【黒歴史】今まで自分が作ってきた曲の供養の儀
どうも。
地獄のような恐ろしい企画を思いついてしまったので記事にしようと思います。多分今ちょっと気質がMなんだと思います。
ひっそりと運営してる当アカウントだし、あんまりこういう類の記事は当社比ではビュワー数少ないのでまぁいいか、と。
表題についてなんですが、
実は幼稚園~小学生くらいまでの夢がシンガーソングライターで、
その夢は自分に歌とギターの才能が無かったので無事諦めたのですが、
高校生くらいまでは地味に自作曲を作っていたりして、
当時バンドで演奏したり、宅録したり、それをとあるサイトにアップして反応コメントを貰ったりで青春してました。
ちなみにYouTube、ニコニコ動画ではないです。あと先日そのサイト10年ぶりくらいに覗いたらまだやってて普通に聴ける感じになってました。マジかって思いました。高校時代友人とギターデュオ組んでたりしてたやつで、相手方の名誉もあるのでどこのサイトかは言いません。
思春期の謎の全能感で、「作曲」に関するセンスは自分にはあると以後も思ってた学生時代だったんですが、
大学時代にUNISON SQUARE GARDENという天才バンドに出会って、「CIDER ROAD」というアルバムを聴いて無事心を折られました。
もう自分のやりたい音楽は遥かなる上位互換でこの人たちがやってくれるからいいや、自分はこの人達にお金を払い消費者となることで音楽を楽しもう、のフェーズに切り替え、
そこからはかろうじて残ってた音楽業界で働くことへの興味・憧れも薄れ、バンドに関してはコピバンエンジョイ勢になりました。
そんな経緯があるんですが、
一時期自分のブログに鍵付きで自作曲の歌詞をアップしてました。
今検索したら無事そのブログのサービスが終了してたようで見る術が無くなってました。
当時ツイッターやスクリーンショットなどの技術がなくて心から良かったと思っています。
とはいえ、何か自分の脳内で留めておくのもな、と思ったので
ひっそり運営してるフォロワーが少ない当noteで、社会的に死なない程度の情報量で当時作った楽曲を一部、タイトルと曲についてのコメント、思い出を書いて成仏させたいと思います。勿論歌詞も音源も載せません。というかデータがほぼ手元にありません。
・「It's so long」
高2の時に軽音楽部でバンド演奏した自作曲です。キーはEメジャーです。
実は小5くらいからサビの「It's so long~It's so long~(高音)」みたいなメロと語感の良さが頭から離れずバンドでやるならこの曲だろう、と
五線譜にドラム以外のTAB譜書いてデモ音源とともに渡しました。
ドラムだけはマジで譜面読めないので打ち込みでだいたいこんな感じ、って伝えました。
この曲は何だかんだ高校生活で文化祭とか他校との対バンライブみたいなので良く演奏してました。
顔見知り程度のイケメンがすれ違い様に「めっちゃ良い曲だったよ」って言ってくれて嬉しかった記憶があります。
自分の役割はバッキングギターとめっちゃ歌うコーラスです。
お金なくてエフェクター買えなかったのでギターはアン直スタイルでした。
サビで「la~la~」コーラスしつつ急にメロとユニゾンしたりハモったりがっつり歌うツインボーカル未満、コーラス以上だったので
当時からユニゾン田淵スタイルに憧れがあったんだと思います。
その時はユニゾンのユも知らなかったですが。
よくよく思い返したらELTのjumpとか、KELUNのCHU-BURAにインスパイアされてる感じの曲なので、世に出回ってたらあいみょんのマリーゴールドくらいのノリでちっちゃいボヤが出てた気がします。
大まかに言うとアニメのOPみたいな曲でした。
当時「J-trust」って名前のバンド自分主導で組んでました。
