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行きはよいよい帰りは......
私は、重度の方向音痴である。
ある時は、近所を散歩していて、自宅に帰れなくなり、通りすがりの人に最寄りの駅を訪ねて、なんとか帰ったということもある。さすがに自宅の住所を赤の他人に知られるわけにもいかないので、我ながら機転を利かせた思っている。
またある時は、仕事関係で何度も訪れている外苑前のオフィスから、青山一丁目に向かったはずが、着いてみたら、表参道だったこともある。行きは、青山一丁目から外苑前にたどりつけたが、帰りは外苑前から青山一丁目に戻れなかったという不思議。行きであったならば、完全に遅刻。アウトである。
方向音痴をもってすると、何度も行ったことがあるからといって、その次に、すんなりたどり着けるとは限らないのである。
そんな悩みもスマホとGoogle Mapの普及で、ずいぶんと解消された。
ときに、Google Mapの反応が遅くて、だいぶ歩いてしまってから、目的地から遠ざかっているのに気づいて、愕然とすることもある。しかし、それは稀なことだし、それでも着いてから反対方向だったと気づいた昔に比べれば、傷は浅いというもの。
ただ、Google Mapの守備範囲の外においては、相変わらず、方向音痴に悩まされている。私の方向音痴は、電車の方面の把握においても発揮されてしまうのだ。
定期的に電車で通っている場所があって、行きの乗り換えは、100戦100勝なのだが、帰りはどうも五分五分程度の勝敗。
気がづくと、反対方向の電車に乗っていて、また、戻って乗り換えのしなおしをしたり、ひどいときは、地下鉄同士の乗り換えなのに、JRの改札に入ってしまって、パニック!!
もうお手上げ、私には解決できません!となったとき、毎回、優しく手を差し伸べてくれる駅員さんには、感謝感謝なのである。
どうも、私は帰りに弱いタイプの方向音痴みたいです。