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ファッションの歴史〈古代編③〉
こんばんは。
今日は、前3000頃〜前1100頃の古代クレタの服装史についてお勉強していきましょう。
クレタの人々について
特徴的な服装3種
この2つについてお話していきます。
クレタの人々について
クレタの人々は恵まれた風土の中で生活していたからか、エジプトや西アジアのように絶対的な王は存在しませんでした。
明朗で開放的な性格の海洋民族で、音楽やスポーツを好んでいたようです。
音楽もスポーツもマイナスな感情を全部吹き飛ばしてくれますよね!
嫌なことがあっても自身で解消できる術を考えられたクレタの人々。
なんて賢いんでしょう!!
本能的に楽しんでいたという可能性もありますが、、、。笑
私も、どうしてもその場では解決しきれない問題(時間の問題など)とぶつかってしまった時は、友達や先輩と踊るようにしています。
好きな曲聴いて体を動かした方が、その後にもやもやしていた気持ちが晴れて自然と冷静に物事と向き合えるんです!
悩んでる時の方が動きたくなるのは、もしかしたら昔から受け継がれている本能的なものなのかもしれない、、、とこの本を読んで気付きました。
とりあえずランニングなどの疲れる運動したくない人は、もやもやしたら好きな曲かけて好きに揺れてください!笑
恥ずかしい人は部屋暗くしてミラーボールみたいなアプリもあるのでそれでライトアップして完全に自分の世界を作って揺れてください!
その方が早く前を向けます。笑
とにかく体を動かすのは大事だということです!笑
話が逸れてしまったので戻しますが、戸外の生活を楽しむ楽天的な性格の彼らは、スポーツマン・タイプの体形をしていました。
クレタの人々は自然のままの体形の美しさを活かすことを衣服に求めており、単純な服装形式を好みました。
人体の美を第一に考えていたということですね。
エジプトの衣服は肌の色を活かすこと、また社会的な差別化を必要とし始まりましたが、クレタの衣服は自身の体形や動きとどれだけマッチしているかを考えて構成されています。
同じ本来の自身を活かす衣服でも目的が全く異なるのです。
社会的な身分のシンボルやエロティシズムのシンボル性はなく、あくまで彼らが求めていたのは原始時代の人々のような自然の子としての赤裸々な性の表現のみ。
太陽なんですかね?まぶしすぎる!
考え方自体が特にかっこいいと思いました。
特徴的な服装3種
ロイン・クロス
クレタのロイン・クロスは完全に人体が主体となっていて、必要最小限の形をしています。
考え方次第でこんなにも形が変わってくるのも面白いですよね!
チュニック・スタイル
ミュケナイの兵士の服装です。
パッドの入ったベルトをしめています。
こちらのチュニック・スタイルも全体的にタイトで体形の美しさを強調しています。
女子の服装
ここにもパリジェンヌが
クレタの服装に関する資料を19世紀に発掘した学者が思わず叫んだ有名な言葉だそうです。
他の古代的なイメージの服装とはかけ離れていて、現代的(19世紀的)なシルエットに非常に驚いたというお話です。
クレタの女子の服装は短い上衣とスカートのツーピース形式で、上衣は極端にデコルテされ露出度はかなり高めです。
ウエストは幅広のベルトをしめて細め、スカートは裾広がりの段々状のベル型シルエットになっています。
また、スカートの上にダブル・エプロンと呼ばれるオーバースカート重ねてヒップラインの形を整えているものもあります。
最後に
ご覧頂きありがとうございます!
次のギリシャ編で古代の服装史は最後になります。
3つの地方のお話をしましたが、最初から本当にいろんな性格の人間がいます。
様々な環境や状況がその人の中身を作り、その可視化としてファッションが生まれるこの切っても切れない関係性!
尊い!面白いです!
どんな方でもよく考えてみると自分の考え方と服がだいたいリンクしていることに気付けると思います。
不思議ですよね、、、。
どこで働くにも自分を知り個性を活かすことが重視されている今の時代、読者の方々には是非とも自分の内側とたくさん会話してみて欲しいです。
わからない時は実際にいろんな服を着て対話してみましょう!
逆に感覚的に選んだ服が自分のことを教えてくれたりします。
選んだ服の歴史を遡ってその服を着ていた人達の考えを知るんです。
そうすると、、、これ!これを言いたかった!ってなりますよ!笑
私は後者でした。笑
ファッションはやはり自分を知るためのツールでもあると思います。
少しでもこの方法に興味が湧いた方は、服を使って自分を見つめ直してみてくださいね!
長々とお話してしまいましたが、、、
次回は前8世紀〜146年頃のギリシャの服装史についてご説明致します。
明日は忙しいためブログはお休みして明後日投稿します。
またお会いしましょう〜!よろしくお願い致します!