You Raise Me Upアレンジの元ネタ楽曲
3曲あります。
Endless Rain(X Japan)
Departures(デーモン閣下カヴァー版)
マリーゴールド(あいみょん)
これらを参考にして出来上がったのがこれです。
では何をどう参考にしたのかを説明していきましょう。
Endless Rain
「曲の展開」を参考にしました。
ピアノ伴奏で静かに始まり、楽器が徐々に加わり、盛り上がって、最後は静かに消えていく。
この流れです。Endless Rainに限らずヘヴィメタルバンドがバラードを作ると大体こういう様式に収まることが多いですね。
Departures
参考にしたのはサビで盛り上がるところの「エレキギターのコード弾き」です。
デーモン閣下版というのがマニアック。
小節の頭に1回ピッキングした後は全音符で流すやり方です。こういう技術的な難易度が低い手法でも、こういったバラード曲には有効なことが多いですね。
マリーゴールド
上二つがヘヴィメタルなのに、急にイマドキになりました。
この曲は「背景に流れるパターン」を参考にしました。マリーゴールドをよく聞くと、全曲を通してキーボードがうっすらノスタルジックなロングトーンの和音を流しています。
この和音のパターンというのがほぼワンパターンなんです。これの効果というのが「曲の雰囲気を作る」ことなんですね。
You Raise Me Upでは前奏が終わった後から最後の一つ前の小節まで同じパターンの和音をうっすら乗せています。マリーゴールドはノスタルジックですが、You Raise Me Upは極地域のオーロラのような雰囲気の音にしています。
まとめ
楽曲というのは何かと「オリジナリティ」が大事という人が多いです。
他の芸術にも言えることですが「とにかく突飛なこと」をすれば良いわけでなくて、よくあるパターンを押さえた上でそういうことをやる必要があります。
「芸術的ですね」っていう感想を聞いたら、それは「感覚的でよくわかりませんね」という意味ですから。