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1.12.2シングル環境でMODブロックを//rotate可能にする
Conquest Reforged、cocricot、MiniaTuriaなど1.12.2には色んな建築系MOD
があります。しかし、1.7.10から建築してきた人は
「あれ?//rotateとか//flip効かないの?」
と真っ先に思うはずです。
それもそのはずで、1.7.10はメタブロックによってブロックの種類を表現
しているんですが1.12.2はメタブロックが廃止されました。その代わりに
MODでブロックを拡張することでブロック表現の幅が広がっているのです。
ですがWorldEditは基本バニラブロックまでしか//rotate、//flip対応していません。大規模建築したいってときに反対側も同じ形を作るのは面倒です...
そんな時、ちかげさんという方が1.12.2でもこれらを対応することができる!という記事を出してくれました( ;∀;)カンゲキ
ForgeUtilsなどの使い方は上記のサイトに書いてあるので割愛します
ですがこの記事は主にサーバー向けです。サーバーで対応させたいーって人はちかげさんの記事を見てください。内容が重複するのでこちらでは解説しません
話は戻って、これだとそのままの形ではシングルでは使えません!(自鯖を作ってそこに入るのも手だけど…)
なので今回はシングルでもこの方法を適応させる手順を解説します!
注意点:ちかげさんのブログ内でも書かれてますが本来サーバー向けなので通常のワールドでは正しく動作しない可能性があります。
うまく動作しないブロックがあったら一度サーバーを立てて確認したうえで報告なさってください。(迷惑・トラブルの原因になるので...)
シングルでの実施はあくまで自己責任でお願いします。
それを理解した上で本記事を読み進めていってください。
ここから本編です♪
1.用意するもの
・1.12.2環境のMinecraftForge
・WorldEdit
・FastAsyncWorldEdit (以下FAWE)
・ForgeUtils-for-MiniaTuria(ちかげさん作)
2.各ダウンロード手順
・1.12.2環境のMinecraftForge
これは説明しなくてもよさそうw ビルド番号はお好きなものを入れてください。
2021年12月10日にJavaの脆弱性が発表されたので入れるビルドはなるべく最新版の方がおすすめです。
・WorldEdit
1.12.2なので対応するバージョンを入れてください
ダウンロードはこちらから
・FAWE
色んなバージョンがあって迷いますがこちらのサイトに飛んで赤文字の下のSelect Versionから『Forge1.12』を選んでDownload FAWE (Latest Release Build)を押せばダウンロード開始されます
後curseforgeの方ではないのでそこだけ注意
![スクリーンショット 2021-09-11 122017](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60948566/picture_pc_5ba96971be4ce8d740d5d688dc7937cb.png?width=1200)
・ForgeUtils-for-MiniaTuria
こちらはちかげさんのブログからダウンロードしてください
3.手順
1.WorldEdit、FAWE、ForgeUtils-for-MiniaTuriaとrotate対応させたい
ブロックを含むMODをmodファイルに入れます
対応させるのはMiniaTuriaです(cocricotは複雑なので後記)
今回は構成ファイル名を1.12.2にしたので1.12.2配下のmodフォルダですね
![スクリーンショット 2021-09-11 115309](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60946585/picture_pc_3848b9980464a178ebf738613a62a729.png?width=1200)
2.次にMinecraft Launcherに移動し起動構成(メモリ割り当てとかするとこ)に移動し一番下のJVM引数の欄に「-Denginehub.dumpblocks=true」を追加します。trueと-Xmxの間に半角スペースを入れるの忘れないで下さい
![スクリーンショット 2021-08-29 004213](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60948170/picture_pc_3867e9f5239db37a14b0c8f41f746dc7.png?width=1200)
3.その後はいつも通り、プレイで起動、rotateしたいワールド(動画内ではワールド1)を選択し、ワールドに入った瞬間にextrablocks.jsonというものが構成ファイル(今回は1.12.2フォルダ内)に出力されます。これをconfig\FastAsyncWorldEditフォルダに同名のJSONファイルがあるのでさっき出力されたものを貼り付け、上書き保存します。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60978590/picture_pc_f504492f08ae93c18096c20dd0aff1c8.gif?width=1200)
これで再度ワールドに入ればrotate、flip出来るはずです!
4.他のワールドでもrotateできるようにする
上記の方法だと選択したワールド(今回はワールド1)でしかrotateできません。試しに他のワールドを作って入ってみてください、おそらくrotateできないはずです。
これは何が起こってるかというとワールドごとに割り振られているブロックIDが変わるからです。この現象はMODによりけりなのですがMiniaTuriaはIDが変わってしまう系のMODです...
