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241027愛知県選手権振り返り

前書き

ここ半年ほどオリエンテーリング大会でGoProを付けて出走し、レースの様子を撮ってYouTubeに上げています。嬉しいことに「見たよ~」という声を会場でいただくこともしばしば。そんな中「参考にしている」「何を見ているのか気になる」といった声もいただいており、「簡易アナリシスを上げたらもっと動画を楽しんでもらえるのかな」と思ったので筆を執ります。(参考になるような良いレースばかりではないですが…)
ほんとはYMMとか使って解説動画みたいなものも作りたいですが、面倒だし時間もないしでまずは簡単にnoteでやってみます。

レース概要

結果など

2024/10/27 愛知県選手権 @岡崎中央総合公園
M23- 3.7km ↑210m 35:22 2位/33人(同コース)
実走距離 4.5km
LapCenter↓
https://mulka2.com/lapcenter/lapcombat2/split-list.jsp?event=8732&file=1&course=1&content=analysis

YouTube↓


目標・作戦など

参加者が少なく愛知県選手権を狙うチャンスだったので頑張って走る。最大の壁は1分後出走のいとしょうさんなので、背中を捉えられないように特に序盤は力を入れる。

各レッグ振り返り


△→2

△→1

プラン:スタート誘導中は1ポの尾根が△の尾根線より1段低いこと認識。鞍部から1ポのある尾根線に乗り換えることまでを△時点で決定。
実行:鞍部から下りめにピークをまきつつ斜面の向きが変わったら(尾根線上に乗ったら)尾根を下る。思ったより低くてやや動揺。
振り返り:鞍部から見て1ポはコンタ3本分低い。序盤で高さの間隔が鈍いこと、中総は藪で視界が悪く地形が見えにくいことから尾根を捉えられずにややもたついてしまった。

1→2

プラン:1ポ時点では東の尾根を見ながら道まで出る、道の向かいの斜面上のどこかであることまで認識。ポスト回りの細かいところは道から外れる時にアタックの動作ついでに読み込み。
実行:やぶかったのもあるが脱出でやや膨らんでしまった。尾根に当てたいから左にずらすのはいいが、コンパスをよく見ていなかったからかずらしすぎてしまった。ミスタイム0:12を計上。

2→7

2→3

プラン:2ポ時点では「とりあえず尾根線を行くけばありそう」というプラン。ひとまずレッグ線方向に進めばいいので脱出で斜面を登りながら中間を読図。レッグ線真ん中手前の尾根はまきながら登って主尾根線に乗ることを決定。
実行:主尾根線までは鞍部も見つつ良い感じにまっすぐ。尾根線が左に曲がるところの小さい沢を見つけてリロケ。次のピーク右手に沢があるイメージでアタック
振り返り:尾根線上の読み込みは甘かったが、とにかく走る作戦だったので気にしすぎないようにして走った。これくらいの情報量で良いのかも。走りながら見かけた小さい沢でリロケできたのは僥倖だったが、気づかなくてもミスにはならなそう。走った甲斐もあってミスタイム-0:13。

3→4

プラン:3ポ時点では尾根線をたどり、レッグ線上の左に大きく曲がるところからまっすぐ沢を横切ってアタックのプラン。尾根たどりで左から回り込むのはやや距離が延びすぎで遅いかも?という認識。
実行:尾根線を離れるところが藪く、実行の難易度も高そうだったので尾根まきルートに変更。まっすぐの方が速かったかなと思いつつ、どこから尾根を外れるかを走りながら読み込み。完全に尾根線をたどってピークからアタックするのは距離・アップ的にも不利と判断して4ポ北西のピークから外れることに。ピークを回り込んでいい感じにアタック。手前の沢の隣ポが近くてビックリした。
振り返り:通常走りながらのプラン変更はあんまりしたくないけど、ミスタイム-0:02だったのでいい判断だったと思う。尾根たどり途中の道が消えているあたりは不要なリロケのために少々もたついてしまった。こういうところでは大きく進行方向だけ抑えてざっくりで走りたい。

4→5

プラン:ほぼコンタリング(1本上)、斜面の向きが変わるところというのを脱出時に読み取った。
実行:プラン通り。5ポ手前の沢が分かりやすかったので特に問題なし。
振り返り:スムーズに動けてミスタイムも-0:04。こういうショートレッグはあんまり得意じゃないけどちゃんとこなせた。

5→6

プラン:5ポ時点ではレッグ線方向に行けばよさそうなことだけ読み取り。脱出しながら小径に乗り、鞍部からアタックすればよさそうと読み取り。
実行:ポストの尾根先の感じがイマイチ現地でつかめずややもたついた。鞍部から見て1本高い位置にあることが読めていなかったか。
振り返り:小径たどり中にもう少しポスト回りを読み込んだ方がよかったか。簡単そうだったので雑に行ってしまった。6→7を読んでいたわけでもないので渋い。

6→7

プラン:6ポ時点では細かいことは尾根をたどりながら読めばいいことまで確認。尾根線が右に曲がったらそのまままっすぐ沢に入るイメージを、脱出しながら読み取った。
実行:ふわっとした理解で走り始めてしまったので尾根走りで少し自信のなさが出ていた。沢に入る手前、地図にない道があるように見えてもたついてしまった。
振り返り:沢に入るところ、もっとシンプルに考えられればよかった。レース全体で言えるがたどる尾根線の向きをあまり把握していなかったことによる自信のなさが、シンプルに行ける場面でのもたつきに繋がっているように感じる。尾根たどりっていうレースが久しぶりだというのもあるかもだけど。


