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MINI CLUBMAN

4年ほど前、子供が生まれる直前くらいに、軽から乗り換えようと思って車を探していたとき、やっぱり昔からの憧れを捨てきれずに購入しました。

いわゆるファミリーカー的なやつ買わなくていいのか、タントとかのスライドドアが便利なんじゃないかとか、色々な葛藤がありましたが、結局運転する自分がテンションが上がる車がいいんじゃないかと思い、ええいっと購入してしまいました。妻の後押しが決め手でした。


でもさすがにクーパーの3ドアは家族で乗る車じゃないよね、ということで、5ドアよりもさらに大きめのクラブマンをチョイス。クロスオーバーとも迷ったけれど、妻曰く、「クロスオーバーはMINIとは言えない」そうです。

MINIを好きになったきっかけは、親戚からなぜかプラモデルをプレゼントされて(完全に親戚の趣味の押し付けだったのですが)、組み立ててからそのレトロ感と近未来感が同居した見た目の虜になってしまいました。正直僕は車の運転があまり得意ではなくて(車校に通っていた1ヶ月間はトラウマものでした)、車自体も「動きゃいい」くらいの冷めたスタンスだったんだけれど、MINIに出会ってから「この車を運転してみたい」と考えるようになって、気付けば運転自体も得意ではないけれど嫌いではない、といった距離感になっていました。苦手なことを克服するときに、モノとの出会いって大切だ。そういう意味では、よく馬鹿にされがちな「形から入る」というのも実は正攻法なのかもしれません。

ちょっと縦長のダックスフントみたいなスタイル


MINIだけど、クーパーよりもかなりサイズがあって、荷台が観音開きスタイル。後部座席も結構広め。色はアイボリーに黒のツートンカラー。もう見た目がたまりません。ずっと見ていられる。4年乗っているけれど、これよりも素敵な車を僕は知りません。

内装も国産車とは一線を画す仕上がり。
昔のMINIは、中央にタコメーターがあったけれど、今は液晶ディスプレイになっていて、マルチメディアや車のいろんな機能にアクセスできる。
面白いのが、この時期のMINIのディスプレイはタッチパネルではなくて、このリングを回して操作するかなり特殊なインターフェースとなっています。
でも確かに、身を乗り出さなくても操作ができるのは楽なのかも。

車高が低いことによるデメリットがたくさんあって、その最たるものが「チャイルドシート・ベビーシートの付け替えがしんどい」。腰が痛い。子供を抱っこして乗っけるのも大変。長男が自力で登れるようになってちょっと楽にはなりましたが、義両親のダイハツタントにベビーシートを乗せ変えたとき「なんて楽なのかしら・・・」と感動してしまった。腰への負担が段違い。

実は中古購入で、特に意図したわけでなく年式と価格とカラーを考慮した結果、COOPER Sモデルとなりました。2000cc。

正直、街乗りの燃費はなかなかに悪いですが、煩わしい信号のない一直線の道路を走るのはほんっとに気持ちいいです。特に市内から指宿までの海沿いの道は走っていて多幸感に溢れました。ただ、この車のポテンシャルを100%引き出す日は来ない気がする(速度メーターは240㎞まで表示があります)。

あとは、剛性がすごくて壁が分厚い。MINIを運転した後に国産車に乗るとなんか車体が薄く感じて不安になる。最初は「ファミリーカーとしてMINIってどうなんだろう…」と思っていたけれど、風に煽られてもびくともしないこの剛性は家族に安心感を与えてくれました。

この4年で、擦ったり軽くぶつけたりとガチMINIファンからブチ切れられそうなことをしてしまっているけれど、家族との思い出もたくさん詰まっている最高の相棒です。

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