で親密な世界観を感じさせます。光あふれる真夏の昼下がり、涼やかな風が吹き抜ける木陰で、きりりと冷えたレモネードを飲みながら、のんびりこの曲を聴くことができたら、どんなに幸せだろう……なんて思わず妄想してしまうくらい、チルアウト・タイムにぴったりなサマー・ソングです。ぜひチェックしてみてくださいね。みなさま、素敵な夏をお過ごしください♪

Ezra Glatt『Pathways』

Brunch-time 土曜日10:00~12:00



小林恭 Takashi Kobayashi

今回も新譜を中心に、この夏の季節にマッチする曲たちを選びました。今回もインタールード的にアンビエント的な曲を差し込みながら景色が変わるように選曲しています。

今回のおすすめは、昨年発売されたアルバム『M​á​dibá』に最高の新曲4曲が加わり、『M​á​dibá Ni Mbondi』というタイトルに生まれ変わったBlick Bassyの新作で、その中から2曲選んでいます。心に深く染み渡るヴォーカルと美しく高揚感のあるメロディーが素晴らしいです。それにEric Chenaux Trio『Delights Of My Life』もよく聴きました。相変わらず独自でサイケなファズ・ギターと、繊細で伸びのある美しいヴォーカルを、キーボードのライアン・ドライヴァーとパーカッションのフィリップ・メランソンとのトリオでのサウンドで引き立てていて心地よいです。そのほか涼しげな曲もあれば暑苦しい曲もあり、夏の夜を楽しんでもらえたらとても嬉しいです。

Blick Bassy『M​á​dibá Ni Mbondi』
Eric Chenaux Trio『Delights Of My Life』
Hi Moon「Future Reverie」
Yoshiharu Takeda「Montara」
Lucas Arruda『Ominira』
Shabaka『Perceive Its Beauty, Acknowledge Its Grace』
Lau Ro『Cabana』
Sam Gendel & Sam Wilkes『The Doober』
Devin Morrison『Dreamsoul Ballads』
Ganavya『Like The Sky I've Been Too Quiet』
Charlotte Day Wilson『Cyan Blue』
Galliano「Circles Going Round The Sun」

Dinner-time 土曜日18:00~22:00



ヒロチカーノ hirochikano

2024年夏選曲の1枚には、ブラジリアン・モダン・ポップスの中から、ヒマワリのジャケットがひときわ目を引いたSilvaの最新作『Encantado』を紹介します。セレクションでは、60年代後半のトロピカリズモを彷彿させるメロウなグルーヴとストリングス・アレンジが心地よかった「Girassois」と、ネオアコ風のシンプルな弾き語りが心に残った「Mad Machine」の2曲をこのアルバムの中からピックアップしました。他にも真夏の太陽の下にぴったりな往年のFree Soulの系譜を感じるアーバン・ソウルを中心に、現在進行形メロウ・グルーヴのキラー・チューンを集めてお贈りします。

Silva『Encantado』

Brunch-time 日曜日10:00~12:00



吉本宏 Hiroshi Yoshimoto

夏が来た! と今年思わされたのはLAのプロデューサーMatt MargeのユニットPart Time Love Affairの「Present Moment」。Walker Landgrafの軽やかなギターのカッティングに導かれて、Jasmine BaileyとMatt MargeのスウィートなデュエットのコーラスがLAのカラッとした風のように通りを吹き抜ける。