完全に語感と直感で深い意味もなく決めたんですが調べたら同名の金融会社がヒットしました。
略称「Jトラ」です。イントネーションは「軽トラ」です。
ちなみにそのバンドは他バンドと掛け持ちしてたメンバーがそっちに専念したいとのことで一年持たずに解散と相成りました。
・「GOAL」
上記バンドでやりたいと思ってた曲です。
さーてそろそろ譜面カキカキしようか、と思ったとこで上記バンドが解散したので陽の目を見ることなかった曲その1です。
キーはCで、サビがC→G→Am→Emとお手本のようなカノン進行だったような。
アップテンポで明るい曲なんですけど、よくよく見たら歌詞がかなり暗いというか、
遠く離れた場所にいる(解釈次第では死んでる)君にいつか会いに行く、みたいな感じだったと思います。こわ。
これも小学生くらいの時に何となくメロが頭の中にあった気がする。
あの時の俺すげぇな。
・「Normen」
上記バンドでやりたかった曲その2です。
能面、って読みます。こんな単語ドイツ語にしかないんですけどね。しかも意味は「スタンダード」なんですけどね。
中学だか高校だかの時に作った曲で、これもキーがEメジャーのアップテンポ曲だったような。引き出しが少ない。
歌詞については、
みんな表では能面のような引きつった薄ら笑顔で過ごしてるけどその面を剥ぎ取ったら声に出せない叫びがあって、それを聞かせろよみたいな
思春期でイキった奴が書きがちあるあるソングでした。
こういう歌詞書いてた過去があるので自分はあまり「うっせぇわ」を強くdisれません。
・「Hearts crow」
中学時代か高校時代か、頭の中で突発的に思い浮かんで詞も書いたやつ。
でもなんか既視感あるなこれ、って思ったらHearts Growってバンドいたわっていう。何なら曲そのものが完全に「ユラユラ」に似てるわっていう。
そもそも直訳して心のカラスってなんやっていう。デモ化する前に速攻脳内で没にしました。
なんか歌詞で「誰もが胸の中にあるcrow」とか書いてた。居てたまるか。
・「Holy X'mas」
これはバンド曲ではなく、高校生当時軽音楽部の友人とコブクロみたいな自分がギターコーラス(歌いがち)、相方がメインボーカルみたいなユニットを組んでた時のやつです。
しっかりと音源化してました。
上にも書いた通り当時とある投稿サイトを利用するのにハマっておりまして、キャッチーな曲書けばええんやろみたいな感じでアイドルが歌いそうな曲作りました。キーはC#だったような、Dだったような。
なぜか歌い手の自分本人が無理なキー設定をしてオク下で歌う、っていう良く分からんことしてました。
「さぁ鐘を鳴らしてこの言葉伝えよう」みたいなAメロから
サビで「メリークリスマスラブフォーユー、アイウイッシュホーリーナイト、イエーイ」みたいな中学生並の英語になるやつでした。途中でクラップとか織り交ぜたり。
ラブソングなので多分形に残ってるやつで一番人に詞を見られたら死にたくなる案件堂々のベスト1です。
曲自体、メロディは今でも悪くないと思ってる。
それなりにサイトでも受けが良かった気がする。
・「CROSS・ROAD」
確か中学時代に作った曲。当時はまだバンドとか組んでなかったので
高校になってから上記デュオでやろうとしてた。
自分のデモ音源は作って、あとは相方と合わせてライブやるだけ、って状態だったんですが相方が受験勉強に専念したい、とのことで没になりました。
これまたキーがCで、アコースティックなミディアム曲。
これも今思い返すとゆずの「サヨナラバス」とKinkiの「全部だきしめて」にかなり影響を受けてる。イントロのギターでのクリシェがまんまだった。
卒業ソングで歌詞は友人に向けて、お互い別々の道を行くことになるけど
いつかまたその道は交差するよ、みたいなびっくりするくらいタイトル通りのやつ。そんな思い入れある友達いないのに。
