メアリーの総て 観ました
hey.
メアリーの総て、観ました。
フランケンシュタインの作者の半生で、
若く美しい彼女が怪物を生み出すまでが
描かれています。
自由恋愛とは何だろうか?
行動には必ず、責任と結果がついてきます。
他人の思想を邪魔することはできないので、
自由恋愛をしたい人はそれでいいのだと思う。
けれどそれならば、
子供をつくるのはどうなのだろうか?
メアリーが興味のない異性から迫られた時、
恐かったことが伝えたかったであろうメアリーに
パーシーは、その男がいいなら付き合えばいいと
言う。我々は自由恋愛なのだからと。
お腹に自分の子が宿っているというのにも
関わらずすごい言い方をするもんだなと。
後に、謝罪と、理想と現実は違ったことを
伝えていますが、気晴らしに出かけようと
誘った際に義妹も一緒だったことに
こちらまで気持ちが落ちてしまいました。
パーシーが尊敬しているといった人物は、
義妹が恋人だと思っていたことに対して
お前は遊び相手だと伝える。
現在でもこういうことはありますが
言われた側の傷は計り知れませんよね。
同じ自由恋愛同士だったらいいのかもしれない、
誰も傷つかないから。
自分は自由でいいかもしれないけど、
相手のことは?って考えてしまった。
性別ではなく中身で判断しなさい。
メアリーのこの言葉、とても力強くてよかった。
メアリーがフランケンシュタインの物語を
完成させ出版社に持ち込んだとき、
みんながパーシーの作品だと思ったり、
女性が〜と断っていくのがすごく悲しかった。
漸く決まったと思えばパーシーの言葉付き。
自分の作品なのに、
自分の作品として売っていただけない、
見てもらえないのはすごく辛いことなのに
パーシーは作者なんかとひと蹴りしてしまう。
男女の考え方の差なのかな〜って思ったり、
時代が時代なので
そういうものという考え方なのかなと思ったり…
二版目からはきちんと
自分の名前で刷っていただけたようです。
メアリーのお父様が自身のお店で、
出版お祝い会をする際にパーシーも来ていて
本当のことを伝えていて、
それを聞いたメアリーは救われたかな?
原作に触れたことがなかったけれど、
読んでみようという気持ちになったし、映画を
観たあとだと彼女のことを考えてしまうかも。
だって、フランケンシュタインといえば
妖怪映画などで出てくるイメージしかないから。
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