Part Time Love Affair feat. Jasmine Bailey「Present Moment」

Dinner-time 日曜日18:00~22:00



高橋孝治 Koji Takahashi

先日、俳優の中尾彬さんがお亡くなりになりました。近年はバラエティー番組でも人気を集めていましたが、90年代に青春を過ごした人の中には、当時リヴァイヴァル上映されカルト的人気を誇った日本映画、『月曜日のユカ』に出演していた色気のある青年のお姿を思い浮かべる方もいるかもしれません。中尾彬さんにとって初めて主要キャストとして出演し、実質の映画デビュー作ともいえる本作の魅力は、もちろん美しい加賀まりこさんの存在が大きな要素だと思いますが、個人的には中尾彬さんが出演していることでこの映画の魅力がさらに増していると思います。そして彼の魅力のひとつとして素敵な低音の声があると思うのですが、1974年のアメリカ映画『バニシング in 60″』という大好きな作品のTV放映時の主人公の吹き替えを務めたのが中尾彬さんでした。高級外車を次々と盗み、見事なカーチェイスを繰り広げるクールな主人公の声をあの渋い声で演じていたのは、まさにハマリ役でしたね。
さて今回の選曲ですが、まずは大好きなニューヨークの女性シンガー・ソングライター、Cassandra Jenkinsの7月12日にリリース予定のニュー・アルバム『My Light, My Destroyer』からの先行シングル「Only One」をピックアップしてスタート。これが期待を軽く上まわる素敵な作品で、このコメントが掲載されるときにはリリースされているニュー・アルバムの全貌を知るのがとても楽しみですね。それに続けたのは何とCassandra Jenkinsと同じ日に新作『X’s』をリリース予定のCigarettes After Sexの新曲「Dark Vacay」。相も変わらない美しいメロディーが優しく響き渡り、これまた素晴らしいですね。さらに近年の選曲で常連アーティストとなっているロンドン出身の3人組エレクトロ・ユニットNight Tapesの「Projection」や、ノルウェイの男女デュオRinjinの「Just Us」、アメリカのロック・バンドWild Nothingをフィーチャリングしたロサンゼルスの男性アーティストEyedressの「My Time」などのクールな感覚を持つダンス・ナンバーは、この時期にピッタリの清涼感のあるセレクト。他には現代版ネオアコの魅力が爆発しているオクラホマの男性アーティストFord Chastainの新曲「Strangers」や、同じネオアコ感覚を持つアメリカ合衆国メイン州はポートランドの男性アーティストDarksoftの「Then And Now」、柔らかなメロディーとたおやかなリズムが心地よいニューヨークの男性2人組ユニットToledoの「Say!」などがディナータイム前半のお気に入り。そして自分の選曲では常連中の常連アーティスト、Vansireの新作「Love You All the Same」も安定の素晴らしさですね。
ディナータイム後半は、カナダのケベック州モントリオールの女性アーティスト、Ameryの5月にリリースされたデビュー・アルバム『Continue As Amery』収録曲「Mountain FM」をピックアップしてスタート。ジャケットに映る今ではあまり見かけなくなったセダン・タイプの車に表現されているように、80sや90sを意識したエレクトリック・サウンドが心地よく響きます。続くカリフォルニアで活動する男性アーティスト、Castlebeatの「Tom's Place」はクールでソフトなシューゲイズド・ナンバー。オーストラリア出身のButter Bathがゲストに同郷のJermango Dreamingを招いた「My Love」や、ロサンゼルスで活動する男性アーティスト、A. G. Cookがイギリスの女性シンガー・ソングライターのCharli XCXと、アメリカのダンサー/シンガー/女優とマルチに活動するAddison Raeを招いた「Lucifer」と、コラボ作品の良作を挟み、イタリアはミラノの男性アーティスト、Moon Blueの「Sotto la luna」や、ディナータイム前半に続き後半でも活躍するToledoの「In Yr Head (1818)」など、スウィートなダンス・ナンバーもセレクト。私の友だちでもあり日本のネオアコ界では最初期から活躍し、今年はなんと新曲まで発表してしまうバンドと同名ですが、もちろんかかわりは全くない(笑)ロンドンの男性アーティスト、Penny Arcadeのデビュー・アルバム『Backwater Collage』収録曲「Dear John」や、90年代から活動するイギリスはバーミンガム発のサイケデリック・ロック・バンド、Broadcastのデモ音源を集めた『Spell Blanket - Collected Demos 2006​-​2009』収録曲「Puzzle」、ノルウェイの男女デュオGoofy Geeseの6月にリリースされた待望のフル・アルバム『G​ú​figis』収録曲「Station REM」などは、静寂の中に潜むサイケデリックな側面が垣間見え、ひんやりとした空気を感じることができる楽曲です。
ミッドナイトからの選曲は、CDの棚を整理していて久しぶりに聴いていた、現在はロンドンで活動している女性アーティスト、Christa ViからCD購入時に直接いただいた手紙が素敵な内容だったので、改めて感謝の気持ちを込めて、このチャンネルらしいエレクトロニックなサウンドを集めて構成してみました。まずイントロに、チェコはプラハの男性アーティスト、Dnéの「Cardboard And Bubble Sheet」を配置し、続けてBoltfish Recordingsというレーベルを立ち上げて自らの作品もリリースしていたMurray Fisherの音楽プロジェクト、Mintの2015年作『Fable And Fantasy』収録曲で彼には珍しいヴォーカル入り作品「The Boy With The Star」をセレクト。そして前述したChrista Viの大好きなナンバーをMintがリミックスしてさらにキャッチーさを増した「Long Way Home (Mint's Clockwork Funfair Remix)」をここでピックアップ。他には80sテイストの作品では頭ひとつ抜きんでているイギリスの女性アーティストShuraの「2Shy」、スウェーデンのドリーム・ポップ・バンド、Postiljonenの「Plastic Panorama」や、発売当時、仲真史くんのBIG LOVE RECORDS で強く推薦されていたAir Franceの「Collapsing At Your Doorstep」、オーストラリアのドリーム・ポップ・アーティスト、Japanese Wallpaperの「Forces (Teen Daze Remix)」など、自分にとっては思い出深い作品ばかり集めて選曲してみました。
ミッドナイト後半も、カナダのシンセ・ポップ・デュオElectric Youthの「Where Did You Go」や、イギリスのブライトンで活動する男女デュオGapsの「I Know It's You」、ワシントン州シアトル出身の女性アーティストJenn Championがイエスの大ヒット・ナンバーをクールにカヴァーした「Owner Of A Lonely Heart」、エレクトロニック特集ということで外しちゃいけないスウェーデンのドリーム・ポップ・ユニット、The Radio Dept.の日本人の涙腺を刺激しまくる「The Absence Of Birds」などをセレクト。どれもが大好きな作品なので久しぶりに、勢いよく一気に2時間の選曲ができました。もちろん選曲には、アプレミディのコンピに自分のセレクションで取り上げた、Night Bedsの「Love Streams」や(ちょっとコンセプトとズレるかな?)、 Mintの「Grace」といった名曲もセレクトしております。

