アメリカの大学選びで困っている君へ 「自己分析の大切さ」
僕はアメリカの大学選びにすごく悩みました。この章でも、自分の失敗と成功体験を通して、皆さんにアドバイスを共有できればと思います。また、多くの大学のエッセイにもWhy our univeristyやWhy our school(学部) と聞く大学も多いので迷ったら参考材料にしてみてください。
僕がもう一度大学を選ぶなら自己分析(すなわち自分を知ること)を極力行い、好きだと思える(嫌いな点が少ない)大学を選びます。自己分析を通じて自分の価値観、好き嫌いを知りましょう!人の価値観はみなさんの年齢になるとさほどのことがない限り急に変わりません。これは大学後の人生において就活に限らず必要になってくるので、それを早い段階で行う機会を与えてくれるアメリカの受験制度には感謝ですね。
キャンパスを実際に見て回ることも大事なので、機会がある人はお勧めします。ただ、アメリカは大学の数もとてつもないので、まずは以下の3点で絞ってみてはいかがでしょうか。
『大学の理念・価値観に納得できる大学』
まず、大学の理念をしっかりと読み、自分がその理念や思想、価値観に共感・納得できますか?もしできないのであれば、その理念を持つ学生が集う大学ですので、合わない可能性が高いです。
『満足のできる大学・愛せる大学』
次に、逆算して考えてみましょう。卒業する瞬間「あ〜、満足できる大学だったな。一生誇れる大学だな」と思うには何が必要でしょうか。この大学のおかげで、大学の知名度(ブランド)を得られた?いい友達ができた?やりたい研究ができた?行きたい院に合格した?就職先が決まった?あなたはその大学の何に期待し、どう大学を好きになれますか?
愛校心を持つということは卒業後も母校が好きだということ。その大学に価値を感じていること。一生懸命受験して長い時間と労力を費やした大学を好きになれないのは嫌ですし、とても虚しいですよね。なのでしっかり考えましょう!
『日々の生活や環境が合う大学』
勉強や就活以外の日々の生活や環境も大学によって全然異なります。本当に大学によっては別世界です。僕は一つ目と二つ目の大学でその別世界さを体験しました。キャンパスライフはとても精神的に影響するのでしっかり考えましょう。できるだけ息抜きができて、ストレスを感じない環境がいいと思います。
4年間どんな生活がしたいですか?あちこち行ける都会がいいですか?僻地にある閉鎖されたキャンパスの方がかえって落ち着きますか?小さいリベラルアーツ大学がいいですか。小さい大学は地方の村や集落に似ています。それとも知名度があり全然知らない人とすれ違うキャンパスがある大きい総合大学がいいですか。どちらもいい点と悪い点があり、どちらが好きかはあなた次第です。リベラルアーツ・総合大学はありとあらゆる面で違いますが、一番の違いは環境だと思います。リベラルアーツは高校を大きくした大学のような印象を受けました。総合大学は日本の大きな大学とさほど変わらない気がします。
寒くて憂鬱になりますか?(大きい大学によくある)フラタニティーやソロリティーに入って長期合宿のような環境に身をおきたいですか?勉強だけでなく、遊びもしっかり楽しみたいですか?人種が偏っている大学もありますが、あなたはどんな比率の大学の方がいいですか?留学生が多い大学がいいですか?
僕は外に出たがりで、東京育ちなので、大都市にあって、ザ・アメリカの大学っぽさがある大きい総合大学があっていました。週末は息抜きも含め、車であちこち行って楽しんでいました。おかげで大学の外の世界とも繋がることができ、アメリカの社会問題に目を向けたり、東京とは違った都心になれたりしました。都会にいた僕は日本のスーパー・レストラン、ビーチ、クラブ、ショッピング、おしゃれなカフェ、車好きなので車のイベントなどなど東京でもやりたいこと、ワクワクすることをやっていましたね。
最後に
この全てに答えを出すのは不可能かもしれませんが、少しでもわかる場合はそれにあった大学を選びましょう。完全に自分に合う大学がないことも覚えておきましょう。きっと好きな点がいっぱいある大学でも嫌いな点もあるはずです。また、大学に入って思っていたのと違ったなと思うことも僕は多々ありますが、それも自分をもっと知れた証です。社会人になった時に活かしましょう。
追記:これをやっておけばよかったなぁ〜(出願にも有利)
在学生にアプローチして直接聞きたいことを聞く。それも自分がやりたいことを大学でやっている将来の理想の自分のような在学生にLinkedInなどでdmしてズームか電話できないか聞いてみてください。大学に頼むとやはりその大学が大好きな学生になり、いい点ばかりに偏るので、悪い点があまり見れなくなるかもしれません。このように見ず知らずの人にネットでアプローチをするスキルはこれからの人生でとても役に立つはずです。エッセイでこのように何人も聞いたことは「本気で私たちの大学が好きなんだな」っと大学側に思わせ、他の受験生と差別化が図れます。同時に行動力が身に付き、それもアピールできます。アプローチする人は少ないですし、高校生の皆さんのためにと思ってくれる先輩はいっぱいいるはずです。僕も在学中、何百人の卒業生にアプローチをかけてキャリアの相談をききました。わからないことはそれを経験している経験者に聞きましょう!みなさんがこうして読んでくださっているのもその現れですが、もう一歩踏み込んでみましょう!世界が少しづつ広がります。がんばれ!!