Hoi4物語風論「なぜここまで流行るのか」

Xを巡回してるととあるユーザーのポストが目に留まった。

「Hoi4物語風の視聴層と架空戦記から読み取ってみたい」

私はこれの土壌となるべき物を作ろうと思い、書く。

Hoi4物語風とは

先ずこのHoi4物語風とは何ぞや?という話をしていこう。
Hoi4物語風とは「ハーツオブアイアン4」という歴史ストラテジーゲームを使いまるで架空戦記の様にゲーム部分よりも物語に重きを置いた動画などを指す。
年代というかブームによって作り方が変わってくるが、大まかには

  • 地図を使って攻撃する演出を書く

  • 現実の人物と二次元キャラもしくはオリキャラによる会話がある

  • 映像の世紀の様に昔の戦争映像などを使う

大体こんな感じで構成されている。
まぁゆっくり茶番劇の歴史版だと思えば分かりやすいだろうか?
では次にHoi4物語風の視聴者層や過去の架空戦記ブームを比較していこう。

物語風を見る世代の移り変わり

Hoi4物語風は架空戦記にあるような
「俺tueeeeeeee!」や「僕の考えた最強の国家」
といった非常に厨二心溢れる物が多い。
また第二次世界大戦が舞台なのが多いので、ナチズムや大日本帝国と言ったいかにも思春期の子に刺さる設定が多く含まれる。
世代は移り変わってると思われるが、案外そうでもない。

要するに
愛国心があるorナチズムカッケー!
といった層が見ているので10代が多いように思える。
若気の至りではあると思うが、youtubeでバズるHoi4動画はそういった過激なのが多いのが何とも言えない……
活字を見るのが面倒、だがそういった架空物には興味がある世代にとって動画で見れるのは実に薬物的な美味しさ、依存性があるだろう。
主観が混じってしまったが、多感な10代が最も多くそれ以外は単純にHoi4のファンかチャンネルのファンだ。

過去の架空戦記と比較する

過去に遡れば古代から脚色され読み物として存在している架空戦記だが
Hoi4物語風と比べると第二次世界大戦前の架空戦記に政治主張が少ないのに対し、第二次世界大戦より少し前からは政治主張を主にした架空戦記が流行り始めている。
Hoi4物語風にそういった主張はないと表記されるが、どう考えても称賛してたりするのでまぁ…

それと架空戦記ブームはいわゆる
敗戦国に現代の技術を持ち込んで勝たせる。
なろう系の「ザマァ系」みたいなものだ。
Hoi4にも観戦と称して未来技術を与えて見守るものがあるが、これは多くの人々に精神から植え付けられているifのロマンを現実的に見れるため、多くなったように思える。

また、物語風もプレイヤーの思い通りに動かしているのだが、未来予知が出来る上に何回もセーブロードで引き当ててる世界線なので
よっぽど鬱描写が好きなクリエイターでなければ、土壇場での逆転もしくは最初から最後まで俺つえええええええ!である。
架空戦記ブームに影響されているというより、敗戦国が勝って存続して欲しいという意思が大きいのだろうか?

調べれば調べるほど愛国心の強い架空戦記が多いのが分かる。
現代になるとバッシングを恐れてかファンタジーや架空世界(現実とは少し離れている)で主人公強いね!もしくはザマァ系に移って行った。
中には幼女戦記やTS衛生兵さんの戦場日記の様な過酷な場所に主人公が送り込まれるものもある。
が、殆どは主人公が無双するものだ。


Hoi4物語風について思う事

さて、今までの事を見て分かるように私は極端な国家称賛や史実の人物をバカにするような物語風が苦手だ。
しかしこれがウケているというのには理由があると思っている。
何故ならHoi4などという第二次世界大戦を舞台にしたゲームをする層が穏健なわけがない。
政治的にどっちかに偏っていたり、共産趣味者なる意味の分からない共産主義に夢見る謎の層だったり、過激な主義が好きだったりと
イかれた人物しかないなのだ。
そんなイかれた層が物語風という架空戦記ブームのテンプレートと厨二溢れる演出を交えた動画を見てウケないわけがない。
ウケない物語風は過激でないだけだ。

私はHoi4の純粋なプレイ動画が好きなのであって、物語風のような自分の読み物をHoi4という土台で作る層が受け入れずらいだけなので
これらの論は主観を含みまくっている。
まぁ、私は検索除けしてるから、私の知らない所で元気にやっててくれ…といった感じで締めくくらせてもらう。

それでは、またこんど。

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