さて最後にまた映画のお話を少し。サブスク全盛期の時代に、音楽業界ではアナログ・レコードの売り上げが伸びているという話題をよく聞きますが、実は映画の世界でもDVDやブルーレイの素晴らしい仕事を施したソフトがいろいろとリリースされていて、サブスクに負けるなと各社ががんばって、よい作品を世に送り出しています。最近手に入れた作品では、1981年製作の西ドイツ映画『クリスチーネ・F』の海外盤4Kリマスター映像のブルーレイが素晴らしかったですね。ご存じデヴィッド・ボウイが音楽を担当し、自らも本人役でコンサート・シーンに登場し「Station To Station」を熱唱するのですが、所有していた国内盤DVDの映像しか体験していなかった自分は、あまりにも美しい映像にノックアウトされてしまいました。もちろんドイツ語音声で日本語字幕はありませんが、内容は知っているし2時間越えの作品に対してセリフも少ないので、全くストレスを感じることなく鑑賞できました。さらに国内盤ブルーレイが今や2万円を超えるプレミア価格となっているショーン・ペン監督作品で、自分のフェイヴァリット映画のひとつでもある『イントゥ・ザ・ワイルド』の海外盤ブルーレイがなんとAmazonのマーケットプレイスで千円ちょっとで売っていたのでこちらも購入しました。すると国内盤ブルーレイのプレミア価格の理由がわかりました。所有していた国内盤DVDの画面サイズはビスタ・サイズなんですが、ブルーレイは左右の画面がビスタより長い(その分上下に黒い帯ができますが)シネマスコープ・サイズなんですね。大自然をテーマにしたこの作品はシネマスコープ・サイズで観ると、ビスタ・サイズとの迫力の差がはっきりとわかります。何度も観ている作品ですが、ブルーレイの鑑賞は自分に新たな感動を与えてくれたのでした(笑)。

