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親のYouTubeのオススメ欄は最悪

2025/02/21



世界で一番あったかいコンクリート


バイトと家以外の社会断ちをして、8日が経つ。自分に対しての失望が、ドでかい、春、春、春

春休み、もうすぐ半分で笑えない
2月が28日しか無いのも救えない 最低

よく、ニートになるには才能がいるとかいう話を聞く。私は胸を張って才能があります!と答える。目を爛々と輝かせて、ひどいストッレートネックでそう答える。
布団の上でクネクネしていたらあっという間に日々は過ぎていく。有り得ないくらいモチベーションがない。ニートも2ヶ月目くらいで暇が辛くなって、タウンワークをブラウザで眺め始めるよ、とか、誰かが言う。嘘だ!ブラウザを開いたらインターネットサーフィンに直行だろう!暇な時間なんて一秒もない。

お金がなくて貯金を切り崩している状態のニートならば、確かにしんどいのかも。ペラペラの紙に印刷される数字が、段々小さくなっていく様子は発狂物だ。貯金って本当に一瞬でなくなる。私と親の10年間は、たった4年間で無に変化する

でも、インターネットでは、FIREをした人までがそう言う。仕事をしたくなりますよ。なんて立派な人達なんだ!

人生のお金が潤沢にあれば、人生をかけてクネクネしたい。人の働きによって作られたコンクリートの中でクネクネしたい。世界で一番あたたかいコンクリート コンクリートぽかぽかで草 

ニートの才能がない皆さん、才能のあるわたくしが、代わりにクネクネさせてただきますわよ。ご入金、お待ちしておりますわ。


日記と自意識のバグ


学校がないと日記に書くことってつまらないことしか無い。集団の中に自分がいる状態は情報がめちゃ多いから、お気持ち表明を乱発できる。日記ってカジュアルなお気持ち表明だ。今度からメモアプリに書いた文章をスクショしてTwitterにあげるタイプの日記にしていこうかな。

1人で家にいると、穏やかだ。心の機微が非常に少ない。学校に行くと自分の感情に驚く。家にいる限りは存在しなかった性格が人と関わることで発見される。だいたい嫌すぎるもののみが発見されるけど

忘れることが怖すぎる。自分がnoteが好きなのは備忘録的な面があるからなような気がする。別に、何をした、とかは忘れて良いんだけど、自分が考えていたこととか気分とかそれらを忘れてしまったときに、以前の性格的なものが記憶から完全に消失してしまうことが怖すぎる!

全部書き残しておきたいと感じる。そのわりに日記は三日坊主で続かないから困る。書き残せないじゃん!承認欲求か、自己顕示欲か、多分そのどちらもが強いから、人に見られているという状況があるおかげで書き続けられるのがnoteなのかもしれない。山月記?
いいねがあるというただ一点のみがモチベーションを支えている。

セルフレジじゃなきゃまともに買い物もできなかったし(今は偉いのでできる)、本屋で本を買うのも緊張するし、全然関係ない中学生とかが見えても通る道を変えるくらい自意識が過剰だが、なんか、インターネットにあれこれ公開することには抵抗がないのって変 ネットでできた友達みたいなのがあんまりいない事に起因しているのかも。ネッ友とかいたらこんなの公開していない 恥ずかしすぎるから


マジfight


最近バイト中に大人のマジの殴り合いを人生で初めて見た。小学生の時はよくクラスの男子たちが喧嘩していたのを見ていたが、大人の喧嘩は見たことがなかった。
全く関係ない立場から見る分には心穏やかだなぁと思った



親のYouTubeのオススメ欄


食卓で見る場合には、テレビはYouTubeより適していると思う。
なんとなく全員が不快にならないのがテレビのすごいところだ。
どうして食卓に響くゆっくり音声は、あんなに聞いてられないのだろうか

最近食卓で、親がYouTubeでニュースを見るようになった。テレビを老人ホームで暮らす祖父にあげたからだ。元々テレビがあったころもニュースばっかり見ていた。親とバラエティを見た記憶がない。

YouTubeになって良かったことは、日本語のニュースが見れることだ。
テレビを見ていた時は、必ず親が英語の副音声に変えていた。ニュースがスポーツ特集になるとすぐにチャンネルを変えて、bbcを見ていた。親はTOEIC980点だから理解できるかもしれないが、私はさっぱり分かんないんですけど…の顔 よく分からない英語英才教育のおかげもあって、私は英検2級に落ちた。
毎日呪文のみを聞いていたため、時事問題に疎かった。

YouTubeでニュースを見るとどうなるかというと、YouTubeくんが「僕の主人はニュースを見る世代の人だ!」と学習して、オススメ欄が最悪になるのだ。

天皇腹違い説、投資の真実、農薬の秘密、本当の戦争論、ひろゆき、岡田斗司夫、2ちゃんスレまとめ、ガルちゃんまとめ、など、など、など

私の親は冷静な人だ。そんなものにはのせられない。オススメ欄を一瞥 つまらない とだけ呟いて、マスターティンガスのアニメーションを見に行く。レイチェルブライスのダンスショーの動画を見る。ジンシモンズの動画を見る。タイドラマを見に行く。亀梨和也チャンネルを見に行く。エガチャンネルを見に行く…

段々、あんなに変だった、本当は変じゃなかったかもしれないけど逆張りをして少なくとも変だというポーズは見せていた親の好みが、大衆と融合していく。つまらないと言って見せてくれなかったようなもの達にどんどん親がはまっていく。オススメ欄の地獄は一歩一歩加速する。

黄色背景にトゲトゲした黒ゴシックみたいなサムネが並び始めたオススメ欄に、親は最初、YouTubeって全然面白くない!と文句をたれていた。気の毒だと思った。本当に面白そうな動画が一個もなかった。

ブラウザでYouTubeを開いて試してみてほしい。ログインしてない状態のYou Tubeオススメ欄は、自分の登録してある年齢を元にあたりさわりのない動画が並んでいる。びっくりするくらいつまらないオススメ欄になっているのが分かると思う。親のYouTubeは、これの3倍最悪になっていた。

でも、毎日これが続く
毎日毎日、コントラストの激しい同じサムネイルが表示される

ある日の夕食、ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙が秋篠宮家を口汚く罵るような長尺の動画が流れた。

親はそれを、自分で押して見ていた。

そんなわけないじゃんね とか言っていた 
じゃあ見るなよ と思った

危うすぎると感じた

オススメ欄に人は勝てないと思った。

親のいない間に、Kurzgesagt、お文具のアニメ、海外のroom tour、ゆるコンピュータ科学ラジオ、マックス、みうらじゅんのチャンネル などにアクセスして、いいねを押しまくった。 比較的親が好きそうなチャンネルを選んだ。
これが特に良いとかいうわけじゃないけど、ここらへんを見る層だと学習されれば まだ安全だ と思った

人のオススメ欄を変えてしまうのって良くないことだと思う エゴじゃん
私だったら相当嫌だ でも耐えられなくて、勢いでやってしまった。
親は次の食事の時、オススメ欄に表示されたお文具さんを喜んで見ていた。久しぶりに見た!と言っていた。かわいいー!と笑っていた。少し安心した。

来年、不安だ 久しぶりに帰省したら どうしようもないことになっていたらどうしよう!
こんなに身近なんだなって思った 私の親は頭も良いし、大丈夫だと思っていたのに

いや ショートニングを完全禁止してたりしてたから その感じは充分あったのか

YouTubeくんも 結構 悪いと思います

自分も怖い いつかそうなってしまわないことを願うだけ


今日の曲🎧




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うさ子
ほんとうに、お願いします ほんとうに、ありがとうございます