ほぼ初見の状態でアラサー男子がSexy Zone『SZ10TH』を聴いてみた
お疲れ様です。
初見の方はじめまして。ご贔屓の方はいつもありがとうございます。
[music swimmer / さく]というアカウント名でnoteをやっている者です。
普段は坂道アイドルの楽曲や、読者の方から頂いたリクエスト楽曲について感想を書く記事を主に投稿しております。
さて、今回の記事についてですが、
見出し通りSexy Zone(現timelesz)が2021年にリリースしたベストアルバム『SZ10TH』を聴いた初見感想を書いてみようという内容になっております。
至った経緯なんですが、上記にもあるレギュラーの記事を書いている際ちょっとした調べものをしていた時にこの『RIGHT NEXT TO YOU』という楽曲を見つけたんですね。これがめちゃくちゃ刺さってしまいまして。
調べてみればこれはシングルではなくベスト収録曲とのこと。
じゃあベスト聴いてみますか、とTSUTAYA DISCASさんにお世話になりレンタルした次第です。
今までジャニーズ楽曲は触れてこなかった訳ではないのですが、筆者の年齢的にSexy Zoneさんは世代よりちょっと後で…(嵐『Love so sweet』の時に中学生やってました)不勉強ながら楽曲を全く存じ上げていなかったんですね。「じゃあベストの音源手に入ったしnote書きながらのが聴くモチベあがるか!」と思い本記事に至りました。
このnoteでは女性アイドルの楽曲を取り上げることが多いんですが、男性アイドルも全然聴くのでフラットに楽曲と向き合えるんじゃないかなと我ながら自負しています。
(旧ジャニーズ記事で触れていいかあれなんですが、w-inds.は個人的にファンでライブに足を運んだこともあります。記事も書いてます)
ちなみにメンバーさんに関しても不勉強で、本当に楽曲ファーストの入りな感想となっております。
中島健人さんは俳優クレジットで見たことあるぞ、このグループにいる方なんだ。マリウスさん、菊池さんもお名前だけなら。
こんな知識レベルの弱者ですが優しくしてやってください。
それでは楽曲感想に移りますが、あくまでチラ裏レベル、簡易ツイートみたいな感じのやつなのでご了承ください~。
Disc 1
1.Sexy Zone
セルフタイトルだ!デビューシングルがそれってかっこいいね~と思ったら『A・RA・SHI』とかもそうか。
それにしても声が若い!台詞もあったりでかわいいね。どことなく楽曲構成が『勇気100%』ぽいですね~(調べたらカバーしてるんですね!)と思いながら聴いてたんですが、大ベテラン馬飼野康二さんが作曲なんですね~。
ベースは爽やか楽曲なんですが、ジャズブラスっぽいアレンジやどこか切なさを感じさせる泣きメロで「背伸びしてる感じ」も読み取れて微笑ましい楽曲ですね。
ラスサビ前のガラスパリーンからの「セクシーローズ…」はさすがに不意打ちで笑っちゃいました。ごめんなさい。石を投げないでください。
2.Lady ダイヤモンド
爽やかなピアノからの導入、こちらも作曲は馬飼野さん。
THE・ジャニーズ!って感じのフレッシュ楽曲ですね。古き良きアニソンぽさもあって耳馴染みの良いメロ。サビのキーめっちゃ高い。
思ったんですがこのグループみなさんお歌うまいですね。高音が伸びやか!
3.Sexy Summerに雪が降る
Sexy Summerってなんだよ(哲学)
夏なのか冬なのかタイトルだけではどっち?な感じですが、クリスマスソングなんですね!
オールドスタイルな4つ打ちにハンドベル等のキラキラ音色が乗るかわいい王道ウィンターソング。"ハローハロー、エンドメリークリスマス"のサビがキャッチーで耳に残りますね。Bメロでは曲調変わってミュージカルぽさも。ライブで演出盛り盛りで観たら映えそうですね~。
それにしてもこのグループ表題めっちゃ台詞差し込むじゃん。
4.Real Sexy!