Cassandra Jenkins『My Light, My Destroyer』
Cigarettes After Sex『X's』
Night Tapes「Projections」
Rinjin「Just Us」
Eyedress「My Time」
Ford Chastain「Strangers」
Darksoft「Then And Now」
Toledo『Popped Heart』
Amery『Continue As Amery』
Castlebeat「Tom's Place」
Jermango Dreaming & Butter Bath「My Love」
A. G. Cook feat. Charli XCX & Addison Rae「Lucifer」
Moon Blue「Sotto la luna」
Penny Arcade『Backwater Collage』
Broadcast『Spell Blanket - Collected Demos 2006-2009』
Goofy Geese『Gúfigis』
Mint『Fable And Fantasy』
Christa Vi「Long Way Home (Mint's Clockwork Funfair Remix)」
Gaps『In Around The Moments』
Jenn Champion「Owner Of A Lonely Heart」

Dinner-time 日曜日22:00~24:00

Cafe Apres-minuit 月曜日0:00~2:00



山本勇樹 Yuuki Yamamoto

昨年に続き、今年の夏も異常な猛暑ということで、最後まで気力体力がもつのかどうか心配していますが、こういうときはしっかり栄養と睡眠をとって、この厳しさを乗り切りたいと思います。それにはもちろん心の栄養剤(=音楽)も必要ですから、今回も、皆さんの日常に少しでも元気と癒しをお届けできるように、いつも以上に気持ちを込めてサマー・セレクションの選曲を手掛けました。眩しい季節が似合う、グルーヴィーなジャズ・ヴォーカルやアーバン・ソウルを中心に、爽やかなボサノヴァやMPBもちりばめて、全体的に眩しい季節が似合うラインナップに仕上がったと思います。ランチタイム後半の15時台は、夕暮れ前のひとときを意識して、リラックスできるようなメロウな曲を並べてみましたが、その中で特におすすめしたいのが、ブラジル音楽のベーシスト、ホジェリオ・ボッテール・マイオの届いたばかりの新作『Sem Palavras』に収められた、ジアナ・ヴィスカルディの爽やかなギターとスキャットをフィーチャリングした「Riscos」です。かつてbar buenos airesのコンピレイション『Flor』に収録した「Tudo Por Um Ocaso」を彷彿させる、火照った肌をクールダウンしてくれるような、美しく繊細なブラジリアン・チェンバー・ジャズの名演です。

Rogério Botter Maio『Sem Palavras』

Lunch-time~Tea-time 月曜日12:00~16:00



武田誠 Makoto Takeda

その柔らかでジェントリーな歌声に惹かれた英ブライトンのインディー・フォーク・デュオ、Memorial。Lucy Roseが主宰するReal Kind Recordsからの2作目となるアルバム『Redsetter』 は、テキサスへと飛んでレコーディングされた新作。同州在住のLomeldaや、ナッシュヴィルのMolly Pardenといった女性アーティストとのコラボ曲からも伝わってくる、言ってみればファンタスティック・サムシング〜キングス・オブ・コンヴィニエンス風にも感じられた彼らの音のニュアンスに、アメリカという風景が引き寄せる風通しのよいフォーキーな感覚をまとわせたような清々しさが魅力です。遠い夏の記憶のように静かな微笑みをよせてくれる、この季節に耳を傾けていたくなる何曲かを選曲に連ねてみました。
そう、今回のSummer Selectionは、グレン・キャンベル〜山下達郎〜ルイ・フィリップな系譜をたどるブライアン・ウィルソン「Guess I'm Dumb」のLowland HumによるカヴァーからThe Lemon Twigs新作へと連なるビーチ・ボーイズ・オマージュや、Lonely Bensonやmystery tea.による一連のインディー・ボッサな最新シングル群、期待に違わなかったLiana FloresやClairoの新作からの先行公開曲、BrainstoryやThee MarloesといったBig Crownからのサマー・メロウ・ソウル、そしてもちろんMoreno Veloso〜Silvaらブラジル勢の素晴らしい新作など、そんな穏やかさが基調となる、いつになく夏らしい新譜をほぼ中心にまとめられたのがよかったかもです。

Flwr Chyld & Grimm Lynn『Café Noir』
Memorial『Redsetter』
Thee Marloes『Perak』
Clairo『Charm』
Luke Temple And The Cascading Moms『Certain Limitations』
BADBADNOTGOOD『Mid Spiral』
Lau Ro『Cabana』
Liana Flores『Flower Of The Soul』

