さーて、今週のヒサコさんは?親を施設に預ける時のチェックシート
25日目
はーい、nakagawaiineです。
秋めいてきましたね。昨日、高尾山に登ってきました
さて、前回の続きで、親を介護施設に預けるタイミングについてのチェックシートです。
1、親の希望を聞いたことがあるか YES、 NO
2、親は在宅向きと思うか、施設向きと思うか 在宅向き、施設向き
3、その施設は親に向いていると本当に思えるのか
とても向いている、あまり向いていない、仕方なく
4、親が一番楽しく暮らせる環境は何か (ご自由に)
5、親が生活の中で一番喜ぶことは何か (ご自由に)
6、親が生活の中で一番安心している顔を見せるのはどういう時か
(ご自由に)
7、親の病状や状況に合っているのは、在宅か、施設か 在宅、施設
8、「5、6」の状態を在宅でかなえるためにはどうしたらよいか
9、「5、6」の状態を施設でかなえるにはどうしたらよいか
10.「8.9」を検討した上で、費用的にはどちらを選ぶのが良いか
私の場合、
1、NO:過去記事にも書きましたが、老々介護で関西に住んでいた両親。認知症の母を介護していた父が骨折で入院した時から、老々介護は崩壊し、母親を緊急でショートスティに避難。父が亡くなり、母を、認知症だし、
一人暮らしは無理だろうと、有料老人ホームへ。
母は、火の元の管理がおぼつかず、薬の管理や健康管理も難しく、娘は遠距離(東京)にいる為、母に相談するまでもなく私と妹の総意で入居となりました。
その後、コロナの折、人に接触しないよう、施設の個室に外から鍵がかけられた頃から、不安からか、暴言、妄想、暴行が増え、ホームを追い出され、精神病院への入院を勧められましたが、珍道中があり(過去記事参照)、なし崩しに認知症、91歳、一人暮らしが始まりました
2、在宅向き:母は、まず社交性がなく、自分のペースで好きにしたい人。人から命令されるのを好まず、いい意味で認知症ではあるが自立心が強い。
窓が5センチしか開かない、フロアのドアが開かない、となりの部屋の人のところに自由に遊びに行けないのは不自由だったようです
(徐々に慣れましたが)
(母は、私が送ったお饅頭を、全員の部屋に配りに行き、糖尿病の人にも渡したことがあり、大目玉をくらった)
また、施設でも、入居者の派閥のようなものがあり、いじめるような人も
いる。母は立ち向かっていくので、敵も何人かいたようです
あと、施設のスタッフとの相性もあまりよくなかった(施設の人が表面的ではいはいと言いながら、いつも何もやってくれないと言っていた)
→これは、母側の言い分です
3、仕方なく ある日突然、父が入院し、一人暮らしができない母を緊急にショートスティに。実家から近いところをケアマネに紹介してもらった。
その時、空いていた施設に入居。
結構多くの人が、そうなのでは? 早くから、十分下見をして、準備して大変満足いく施設を決めている家族は少ないと思います
どのタイミングで必要になるのか、親がどのような状況になると入るのかどのようなサービスを求めるのか、準備は出来ていないと思います
施設の下見は出来ていなくても、それまでに信頼できるケアマネさんを探しておく(親が重度の介護状態になくても、要支援の状態でも担当はついてもらえる)のが、相談もできるので良いと思います。一人で、知識もなく、施設を選ぶのはかなり厳しいです
4,5、自分の事を自分のペースでできる今までの生活の延長線。
娘や孫と会える環境
母にとって「自立」「自由」というのは、一つのキーワードかもしれません。施設で、他の入居者と一緒くたに、赤ちゃん扱いされたり、お遊戯を強制されるイベントには参加しませんでした
子供や孫や、もっと言えば、他人のお子さんでも子供を見た時の母が、一番
瞳が輝くのですが、子供や孫に自由に会えない、他の子供(実はこの施設は
隣の幼稚園生と月1回会えるというので、申し込んだのですが、コロナもあり 3年間のうち、1回も実現しませんでした)にも会えない
6、自分のペースで暮らすこと
規則正しく、自分のペース、ルールで暮らしていること。お米を研いだ水や果物の皮は、庭の植木にかける → カラスが来て困りましたが
好きなおやつを食べながら、NHKのうたコンを見ている時が一番幸せそうです 。「歌」、「子供」、「笑い」がある番組を見ている母は笑顔になります
7,在宅:母は、まだ歩ける、一人で着替えることができる、一人でトイレに行ける
今が何月か、暑いのか寒いのか、薬の管理もできない。買い物もいけない、お金の管理もできないが、一人でまだ自分のことができます
8、見守りカメラ”tapo”を2台設置した、
ガスを止めた、
ヘルパーさんに毎日20分程度来てもらう
