味仙の台湾ラーメン
台湾ラーメンはお好きですか?
私は大好きです。
私が台湾ラーメンに出会い、その美味しさに衝撃を受けたのは、今からもう10年以上前のこと。
その頃まだ20代で、ビジュアル系やメタル系のインディーズバンドに夢中だった私は、地元関西以外でのライブにも頻繁に遠征していた。
遠征するときの楽しみと言えばグルメ。
その街でしか味わえない美味しい食べ物のリサーチは欠かせない。
ネットで探した情報はハズレなことも多い中、便りになるのが年中ツアーで日本各地の美味しいものを食べているバンドマン達のクチコミ。
特に多くのバンドマンに絶賛されていたのが、名古屋の台湾料理店「味仙(みせん)」の台湾ラーメンだ。
ネットで画像を検索すると、唐辛子がこれでもかというほど散りばめられている。
唐辛子が大好きな私は、一瞬でそのビジュアルに夢中になった。
唐辛子好きは味覚音痴だなんて話もあるが、辛さの中にも旨味がある唐辛子は料理の味を引き立てるばかりでなく、主役にすらなれる存在だ。
それから台湾ラーメンを食べることを夢見て数ヵ月後、ついに名古屋への遠征が決定。
ライブ後の興奮冷めやらぬ状態で矢場町にある「味仙」へなだれ込み、待望の「台湾ラーメン」を注文した。
こぶりな丼に麺が隠れるほどのニンニク、唐辛子、ニラ。
麺は中細ストレート。
スープは醤油系で透明。
一口食べて咀嚼するまでに「美味しい!」が頭を駆け抜けた。
スープがとにかく美味しい。旨みがしっかりあり、大量のニンニクと唐辛子のパンチにも負けない。でも辛い。とにかく辛い。でもうまい!
食べ終わるまで辛いうまいを繰り返し、その日から完全に虜になったのである。
思い出して文章にするだけで猛烈に食べたくなる名古屋グルメ。唐辛子愛好家の皆さまにおすすめです。
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