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Kemocon17に参加してきました。

このたび、表題にあります「Kemocon17」というイベントに参加してきましたので、そこで体験したこと、感じたこと、自分がここに書いておきたいこと……色々とお話ししようと思います。(中の人の話も度々出てくるのでご注意ください)


参加するまでの背景

まずはこのKemoconというイベントですが、年に1回開催されるケモノ系イベント(参加してみたところ、着ぐるみのグリーティングが中心の催し物と感じました)でして、今年2024年は静岡県御殿場市で11/8(金)~10(日)の開催でした。 私はまだ参加したことのないイベントでありましたが、「Kemonova*¹」にてこのイベントを知り、開催地も比較的近かったため参加しようと決意を固めました。
ただ、Kemocon参加するにあたって着ぐるみ着用時アテンドをつけないといけない所がありました。そのため、開催情報が公開された後すぐに某知り合いの方へ参加をお尋ねし、その方と2人で参加する予定を立てました。また、金曜日からの開催ということでその日は有給を取得し*²、土曜日はゆったりと動けるようにしました。……会場のホテル予約、大変だったなあ(遠い目)。すぐ満室になったようです。参加者も去年から倍増したという話も伺い、ケモノ層の盛況ぶりを間接的に感じた次第でした。

事前準備

会場が比較的近いと先述したものの、自宅から会場まで4時間ほどかかります。自分とアテンドの人が各々会場へ行くよりか、自家用車で乗り合わせていこうという結論になったのですが――。自分の車もアテンドさんの車も軽自動車なんです。二人の荷物を載せて軽自動車で4時間の運転はなかなか堪えるものになるのではないかと危惧しておりましたが、アテンドさんが現地までの運転をしてくれることとなり、私はそれにあやかることにしました。本当にありがとうございます。
着ぐるみの荷物の取りまとめはイベント当日一週間前に終わらせて、すぐ出発できるようにしたのに加え、着ぐるみさんに出会ったら渡すためのグッズを用意します。今回のKemocon17は、こちらの品をお渡ししました(こちらで話していたグッズです)。

意思表示缶バッジ。左上から「ハグOK」「写真アップロードOK」「会話NG」「名刺交換OK」「名刺交換NG」「撮影OK」「ハグNG」です。上記写真のもののほか2種類を同梱しています。

イベント参加に先立ち、着ぐるみというしゃべれない立場からこのような表示を身につけてもいいのではないかと思い、試しに作ってみたものです。イベント準備において、このバッジの梱包が一番時間がかかったと思います。積極的に使ってもらえると嬉しいです。

当日の動きとその感想

金曜日夕刻ごろホテルに到着し、会場を下見します。今回お泊りした宿は「スローハウスヴィラ」になります。一部屋が独立した建物となっており、中も広々と使えてとても良かったです。

スローハウスヴィラの外観。

会場の第一印象としては、イルミネーションが綺麗でいろんな場所で撮影してみたいと思える場所でした。ただ、こんなに輝かしく美しい装飾を見ると、「これ、休日は一般客で激混みするのでは……」という不安と、「夜間撮影で電飾のコントラストを考えると、撮影条件が結構厳しいような気がする*³」という心配も感じました。実際そうでして、土曜日の夜間になると一般のお客さんと着ぐるみの参加者でイルミネーションの通路が混雑し、滞留が発生していたりもしていました。こういう場所では立ち止まったり撮影したりせず、周囲に迷惑をかけないように気をつけたいところです。

会場「時之栖」のイルミネーション。美しいゆえに人も多いです。

そして、参加する催し物をある程度決め、アテンドさんと一緒に会場内のレストランで食事をすることに。

見ての通り、焼肉です。

とても美味しゅうございました。やっぱりお出かけ先は美味しいものを食べたいですよね。こちらの焼肉店、すごくオススメです。他の飲食店も気になりましたが、それは今後にとっておきます。
食後は宿泊者専用の大浴場に向かいましたが、いろいろな湯船がありこちらも満足です。Kemoconを抜きにしてもまた行きたい施設だと感じました。

翌日。この日に参加したのはパレード・集合写真と「ケモ婚*⁴」という企画です。パレードの時間まで余裕があったため、日中の撮影はこのタイミングで行います。

いつの間にか撮られていたらぱんの臀部。ゼンマイがついています。

Kemocon参加者だけでなく一般の方からもお声掛け頂き、とてもありがたかったです。場所が静岡県御殿場市ということで、富士山が見えるスポットもあったのですが――。

はい、見事に雲がかかっていますね。

富士山はちょっとご機嫌が斜めだったようです。らぱんに嫉妬したということにしておきましょう。ほかにも色々な方から撮影されたり一緒に撮ってくださったりしましたが、ここでは割愛させて頂きます。
続いてはパレードの様子。

あいも変わらずらぱんはカメラ目線です。

それからサッカーグラウンドに集まって集合写真です。この時ドローンも飛んだようなので、どのような映像になっているかとても楽しみです。

集合写真撮影まで座位姿勢で待機するうさ美らぱん。
グラウンドの観客席に向かって、皆が思い思いにポージングします。

撮影が終了した後は宿泊施設へ戻って休憩し、今度は「ケモ婚」に参列します。今回は6組のカップルが挙式されました。厳かに行われるこの企画の新郎新婦に対し、私は羨望の念を禁じえませんでした。

ケモ婚ブーケトスの瞬間。
そして2つもブーケを獲得するうさ美らぱん。1つは近くの方にお渡ししました。
そこまで私は強欲ではありません、決して。

その後は日没まで待機し、イルミネーションの夜間撮影をします。今回は2種類の衣装で臨みました。詳細は次のセクションをご覧くださればと思います。

イルミネーションの光でピンク色に染まるうさ美らぱん。

様々なイルミネーションを背景にした撮影は、あっという間に時間が過ぎ、夕食時間という拘束がなければいつまでも撮影されたい思いでした。
当日の大まかな流れはこのような感じでした。

うさ美らぱんの衣装

ここからは、今回私がお披露目した衣装について紹介します。Kemocon17では、3種類の衣装を着用しました。実はというと、着ぐるみ勢の方から「この衣装、どこで見つけたんですか?!」と言われることが幾度かあります。どこで購入しているのかをここで申し上げますと、大体は名古屋市内の女性向けファッション店が集まっているファッションビルで探し当てています。同じ趣味を持つ方と一緒にファッションショップ巡りができればなあと夢見ています。

その① 青ロリィタ系衣装

最初に着用した衣装は「Ozz On」より、青ロリィタファッションです。
かばんは「KASEI」のデカうさぎさんです。「つきみうどん」と名付けています。

着ているものはカットソー、ブラウス、ワイヤーパニエ、スカート2着、ベストと結構多め。
らぱんは青色がとても好き。

驚くべきことに、こちらの衣装は普通の人間さん用のものであるのにも拘わらず、フルスーツの着ぐるみらぱんでも着用可能なのです。伸縮性がありとても着やすく、クラシカルな装飾が施されており、周りからの反応も結構良かったと記憶しています。フルスーツでこのようなファッションをされている方はあまりお目にかからないので、ロリィタ友達が増えるととても嬉しいです。

その② 原宿ゆめかわいい/ストリート系衣装

2着目は、「LISTEN FLAVOR」のパーカーと「HYPER CORE」のTシャツです。

その①と打って変わってとてもラフなファッション。らぱんは水色も好き。

Tシャツもパーカーもとてもサイズが大きいので、こちらも簡単に着用することができます。だぼっとした感じがストリート系ファッションを彷彿させますね。色合いは水色を基調としており、すこしゆめかわいい雰囲気を出しているファッションを考えました。

その③ かっこいいクール系衣装

最後に紹介する衣装ですが、こちらは複数のブランドを取り入れています。革製パンツは「LEVI’S GOLD TAB」、カットソーとバッグは先ほど紹介した「Ozz On」、アウターは「SEXPOT ReVeNGe」、コルセットは「UNISEX PEANUTS」、ブーツは「Pleaser Shoes」のものです。写真を見ても分かる通り、着ぐるみはヘッドのみの着用です。

実はヘッドのみの活動は今回が初めて。右側の靴ひもがほどけているのはここだけの秘密です。
らぱんはモノトーン系の色も好き。

こちらの衣装を着用した経緯なのですが、メスケモというものはどうしても「カワイイ」方面に行きがちなので、カッコイイ感じのファッションをしてみたかったと、ハイヒールにあこがれがあったので併せてみたというものです。写真を後程確認したところ、自分のイメージと合致していたので良かったのですが、こんなにも高いハイヒールは履くべきでないですね……。夜間で暗く着ぐるみで視界も悪く路面のコンディションもあまり良くなかったため、アテンドさんの手を握りっぱなしでした。ご迷惑をおかけします。
あと、この恰好をご覧になった方から「バイクとあわせてみたい」との意見を頂きました。メスケモ着ぐるみライダー……とても良いかもしれません。

まとめ

今回は土曜日をメインに参加させて頂きましたが、前回・前々回のnoteで述べました「JMoF」と違い、一般の方の来場がとても多くオープンな印象を感じました。その分、一般利用者の写りこみや撮影スポットの譲り合い、グリーティングサービスの面で気を使うことが多々あり、アテンドの方もとても神経を使っていたようです。しかしとても楽しかったこともまた事実。レストランの食事はとても美味しく、噴水ショーのライトアップはとても見ごたえがありました。

「時之栖」の噴水ショー。噴出する水がとても高く、撮影に苦労しました。

Kemocon自体も「ケモ婚」など他にはない催し物がされており、ケモノ系イベントの知見がより豊かになったという感触もあります。
来年もまた参加してみたいので、お会いする機会があればうさ美らぱんを宜しくお願いします。

<了>

脚注

*1…ケモノ系の新着情報まとめサイトの一つ。
*2…うさ美らぱんの現実世界の姿は、ごく一般の社会人です(本人談)。
*3…夜間で撮影しようとすると、明るいものにピントが引っ張られてしまい、撮りたいキャラクターがぼやけたり暗くなったりすることがよく発生します。カメラ設定は入念にしておきましょう。
*4…ケモノを楽しむカップルの結婚式を行い、参加者でお祝いする企画。礼拝堂を貸し切って行われるという本格的な催し物です。


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