Lunch-time~Tea-time 火曜日12:00~16:00



waltzanova

最近、夏目漱石の『草枕』を大学時代以来に再読していました。坂本龍一やグレン・グールドの愛読書としても知られていますね。しかし、初読のときは漱石作品を読むことが目的だったので、感想も正直「ふーん」という感じで、あまりよく覚えていません(笑)。今回、ほぼ初読に近い状態で読み返して、漱石の芸術観や登場する美術、舞台となる場所(熊本県の小天温泉と言われています)なんかを想像しながら読み、その世界に没入しました。漱石はロンドンに留学していましたが、実は漢文の素養も深かったんですよね(ちなみに二松学舎で学んでいます)。そういった和漢洋の芸術が登場する陶然とした雰囲気がこの作品の一番の魅力ですね。それこそ温泉宿に逗留しながら読みたい作品です。
さて、『草枕』の話をしたのは、音楽も同じだなと思ったからです。昔聴いたレコードの聴き込みは今考えると、まだまだ甘かったなと思います。いわゆるキラー・トラックと言われる曲を聴いて、全体をわかったつもりになっていたり。「usen for Cafe Apres-midi」の選曲に携わるようになって、季節や時間帯をより意識して音楽を聴くようになり、それまで気にしていなかった曲やアルバムの良さに気づいたりという経験が増えました。特にここ最近はそのようなことが多いです。

前クールのEarly Summer Selectionが「夏を待ちわびて」という感じだったので、今期は相対的に落ち着いたムードのセレクションになりました。木陰や部屋で過ごすリラクシンな夏、というイメージですかね。新曲も相変わらず充実していて、ここ数年のお気に入りや定番曲をミックスしながらセレクションを編んでいきました。それでは今期のお気に入りを挙げていきましょう。まずはブルーノ・ベルリの『No Reino Dos Afetos 2』。これが前作に引き続き素晴らしかったです。「愛と微笑みと花」という感じのジャケットもいいですね。カマシ・ワシントン6年ぶりの『Fearless Movement』。前作ほどのヴォリュームではなかったですが、やはり聴きごたえ十分の作品でしたね。橋本徹さんの最新コンピレイション『Incense Music for Living Room』のリード・トラックであるCalmの「Persian Love」、武田吉晴の「Montara」、どちらも素晴らしかったです。夏の夕暮れどきにフィットするナイス・カヴァーですね。haruka nakamuraをアディショナル・プロダクションに迎えた巨勢典子の「I Miss You」は次回セレクションに温存です。ラプソディーの『Please Don't Cry』も力作でした。エリカ・バドゥ、ムーンチャイルドのアンバー・ナヴランを迎えたトラックをセレクトしたのですが、ぜひアルバム単位で聴いていただきたいですね。

オープニング・クラシックは武満徹の「波の盆」。実は他の曲を候補にしていたのですが、締め切り前にこの曲と偶然出会い、タイトルに惹かれて急遽差し替えました。調べてみると、ハワイの日系移民の家族をモティーフにした作品なのですね。武満のロマンティックな面が色濃く出ている名曲だと思います。今年は昨年以上の猛暑が予想されていますが、音楽で少しでも涼しい夏をおすごしください。

尾高忠明 & NHK交響楽団『波の盆 武満徹 映像音楽集』
Toco『Riviera』
Silva『Encantado』
Lucas Arruda『Ominira』
Brainstory『Sounds Good』
Nubiyan Twist『Find Your Flame』
Kamasi Washington『Fearless Movement』
Hiatus Kaiyote『Love Heart Cheat Code』
Bruno Berle『No Reino Dos Afetos 2』
Cosmo Lautaro & lindy「Whatsthemove?」
Loren Kramar『Glovemaker』
VIDEOTAPEMUSIC『Revisit』
Rapsody『Please Don't Cry』
Weldon Irvine『Young, Gifted And Broke』
V.A.『Incense Music for Living Room』
Brad Mehldau『After Bach II』

Lunch-time~Tea-time 水曜日12:00~16:00

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