スタッフブログ#2（ナガタ）

ご無沙汰しております。
うさぎのみみっく！！のプロデューサー兼、マネジャー兼、社長兼、雑用のナガタと申します。

前回、年末のブログでは、うさぎのみみっく！！（以下、うさみみ！！）の活動の歴史について話しましたので、今回は「うさみみ！！のルーツ」について話していこうかと思います。

まず、うさみみ！！を語るには、ナガタの音楽遍歴みたいな部分から話さなければいけないと思います。

ナガタは小中学生の時は、今の姿から想像できないかもしれませんが、勉強大好きな明るい少年で、成績優秀でクラスの中心、学級委員長を務めながら習い事の空手では全国大会の上位常連という、我ながら非の打ち所がない完璧超人でした。
俺の大好きなおばあちゃんが「若い頃、お金なくて大学行けなかった」みたいな話を泣きながらしていたのを、子供自体の朧げな記憶ながら今でも印象深く覚えてます。
中学生当時の自分は「絶対東大に行くんだ」と漠然と考えていて、凝り性なのもあって毎日１０時間以上勉強していました。
勉強ができるのに教師の思うように言うことを聞かない生徒だったのもあり、中学校１年生の時から教師からのイジメを受け、中学２年生から卒業まで不登校だったのですが、勉強は継続しており毎日塾で勉強してました。

しかしそれは、ギターに出会うまでの話でした・・・。

中学校３年生の時、BUMP OF CHICKEN・Janne Da Arc・L'Arc〜en〜Cielなどの当時ブイブイ言わせてたバンドに興味を持ち、ドラムをやりたいと言い始めました。
日本の住環境でドラムを始めるハードルはとても高くて、とりあえず何か音楽をやってみたいということで、実家にあった親父の大学時代に使っていたアコギを触り始め、すぐに貯めたお小遣いでエレキギターを買いました。
白のレスポールカスタムだったかな。

そこから前述の凝り性が発症してしまい、毎日１２時間の練習ノルマを自分に課すようになりました。
受験が決まっていたそこそこの偏差値の進学校の受験も試験当日にすっぽかしました。
先生ブチギレてたな、その節はごめんなさいでした。
その後は結局、周囲に説得され通信制高校に進学しました。

「俺はギターで神になる！」と言い放ち、初心者なのにマイケルアンジェロの速弾きとかに手を出してました。(無事挫折しましたが)

高校時代は同級生や学校の先輩、はたまたその先輩の先輩たちとバンドを組み、しごきあげて育ててもらいました。
狂気の練習時間の甲斐もあって、俺のギターの腕は同世代の中ではちょっとしたものでした。

そんな順風満帆(？)なバンドマンライフを送る中、当時付き合っていた恋人が、ニットのカーディガンを着たまま俺にハグをしてきた際、ニットがピアスに引っかかり、耳たぶが裂け、裂けた中にピアスのキャッチが埋まり、それに気づかずそのまま癒合するという事件が起きます。
耳たぶの中にピアスが埋まったまま、体内に取り込まれてしまったのです。
気づいた時には自力で取り出すことができず、病院でメスで切開して摘出してもらいました。

それが原因で、俺はニッケルとコバルトの金属アレルギーになりました。

ギターをやったことある人ならわかると思いますが、エレキギターのパーツのニッケルが占める割合はかなりのものです。
俺はエレキギターを弾く度に指が汗疱状湿疹まみれになり、それが破れては血まみれになりを繰り返すようになり、人生を捧げる予定だったはずのギターが殆ど触れなくなってしまいました。

そんな時、パンクロックに出会いました。
Sex PistolsやDamnedです。

簡単でかっこよくて、あんまり練習できなくなってしまった俺でも、テクニック以外の部分で勝負できる音楽を見つけた！と思いました。
その日からギターの練習はやめて、「ギターを持った時にどうやったらかっこよく見えるか」だけを考えるようになりました。
ライブの中で暴力を振るうようになりました。楽器を投げるようになりました。私生活も反社会的になりました。
その方が「なんかパンクっぽくてかっこいいから」です。

パンクロッカーは何者にも従ってはいけない。地球の重力にさえも。
俺はその日から、髪の毛とか服とかをトゲトゲにしたりして、重力に逆らわせることにしました。

そして、パンクとアイドルの類似性はかなり高いと思います。

２０歳の頃、私立恵比寿中学の「大人はわかってくれない」を聞いた時、全身に衝撃が走りました。
大人に管理されたティーンの女の子が「大人はわかってくれない」という内容の歌詞を大人に歌わせられている。
(誤解を招いたら本当にすみません。悪意はないです。本当に好きな曲です。)
ピストルズとマルコムマクラーレンの構図ですね(誤解を招いたらすみません。)
パンクそのものだと思いました。

自分語りが長くなってしまいましたが、これが、今のうさみみ！！のルーツです。

何が？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？

となった方が多いと思いますが、この記事を読んで、その延長線上にうさみみ！！のステージがある事に気づけない方は、まだ本質が分かっていないです。
ここまでの内容から汲み取ってください。
考えるのではなくて、感じてください。

それができた時、あなたはパンクロッカーへの第一歩を踏み出せるのです。

ナガタ