バファローズ・ブルーウェーブ合併の総括1
noteを始めた理由の一つに、「バファローズ・ブルーウェーブ合併の総括を誰か書かないかな?17年経ったのだから、『近鉄とファンかわいそう』じゃなくて、全てフラットに扱った総括が書けると思うんだよね」と友達に語ったところ、「君が書けば」と返されました(苦笑)
なので、僕なりに合併の総括を書いていきたいと思います。出来る限りソースは提示したいのですが、当時読んだ記事や書籍がソースになるので、提示したくてもできないこともあります。そこはご容赦願います。
当時僕が疑問に思ったのは、ファンが起こした署名活動で、「近鉄・オリックス合併反対」と言っていたことです。「『プロ野球は親会社だけのものではありません』って言っておいて、なぜ企業名を使う?矛盾しているだろ」と思ったものです。これでは趣旨が違うので、署名運動が成功するわけもないです。
結局楽天が球界参入できて、ライブドアは参入できないのですが、そのときも「一番得をしたのは、金を使うことなく名前を売れたライブドア」という意見があったのも疑問でした。なぜチームを買えた会社よりも、買えなかった会社が得をするのでしょうか?
つまり、ファンが「プロ野球は投資価値のないコンテンツ」と認めてしまったのはどうかということです。これではいくら合併反対を唱えても、説得力がありません。投資価値のないコンテンツを守るための署名運動とはいったいなんなのでしょうね。僕には理解できません。
DeNAが横浜を買収したときも同じような意見が聞かれました。MLBの球団買収は1,000億を超えると聞きます。つまりMLB球団は1.000億以上投じる価値のあるコンテンツということになりますが、対してNPB球団を買収したら物好き扱いされるのを見ると、メジャー志望の選手が増える理由もわかります。どう考えても、粗末な扱いを受けるNPBより、天文学的なお金が動くMLBの方が夢があるじゃないですか。
付け加えますが、先日のバファローズ11連勝のとき、ツィッターのTLでオリックスでは何年以来の大型連勝というツィートが流れたのに対し、近鉄では何年以来の大型連勝というツィートは少なかったというか、書いたのは僕だけでした。「なぜ併記しないのだ、今のバファローズは近鉄も引き継いでいるだろ、あの合併騒動とはなんだったの?」と疑問に感じました。あの頃球団合併を見ていたファンは、もう過去にしたんだろうね。執着しているのは僕だけかもしれない。
ファンの罪の部分については、次回以降も書くつもりです。