これを解決するにはワールドを変更するごとにextrablocks.jsonを書き換えなければいけません。
先ほどと同様にrotateしたいワールド(上の動画ではワールド2)に入るとextrablocks.jsonがワールド2用に更新されるので再度貼り付け直しをすれば
ワールド2でrotate出来るようになります!
つまり対応させたいワールドで出力されたものをその都度更新してあげるってことですね。
それと対応させたワールド以外はrotateできないことも覚えておきましょう
5.cocricotなどの対応の仕方
【追記:2021年11月23日】ちかげさんがcocricotでも動くFAWEを開発してくださいました!以下のリンクからちかげさんのブログへ飛んでFAWEをDLし、上記の方法の通りに進めてもらえばこれから説明する内容のことはしなくて大丈夫です。
冒頭に「cocricotは複雑なので後記」と言いました、これについて少し。
上記の方法ではcocricotはrotate出来ないはずです。正確にはID番号4095まではrotate出来ます。
(ID番号はextrablocks.jsonをメモ帳で開き、Ctrl+Endで最終行に行った後少し上にスクロールして"legacyId"という項目を見つけます。その横にある数字が最終ブロックIDです)
この現象は最終ブロックIDが4096以上だと起こるので代表的な建築MODのcocricotを挙げさせてもらいました。
これはFAWEが4095番までしか認識できないから起きる現象です。
cocricotはJEIDsを使ってブロック数を拡張していますが、FAWE側からは4095番以降はブロックが無いと判断されます。
一方WorldEditはなぜか4095番以降も認識してくれるので、今度はWorldEdit
単体でrotateする方法を解説します。
6.WorldEdit単体でrotateする方法
注意:これはMOD自体を改変する行為になります。元々備わっている機能ではないので動作不良を起こす可能性があります。あくまで実施は自己責任でお願いします。
まずFAWEは入れません。入れると対応しなくなります。
次に3.手順の2まで進めます。つまりForgeUtilsを使うところまでは同じです。
そしてここからが少し難しいです。
まず7-ZipというソフトをDLします。→DLサイト
7-Zipとはzipファイルを解凍せずに編集できるフリーソフトです。
今回はjarファイルを編集しますがzipファイルの仲間みたいなものなので大丈夫です。
DLしたらmodフォルダ内のForge版WorldEditをリネームします。(名前が同じだと改造したものか紛らわしいので)今回はcocricot用なのでFor cocricotとかの文字を足してください。
次にリネームしたjarファイルを右クリック→7-Zip→開くの順で開きます。
![スクリーンショット 2021-09-11 214000](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60985473/picture_pc_f97b1ad726e71f1557b760dd9b9a939f.png?width=1200)
開いたらcom→sk89q→worldedit→world→registryの順に進みblocks.jsonを見つけます。見つけたら開いてください。
![スクリーンショット 2021-09-11 214727](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60985829/picture_pc_88737069388d8c07de8fdeac3bcdfea9.png?width=1200)
そしたらblocks.jsonの中身を全部消します。消し方はCtrl+Aを押した後DeleteキーもしくはBackSpase。
消したらblocks.jsonは開いたままにしてください。
次にForgeUtilsが出力したextrablocks.jsonが構成フォルダにあるので開きます。開いたら全部コピーします。全コピーはCtrl+Aを押してCtrl+C。
そしたら、コピーしたものを開いたままにしておいたblock.jsonに貼り付けます。
![スクリーンショット 2021-09-11 220702](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60987778/picture_pc_03ef5e2eb4adb38c134b5c8b0d44c74c.png?width=1200)
貼り付けたら閉じるボタンを押し保存の確認が出るのでOKをクリック
7-Zipからも確認が来るのでOKを。あとは7-Zipも閉じていつも通りMinecraftを起動すればrotate対応です!
~ワールドを変えたらまた書き換えしなきゃいけない?~
MiniaTuriaに関してはそうでした。ですがcocricotは私の環境ではワールドを変えてもIDがずれなかったので更新しなくても多分大丈夫です。
もしrotate出来ないようであればワールド変えるごとに更新してください。
あと当たり前ですけど他の構成で改造したmod転用しないでくださいねw
7.おわりに
長々とお付き合いいただきありがとうございました(*‘ω‘ *)オツカレサマ
自分は1.12.2から建築を始めたのですが始めた当初、なんでWE解説にはrotateできるって書いてあるのにできないんだろってずっともやもやしてました。
分からないところがあったら私のTwitterのDMで聞いてくださいね♪
そしてForgeUtilsの製作者様であるEngineHub様、MiniaTuria用にフォーク
してくださった ちかげ様(Twitterリンク)に最大の感謝を申し上げます。