・「drawing」
これも友人とのデュオで作った曲。
というか、元々同じメロデイ、コードで「真面目に自分が作った曲にふざけた下ネタ歌詞を相方が付ける」コンセプトの原曲がありまして、
タイトルが「MIZUMUSHI」で、足も掻いて未来も描こうみたいな詞を当時の相方が作ってました。うるせぇよ。
無駄に良い出来の曲だったので、
原曲そのままで真面目な歌詞で普通の曲バージョンも書こう、って話に一瞬なり夢描こうスタイルだけ残して自分が作詞もしたんですが、
スキルが足らずマジでしょーもない歌詞になってもういいや、ってなりこれもバンド演奏に持ち込み何回か原曲の水虫をセッションしたところで表で披露することはなく死んだ曲です。
今考えればラルクのNEXUS4っぽい曲でした。
「Soul」
当時未就学~小学校低学年だった自分は家庭内、祖父母宅などで
自分で作った曲をアカペラでリサイタルしてる、みたいな可愛い時期があったんですが、今思い返すと編曲付けるなら明らかにマイナーキーのアシッドジャズとかR&Bみたいな音が似合う曲だった。
なんかこのメロは未だに張り付いてる。
「雨上がり」
中3くらいの時に作ったアコースティック曲。
高校の音楽授業で作曲してみよう、詞とメロディだけ譜面書いてみよう、みたいなコーナーがあって周りが曲で言うAメロのみの尺くらいを出してお茶を濁す中、
せっかくやるなら、と思い一人だけガチってこれのワンコーラス書き起こして提出したら
昼休みに定年超えたおっさん音楽教師に呼び出されて
「概ね良いけどキー設定がコードを付けるとちょっと高い」みたいな感じでピアノ生演奏を聴きながら謎の薫陶を受けるという機会がありました。
「ここまでガチなの作ったの近年ではお前ひとりだけや」みたいな事言われてその教師のスイッチが入ったのか授業外なのに何回か「ここはこうした方が映える」みたいな詞曲ともにチェックが入り漫画家の持ち込みみたいな事やらされてました。今考えると「ワシが育てた」したかったんかなぁ。期末考査100点だった気がする。
横柄な感じの人で周りの生徒からすごい嫌われてたけど自分にはそういった経緯もありめっちゃ優しかったので自分は割と好きでした。
まだ生きてるかなぁあの人。
内容は嫌な事があって曇り空の中がむしゃらに自転車漕いでたけど突然晴れて虹がかかったよ、しょーもない世界だけどその景色がまるで「君の心が晴れますように」って言われた気が少しだけしたよ、っていうやつです。
詞の内容は恥ずかしいんだけど上記エピソードを載せると何かエモく感じてきました。
以上で。
厳密に言うと普通にもうちょっと作ってた(デモ化してない脳内も含む)曲とか、上記友人との合作曲とか倍くらい割とあるんですけど
これ以上書くと胃が痛くなるのでやめます。
小学3年生くらいの頃に単語の意味も分からず
「forever~君と歩いた場所~」とかいう自作曲を頭の中で延々リフレインしてたこと、上記デュオでふざけて作った「てぃんくる☆ぷりんせす」には特に触れないでおきます。
心から人目につく形にしなくて良かったと思っています。
note利用勢はおそらく若くても大学生以上の方しかおらんかなぁ、と勝手に思ってるんですけど、
若人に一言言いたいのは、もしバンドやりたい、でも踏み出せない、勇気が出ないって気持ちがあるなら絶対何かしらの手を使って一度でもいいからやった方がいいです。
プロ目指すとか目指さないじゃなく、オリジナル曲をバンドに限らずやりたい、音として形にしたいって思ってる人は尚更です。
自分の好きな曲や、自分が作った曲が
拙かったとしても他者とのアンサンブルで初めて形になったあの瞬間、あの4分間は自分の人生の中でも最も尊いものでした。
自分もこの記事書いてたら
ボーカル入りとかじゃなくてインストとか宅録もっかい作ってみたくなったなぁ、
そんなことを考えつつ、それでは。