7→11

7→8

プラン:7からはしばらく道走りなので7ポ時点では苦手なエリアにあることだけ認識。ランク3に乗った時点では建物の角から直進するプラン。
実行:建物横の道沿いが藪かったので岩石群まで道を引っ張るルートに変更。林を切る距離が短くなって油断したのか、コンパスをよく振らなかったら東の沢に入ってしまった。8ポ上の沢と勘違いして南下、完全に現ロスしたので東の道でリロケ。道から西に進んだら縁に重なってる建物(?)に出る。藪さ加減的に低い位置と思って登ったらポストを発見。
振り返り:岩石群から補助コンピーク2つを見るルートにするor止まってしっかり直進の動作をするのどちらかが必要だった。植生界を地図で認識していなかったが、これが見えていて現地でもわかれば元の建物からのプランでも行けたと思う。植生界を見るのは地図でも現地でも意識が薄い傾向にあると思う。2:23ミスを計上して明暗を分けてしまった。
1分後スタートのいとしょうさんと同タイミングでパンチ。以後細かくルートは分かれるも最後まで並走状態に。

8→9

プラン:8ポ時点では脱出方向と高さ関係だけを認識。背中を追いつつ細部を読み込み。尾根上の平らな所のやや下を進みたかったが走りにくかったので尾根上に変更。
実行:手前の尾根がこぶっぽく、リロケしようと減速。しかしいとしょうさんに話されるのは得策でないと思い考えることが減るピーク上に移動。9→10をチラ見していたからナビは比較的後手だった。
振り返り:状況的に前に置いて先読みで正解だったと思う。

9→10

プラン:9ポ時点でレッグ線方向に進んで沢底南側を走ればあることまで認識。
実行:プラン通り。いとしょうさんの脱出方向が逸れていたのを横目に捉えたのでペースアップ。円の中心を読みきれておらず円内に入ったタイミングからやや減速してしまったが、ルックアップしたらフラッグを見つけた。
振り返り:引き離すチャンスと判断できたのはよかった。もう少しレッグ線近くを通れると尚よかった。コンパスを見れてはいるが、方向への意識がそこまで強くない感じ。

10→11

プラン:尾根たどり→コンタで着くイメージ。
実行:傾斜変換を目印にコンタを始めればいいことの意識が弱く不安があり、アタックの読み込みが甘くなった。11ポが計曲線で同じ高さと読めておらず、無駄にコンタ1本分登ってしまった。
振り返り:最初の斜面を登る時に地図を読み込む前提で脱出したが、藪くてあまり読めなかった。視野を広げて藪が薄いところを選びたかった。


11→◎

11→12

プラン:レッグ線方向に斜めに尾根を横切ればいいことを11ポ時点で認識。西に延びる尾根の手前側の沢というのは脱出しながら把握。
実行:プラン通り。白いので尾根線超えたら顔を上げて沢っぽい地形を見つけることに集中。スムーズに見つけられた。
振り返り:尾根線よりコンタ1本分程度低いことについてはあまり意識をしていなかった。やや危うさがあったが白いので問題なくアタックできた。見通しが悪かった場合は尾根線上で1回止まった方がいいだろう。

12→13

プラン:12ポ時点ではコンタリングで脱出して尾根線に乗ることを決定。尾根たどりで行けそうだけどできれば手前で切りたいと考えていた。
尾根たどりをしながらアタックを読み込んで、補助コンピークから沢をまきつつアタックするプランに決定。
実行:コンタ方向に脱出。土塁が分かりやすいことは知っていたので安心できた。プラン通り沢をまきつつ下ったが、藪を回避するためのこのプランなのに上の方を走ってしまい藪に突っ込む形に。補助コンピークとポストの高さ関係を見誤った。
振り返り:アタックは岩から直進でよかったと思う。改めて見ると直進でも登り損はほぼない。普段あまり直進をしないタイプだが、ちゃんと選択肢に入れられるようにしたい。藪に揉まれてる間にいとしょうさんに先行されてしまった。

13→14

プラン:レッグ線方向に脱出。沢を渡って道に乗る。沢の向きに注意。
実行:脱出はいとしょうさんについていく形に。やや方向がズレた?隙に先行。ワンチャンスに賭けてペースアップ。
振り返り:逆転を狙うならついて行かずに西に脱出して道を頑張るのも手だったか?けどその判断をする余裕はなかった。

14→◎

実行:誘導テープが無かった?下の道のつもりでいたが高い位置に東海トリムが見えて上の道と勘違い。少し進んでしまったが流石に違うと正しい道に。振り返り:このミスがなくても順位に変動はないのでまあよし。

総括

・いつもより出力を上げて走ったのでキツかった気がする。
・走ることを意識しつつも地図を読んでいる時間もいつもより多かった気がする。全体的な読み込みは浅いが、過不足のないちょうどいい量だったと思う。
・ミスって追いつかれてからのチェイシングは楽しかった。いい経験になった。
・脱出で膨らみがちかも。コンパスを見てはいるので大きくはズレていないが、もっと強く方向を意識した方がよさそう。
・最近「攻めた走り」をしていなかったので良い刺激になった。
・男川駅から会場まで走った(4.8km↑180m)が、その疲れはレースに影響なかったと思う。荷物が無い分むしろ体が軽かったかも?

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