実家は関西、娘は東京と遠距離の為、家に2か所見守りカメラを。
その前には、セコムやアルソックなどいろんなサービスも検討しましたが、
一番安いのに親の状況が手に取るように分かり、表情まで見える「見守りカメラ」がベストチョイスだと思います
施設にいる時に、よく、母は今、元気なのか、楽しいのかと、夜中に不安で目が覚めることがありましたが、今はその表情を見れば、考えていること、不足していることが分かり、遠距離からさりげなくサポートしています(テレビのリモコンがつかないみたい、おなかが痛いようだなど)
また、母は料理をしますが、火をつけたことを忘れてしまうので、不便ですが、火事を起こさないため、ガスを止めて、全て電気ポットた電子レンジで対応しています
また、防犯の為、家には、お金は2000円ほどしか置いていません。遠距離の、東京で管理しています
9,今後施設へ入るときは、歩けない、トイレに行けない時か
いよいよその時が来た時は、ケアマネやヘルパーさん、理学療法士、訪問看護、医師と相談し、入居してもらうかもしれません。好きな在宅を続ける気なら、手すりにへばりついてでも、最後まで自分で歩いてトイレに行ってねとは母に言っています
10、費用的には、有料老人ホーム入居時の個人負担は、月、27万円ほど。
今は、1か月にヘルバーさん、理学療法士、訪問看護師、医師、薬剤師に支払う合計は、保険を適用(1割負担)して、合計7万円位です(食材費4万円を含む)
結論;
私の場合は、母を施設に入居させるのが、早すぎました。
認知症ではありますが、歩けて、意思がはっきりしていて、社交性がない母。その希望も聞かず緊急避難させたのは早すぎました
遠距離で、家族が、認知症の親を診れるわけないという決めつけと焦りもありました
それが、今では、認知症の一人暮らしでも、技術の進歩もあり、見守りカメラや近隣のアベンジャーズ(過去記事参照)の手を借りて、母に出来ることはしてもらい、出来ないことは家族や人に助けてもらいながら意外に生活ができるものです(価値観を一度、変える必要があります)
では、どうしたらできるのか?
在宅と決めたからには、危険や障害は取り除く
うちの場合、火の元はガスを止める、
防犯は、カメラを見る、
突発な緊急事態は、近隣のアベンジャーズさんに連絡する
親が妄想で大声で叫んでいたりする場合は、ベテランのヘルパーさん他の意見を聞く
そして、施設には施設のプロがいらっしゃるので
今後、お世話になることもあると思います
その際の施設選びのポイントは、
設備やスタッフの説明、雰囲気だけでなく、
見るべき(チェックすべき)は、他の入居者の状況(重度の人ばかりかなど)を見るのと、「表情」だと思います
私も父の施設、母の施設の下見で、グループホームから、老健やサ高住、有料老人ホーム等、大手や地元の小さいところまで、15件ほど見ましたが
大手のチェーンで、施設は立派でも、
入居者の目が死んでいて、
つまらなそうなところ、
スタッフがとても偉そうで、
入居者を見下している
施設もいくつか見ました
預ける側の家族からすれば、見えない部分も沢山あり、家族とすれば、預けてしまえば一時的に、安心かもしれません。施設の中で、預けられたご本人に何人か聞いてみると、皆さん、「子供が仕事や家族のことで大変なので、
私は迷惑かけられないから、ここに来るしかないのよー」とおっしゃっていました。中には、社交的で、施設が好きな人もいるとは思います
本人の楽しそうな顔がどちらだと見れるのか、どうしたら障害を取り除けるのかを真剣に考え、家族にも負担がない介護を考えた場合、私は、見守りカメラを選びました
これは、遠距離だけでなく、昼間は働いていて、親を見れない人や、
近所に住んでいるけど、週1回くらいしか様子を見に行けない家族にもピッタリで私の周りにも、勧めまくったおかげで、少しづつ利用が増えています
こんな方法があったんだ、簡単!とよく言われます
どうか、本人にも、家族にも負担が少なく、楽しいことも増える この方法がもっと広がるまで、私は、カメラ会社の回し者ではありませんが普及活動をしていきます
ただし、過去記事に書きましたが、カメラはちらっと様子を見るもので、
監視用に使わないように
在宅の母、楽しそうです
寒くなり、白ブラウスに赤いベストを着ています
何回押し入れに隠しても、いつもキンチョールが傍らに!
施設を追い出された時は、精神病院行をすすめられました
顔つきが違います。
あのまま、施設で、間違った薬(アリセプト)を処方され続けていたら今の生活はないかと思います ※過去記事参照ください
私が愛用しているのは、見守りカメラtapo。Amazonで、3600円位です
どうぞ、皆さまの介護生活が少しでも負担がなくなりますように
#認知症
#見守りカメラ