どこかタイトルでKAT-TUNが思い浮かぶのは世代だからでしょうか。
「王道J-POP」を全うしている楽曲だなと感じました。メロが上がって欲しいところで上がる、ここでロングトーンが聴きたいんだよってところで希望通りのものがお出しされるみたいな感じ。
メンバーが一つ一つのフレーズを丁寧に歌っている感じが好感持てますね。
5.BAD BOYS
前曲と両A面らしい。
悪そうなタイトルから繰り出されるロックサウンド、これまでと路線変わりましたね!
これこそ昔のKAT-TUNパイセンが歌ってそうな感じもある、節回しに赤西くんを感じなくもない。重めのバンドにボーカルが負けてないのは普段バンド楽曲を聴いてる身からするととても好感ポイント。
6.バィバィDuバィ 〜See you again〜
なんじゃこのタイトル!笑
ドゥバイ、とは。ドバイってことか。ガーシードバイから戻ってきたね
これは…なかなか初見には難度が高い…
オリエンタルな音色から妖しく始まってなかなかの長尺でサビを歌ったと思いきや急に爽やかモードAメロに。この流れで聴くとサビはめっちゃ爽やか~と思ったら間奏めちゃくちゃアレンジが遊んでる。ラストはまた最初のテンションで感じに戻るのね。最後の台詞でタイトル回収じゃないんだよ。
でもこれ曲構成面白いですね。サビ→Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→サビ→サビって感じでしょうか。
大学時代まで宮城に住んでいたので作曲のニホンジンは知ってますね、仙台TSUTAYA前で手売りしてた記憶があります。
総じて「なんか良く分からんし変だけどすごいもの聴いた気がする」曲です。印象にはめっちゃ残る。
7.A MY GIRL FRIEND
前曲と両A面とのことです。そりゃそうだよなバランス取るよな作詞に脚本家の野島伸司を迎えた楽曲。有名どころではSMAP『らいおんハート』の詞も手掛けてますね。ロマンチックな王道ラブソングで安心感というか、落差が凄いというか。
ただ結構楽曲としては仕掛けていて、2番Aメロで転調してますね。(G♭→A?)
2A前間奏sus4からのC#→2番Dコードから始まる、半音ずつ上がりつつ転調する辺りが地続きの流れかつ展開をがらっと変える流れがドラマティックに感じました。良い曲です。(めんどくさいコードの話なのでスルーしてください)
だけど何故だろう、ちょっとだけDuバイが恋しくなる…
8.King & Queen & Joker
ダンスファンクぽいアゲ曲ですね!徹頭徹尾キャッチーな感じで聴きやすい、好き曲です。こう流れで聴くと年齢を重ねてデビュー当時の高音を維持してるメンバー、色気を歌唱で見せつけ始めているメンバーのコントラストが分かれている感じがしますね。良い感じにそれが同居していて楽曲の味になっている印象です。
9.男 never give up
「ほほう…これは男と書いてダン・ネバーギブアップと読ませるやつだな…」
「このタイトルは…ひょっとしてDuバイ枠か…!?」
両方外しました。爽やかな応援歌で気持ちのいい楽曲でした。完全にDuバイで磁場を狂わせられている。
10.君にHITOMEBORE
これまでのシングルで無かった曲調ですね!
