アテネ、北京から学ぶ東京五輪野球の戦い方1

 東京五輪でメダルを取れるか、どうかは7/24、7/25の強化試合でほぼわかると思っています。焦点はタイブレークの練習をやるかどうか。例えば1~7回は通常の試合で、8.9回はタイブレークを実施して欲しい。

 北京五輪の強化試合では、タイブレークの練習をしなかったので、「タイブレークの練習をしないで大丈夫なの?」と心配したら、北京五輪では予選リーグのアメリカ戦で、タイブレークに持ち込まれて4-2で負けたので、「やっぱり…」と思えてなりませんでした。

 アメリカ代表を率いたジョンソン監督は「タイブレークはお互い二点取って、取られることを覚悟しないといけないから、三点取らないと優位に立てない」と強攻して三点を狙う戦略を立てたそうです。星野監督はそこまで考えていただろうか。

 星野監督がもし高校野球のように「まず送って二点取る」程度の考えなら、タイブレークを研究したとは言いづらいので、北京五輪では戦う前から負けていたと言っていいでしょう。

 タイブレークを採用している2019年プレミア12から二年弱経っているので、稲葉監督もタイブレークの戦い方は忘れているでしょうし、選手もプレミア12未経験者も含まれているので、改めてタイブレークの戦い方を研究したり、練習した方がいいでしょう。もし強化試合で、バカ正直に普通の試合をしたなら、東京五輪は大丈夫?と心配しますね。


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