見出し画像

発達障害の我が子と迷子になった話

8ヶ月の弟としょーくん、パパと私でチューリップ畑に行きました。

スロープを見付けられずにベビーカーをパパが持ち上げて運ぶという話になり、しょーくんと私が手を繋ぐことに。

「自信ないんだけど…」

╭━^━━━━━━━━━━━━━━━━╮
しょーくんは私の言うこと聞かないじゃん。
私がベビーカーと赤ちゃん持つから、
パパがしょーくんと手繋いでてよ。
╰━━━━━━━━━━━━━━━━━╯

╭━^━━━━━━━━━━━━━━━━╮ 
赤子を乗せたまま階段降りるんだから、
ママでは危ないよ。
しょーくんは機嫌いいし、
手を繋いで階段を降りるだけだから、
大丈夫だよ。
╰━━━━━━━━━━━━━━━━━━╯

しょーくんが一段一段テンポよく階段を降りるたびに「やったね!」「すごーい!」と褒めて、座り込まれないように、駆け出さないようにとハラハラしていました。

(にこにこ)

階段を降りてホッと一安心していると、確かにしょーくんはとても機嫌がよく、ぐいぐいと私の手を掴んでお散歩に連れて行ってくれます。

パパはベビーカーを着地させ、後ろから付いて来てくれていました。

(今なら機嫌が良いし、もう少しなら大丈夫かな…)

普段からコミュニケーションが取れていないこともあり、しょーくんが積極的に手を繋いでくれるのに浮かれて、彼のペースでチューリップ畑をずんずんお散歩していきました。

(チューリップには目をやらずにただ道を歩く)

振り返る度にパパが小さくなりヒヤッとしましたが、進んでいるのは進路通りなので何とかなるだろうと思っていました。

が、

しょーくんは急に芝生に入り出し、道なき道を進み、ショートカットした形で別の通路へ。
そして、遊具のコーナーを目指してグイグイと引っ張っていくではありませんか。

╭━^━━━━━━━━━━╮
ままままま待ってしょーくん!
パパと赤ちゃん待ってるよ!
みんなと一緒に行こう?

╰━━━━━━━━━━━━╯

_人人 人人 人人_
 >キィーーー!
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

地面に寝転がり大声を上げて「いやいや」が始まりました。
寝転がるしょーくんを避けていろいろな靴が通っていきます。
顔も見ないまま複数の足に「すみません」を繰り返しながらしょーくんを抱っこしようとするも、くるりくるりと身をかわされ…

結果、遊具へ行くことに。

(機嫌いいし遊具で遊んでたらいいよね、パパに言っとこう…って)

(スマホがないーーー!!?)

スマートフォンもお財布も、赤ちゃんと一緒にパパに預けたマザーバッグに入っていました。
着の身着のまま、しょーくんと二人きりです。

はぐれたところまで戻るにもひと苦労。
しょーくんは気に入った遊具で遊ぶでもなくその周りをひたすらぐるぐると回り、ご機嫌。

同じところを回るたびに同じ人に道を開けてもらわなければならず、周りからの目が、何だか怖かったので俯いてしまいました。情けない親です。

「しょーくん、もう行こうか♪」と言っても地面に寝そべって「キィー!」

「すみません迷子です…この子と私が!」

まさに牛歩の歩みでしたが、はぐれたところへ戻ったり、迷子センターへ行ったり、園内放送をしてもらったりでパパと巡り合うことができました。

上のセリフで迷子センターのスタッフさんがポカーンとしていました。
「ええと…ご家族とはぐれたってことかしら?」と訂正してくれました。

そうだ、私は、30過ぎてた。
焦ると恥をかくだけですね(笑)。
迷子のお知らせではなく、お呼び出しで連絡してもらいました。

╭━^━━━━━━━━━━━━━━━━╮
もうスマホはカバンに入れない!絶対に!
╰━━━━━━━━━━━━━━━━━━╯

移動の際に、肉付きのいい暴れる2歳児を無理矢理に抱っこしたので両腕が筋肉痛です…。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集