🙋🏻♀️ 自己紹介
はじめまして、Ayana です。平日は教育機関で広報職に就きながら、北欧フィンランドの伝統工芸 〈 HIMMELI / ヒンメリ 〉を 文化的側面 から研究しています。
わかりやすさを追求する過程でふるいにかけられてしまったものでも、
誰かにとってはことばを尽くす価値がある
日頃から、この考えを大切にしています。
広報の仕事で意識していることの1つに「 ブランディング 」があります。企業や製品・サービスなどの「らしさ」を一貫させ続けることです。
理念やビジョンなどのブランドイメージを広く浸透させるため、ブランディング活動においては「らしさ」を社会に正しく伝え、認知度・信頼度・評判を向上させることを目標にしています。あれもこれもではなく、「まずは、これ」を確実に届ける。そのような場合に、ふるいにかけて手放すことばがいくつもあります。だけど決して、そのことばに価値がないわけではありません。
それはわたしが研究しているヒンメリ文化や、クリエーターたちの素顔を記録するコラムでも同様です。
⌛ 転職で時間を買う 正社員から非正規へ
私は本腰を入れてフィンランド語を勉強し、フィンランドに関わる仕事をしたくて、正社員から非正規に雇用形態を変えました。広報の仕事に就いて10年近くになります。年収は半分以下になりましたが、定時退勤が保障された働き方で自由に使える時間は倍に増えました。時間をお金で買ったと思っています。
現在はフィンランド語を読み書きし、空いている時間や週末をつかってフィンランドのクリエーターを取材したり、ヒンメリ文化を研究したりしています。
この頃は少しずつですが、活動の成果を発表する機会を頂戴できるようになりました。簡単にご紹介します。
📝 フィンランドのクリエーター図鑑 with LAPUAN KANKURIT
フィンランドのテキスタイルメーカー LAPUAN KANKURIT 表参道店 のフィンランドコラムに連載させていただいた 「フィンランドのクリエーター図鑑」 では、さまざまなジャンルのクリエーターを独自に取材しました。コラムでは彼らの暮らしの根っこ、いまに至るまでのキャリアパスを紹介し、クリエーターの選定・取材・執筆・翻訳を一人で担当しました。
【連載期間】2022年7月 - 2023年12月
🌾 ヒンメリが生まれ、育まれる場所
「ヒンメリが生まれ、育まれる場所プロジェクト」を立ち上げ、フィンランドの伝統的な工芸品〈 HIMMELI / ヒンメリ 〉が生まれた背景や、フィンランドにおけるヒンメリ文化の変遷を研究し、職人たちへのヒアリングなどをベースに、その等身大の魅力にアプローチしています。
HIMMELI / ヒンメリ を説明するときに「 フィンランド の 伝統的な クリスマス の 装飾 」とするのは、コンパクトでわかりやすい表現ですが、その魅力を語るうえでひと握りのフレーズにすぎません。そうじゃない部分を語り始めると、複雑で、確証がなく、途端にわかりづらくなってしまうのです。そしてそれらはふるいにかけられてしまう。
そのわかりづらい話を、北欧文化協会の例会で発表させていただきました。
「ヒンメリが生まれ、育まれる場所」with 北欧文化協会
【日 時】 2022年11月26日
【形 式】 オンライン
私にとってヒンメリはことばを尽くす価値のある素晴らしい伝統「文化」です。国内での認知が広がり始めた今こそ、文化的側面にも目を向けて、一緒に理解を深められたらいいなと思い活動しています。
より詳しい背景などはこちらにまとめています 💁🏻♀️