乾いたギターのカッティングが印象的な大人っぽいサウンド。
調べたらメンバー主演の大人なドラマ主題歌ということでそちらに合わせた楽曲なんでしょうか。
11.Cha-Cha-Cha チャンピオン
原点回帰、真っすぐに明るい応援ソングですね。後追いで調べたらデビュー曲以来のバレータイアップでのシングル表題とのことで、楽曲の力だけでそれを想起させるのは素晴らしいです。
ただデビュー曲と比べると明らかに声変わりしており、現時点でアルバム1枚、50分ほどしか聴いてないのに「大人になったんだね~」と謎に感慨深い気持ちになっております。
Dメロのラップ、表題で出てきたのは初めてですがフロウ回しかっこいいですね~、このベストだけで他楽曲は追ってないんですがアルバム曲とかでラップ曲あったんですかね。
12.カラフル Eyes
ちょっとムーディな要素を絡めたミディアムポップ。ブラスが耳に残る。
「愛す」と「Eyes」を掛けた詞が印象的ですね、こういう語感優先の言葉遊びに溢れた感じ好きです。
キャリアを重ねているからこその表現力が非常に目立つ曲だと思います。
13.勝利の日まで
こちらも王道応援ソング。過去曲と比べるとアレンジの方向性がオールドスタイルな印象を受けました。この絶妙なBPMでベースがオクターブで動く感じとか。
なんか「リオ」って言ってない??と思い調べたらリオオリンピックのタイアップなんですね、大胆に曲に組み込むスタイルだ。
Disc 2
1.よびすて
おっこれはタイトルから女子キュンキュン案件バラードだな?と思い再生したら初手長尺の笛の音色でびっくりしました。
みなさんの声が甘い、セクシー。ここまで来ると全員大人の声になってますね~。
王道バラードに上記の笛やけっこう主張強めの打ち込みドラムでフックを作ってるのかな?とも。もうちょっとシンプルなアプローチで聴きたかった気持ちもありました。
2.ROCK THA TOWN
ロックというよりもご機嫌なパーティファンク!という感じですね。おそらくこれはライブ定番曲でしょう(予想)
そしてボーカルにロック要素が乗ってますね。ガラ声、エッジぽくなったり「俺が一番セクシーです」みたいな声色を見せつけてきたり(誰だろう)、単純に曲がいいんですが、ボーカルの表現力でこの曲のクオリテイを更に一段上げています。好き曲です。3分半でコンパクトなのも好印象。
3.ぎゅっと
跳ねるシャッフルビートが印象的な楽曲。
イントロでこれ好き!となりましたがフレンズの方が作曲してるんですね~どうりで。メンバーの菊池さんも作詞に関わってるんですね。自身で楽曲のクリエイティブに関わるアイドルさんはわたし大好きです。
このベストの流れで聴くと等身大で優しいボーカルがとても刺さります、非常に好き曲。
4.イノセントデイズ
真っ向勝負の王道J-POPバラードですね~、
こういう楽曲はまずボーカルが良くないと話にならないと思うんですがAメロの入りでもう勝ちが決定してるみたいな曲でした。
5.カラクリだらけのテンダネス
アダルティなイントロが始まったかと思えばAメロ入りのボーカルがえっちですね。筆者は男性ですがこれはえっちと形容しなければ失礼だと思いました。非常にえっちです。
こうして流れで聴くとデビュー時からえっちなアプローチをしてはいたんですが、当初のソレはあくまで背伸び的な可愛さのファクターが大きかったと思います。そしてこの曲を以て完全にメンバーが表現するえっちがリスナー目線より完全に上位のポジションに行った形がする一つのターニングポイントな気がします(このベストしか聴いてないのでファンの方解釈違いでしたらごめんなさい)。
6.すっぴんKISS
表題が非常にえっちだったので両A面のこちらでバランス取っていますね。
全年齢対象の少女漫画的なピュアを描いてますね~、幅見せてくるじゃないすか。
楽曲面ではディスコファンク地味に弾きちらかしてるカッティングギターがえぐいですね。「アイドルのお手本」みたいな曲です。
7.麒麟の子
面白い楽曲!カントリーと昭和のダンスミュージックを掛けあわせたようなサウンドが耳に残りますね。ちょっとAviciiぽさもあります。
まさに草原を走ってるようなビートに乗るのがあえて少し外したシンセ、そこにメロがユニゾンで乗るのが一旦惹きこまれますよね。
そしてサビメロが鬼キャッチー!初聴よりも2度目、3度目に聴くほうが「いやこのシンセじゃなきゃダメなんだよ」と癖になります。完成度が非常に高い。
8.Honey Honey
両A面、片方が片方を補完するタイプのシングルが多いですね~。
ハイカラなダンスチューンでK-POPみある楽曲。
「Honey Chu~」と「トキメキ中~」で伸ばして韻踏むの、王道ですけどこういうの大好きです。
とにかくメロがキャッチー!作曲はカラクリ~も手掛けているベテランメロ職人の原一博さん、令和でも才能が衰えてない…
9.RUN
疾走感溢れるかっこいい正統派ロックチューン。
なかなかにキー高いですがこれを乗りこなすの凄いですね~。作り手が歌い手を信頼してるクリエィティヴで気持ちがいい。
要所のフェイクや2サビ終わりで速攻雪崩れ込むDメロが素晴らしい…
短めアウトロでさらっと終わる感じが非常に心地いい余韻ですね、良曲です。
10.NOT FOUND
FFさんからおすすめされた楽曲。
作詞にBIGMAMAの金井さん参加してるじゃないですか!わたし的セクシー代名詞の御一人でもあるのでテンション上がりますね。
過去曲の似たようなアプローチと比べてもかなり地に足が付いているといいますか、攻めの意味でも重心が下にあるジャズチューンですね。
狙いにいったえっちではなく、存在するだけで溢れ湧き出るえっちみたいな。
11.RIGHT NEXT TO YOU
これです!!
