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75年前の今頃に
数日前の海外の新聞に、今から75年前の1948年12月22日、23日に、日本の戦争犯罪者7名の絞首刑が執り行われたことが、載っていました。
戦争、とは第二次世界大戦で、処刑された戦犯とは、当時の日本の首相、東条英機や、南京の陸軍司令官、松井石根等です。(ChatGPTの記事抄訳から)
いわゆる「東京裁判」の判決を受けての、刑の執行だったのですが、こういった事実を、どのