【声優志望向け】ボイスサンプルの考え方【概念編】
どうも、おはようございます。うさみかわです。
閲覧ありがとうございます!
本記事の対象者:声優志望の人、これからボイスサンプルを製作しようとしている人
ボイスサンプルの「考え方」って、
声優養成所に通っていてもちゃんと教えてもらえることが少ないです。
従って、演技のことは勉強してるという人でも、
ポイントをわかっていない人が意外と多いので、
ボイスサンプルについて知る必要に迫られているという人は
ぜひ、御一読ください。
特に、オーディションを受ける人!
必須の内容ですので、頭に叩き込んでおいてくださいね。
さて今回は概念編と題して、ボイスサンプルの考え方を紹介します。
実践編は後日、別でまとめますのでご参照ください。
それではいきましょう。
目次
○ボイスサンプルとは、出すことのできる声の種類をただ披露するためのものではない。
ボイスサンプルは、読んで字のごとく”声のサンプル(標本)”
つまり、サンプルであるからして
”色々な声を出しているサンプルがよしとされる” と
考えている人が多いのではないでしょうか。
これは半分正解で、半分間違っていると私は考えます。
ボイスサンプルは、
あなたがどういった「声の演技」をするのかを他者に伝達するために
必要です。
その点では、あなたの声を最大限、多様に表現しているサンプルを呈示するのは、大事なことでしょう。これが正解の側面。
間違いの側面は、”声のサンプル” としてのみ捉えてしまっている点です。
ボイスサンプルで呈示したいのは、あなたの演技のサンプルです。
演技の種類、幅を呈示するのがボイスサンプルなのです。
ボイスサンプル = 演技の種類、幅を端的かつ効果的にまとめたもの
このボイスサンプルの認識を持つだけで、質があがります。
○ボイスサンプルは、自分の演技の幅を示すためのもの。
いろいろな声をボイスサンプルに収録しようとすると痛い目にあいます(後述)。様々な声を収録したい・見せつけたい(聞かせたい)のは十分共感します。
ですが、あくまで変えるのは 「キャラ」や「シチュエーション」
だという意識をもつことが必要です。声を変えるのではありません。
声を変えるという意識では、
自分の演技力を打ち出すサンプルを作ることができなくなってしまい
アピールとして逆効果になるということをしっかりと理解しましょう。
自分の制御可能な範囲を見せつけるためですから、
製作にあたってはキャラやシチュエーションも無理のない範囲を選択しましょう。
やりたい演技 ではなく ”できる演技” という視点が必要ですね。
(例えば、最近では男性声優が主人公の幼少期の声まで担当することが増えてきましたが、これはたまたま声域が合致&演技力によるカバーによって成されている技です。プロであっても、誰にでもできるわけではありません。真似してボイスサンプルに組み込むのは推奨しません。無理はしないことが肝要です。)
○無理していろいろな声を出そうとするのはやめたほうがいい他の理由。
さらに、声を変えようとするばかりに、
無理な発声になり、聞くに堪えない音になってしまっている人も多いです。
これでは演技力云々以前の話です。
声優やナレーターは、
声で表現をする人であって、色々な音を出す人ではありません。
「声」として使えるもので戦いましょう。
○おわりに
いかがでしたでしょうか?
ボイスサンプルの「考え方」分かっていただけたでしょうか。
内容としてはシンプルな内容だと思いますが、
理解できていない、あるいは知らない人が大半だと思います。
この考え方を知っているだけで、オーディションの通過確率が
ぐっと上がると思います。ぜひ、ご活用ください。
次回は実践編の予定です。
ご期待ください…!
次回
【声優志望向け】ボイスサンプルの考え方【実践編】
(リンクです↑)
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