上記にもあった通り、自分がこの記事を書く(曲を聴く)に至ったのがこの楽曲きっかけで。シングル級の名曲じゃないですか…
2ステップないしはUKガラージの導入、スタイリッシュなフロウ回し、良メロのハモリからのサビでディープハウス。「カッコいい」の具現化じゃないですか…ナニコレ…
全英詞なのもリスナーの感覚ファーストに訴えかけていて、ノイズなく音の気持ちよさに乗れる…素晴らしい…
これを「ベストのリード曲」という局面で出せるというのが素晴らしい。チームが聴き手を信頼している何よりの証です。普段は坂道アイドル界隈をうろちょろしてるわたしにとって羨ましいことこの上ない。
12.Change the world
こちらも新録曲とのこと。
フィナーレ感ある壮大なアレンジが印象的な楽曲ですね~、それでいてちゃんとダンスミュージックとして格好良さが担保されているのがとても良いですね。ライブアンセム的な役割を果たしているのでしょうか、この楽曲。
いい映画観た気持ちになりました。ありがとうございました。
楽曲ソート(好きな曲順)
1.RIGHT NEXT TO YOU
2.Honey Honey
3.ぎゅっと
4.麒麟の子
5.RUN
6.Lady ダイヤモンド
7.カラクリだけのテンダネス
8.カラフル Eyes
9.ROCK THA TOWN
10.King & Queen & Joker
やっぱりRIGHT NEXT~は自分の中で格が違う、飛び抜けてるな~とは思いましたね。初めて聴いた曲を親と認識するみたいなアレもあるかもですが。
そこから入ったこともありこのベスト内ではDisc2の比較的最近寄りのほうに好き曲が固まっていたかな~という印象です。
初期曲ではLadyダイヤモンドが一番良メロで好きですかね~、結果彼らの歴史を振り返ると良い意味で初期の真っ向からアイドルしてる楽曲が幅になっていて、ライブパフォーマンスを構成する上でのいい手札になってるのではないでしょうか…と想像します。ちょっと弄っちゃいましたけどDuバイも生で観たらめちゃくちゃ良さそうですもんね。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました!
本当に1曲しか知らない状態で聴いたのですが、Sexy Zoneというグループの歴史をベストアルバムを通じて知ることができました。拙い語彙、たかが20曲ちょっとの知ったかぶり感想で申し訳ありませんがとても良い機会になりました。
よろしければ(上記のソートなどを参考に)わたしに刺さりそうなおすすめの曲など教えていただけると嬉しいです。泣いて喜びます。
たまにこういう形で「全然知らないアーティストの代表曲を聴いてみて感想書く」試みやってみるのもいいですね。ただ聴くだけよりかはnote含め相互作用的にどちらのモチベにも繋がりますし。またこういう企画やってみようと思います~。
それでは、また次の記事で。
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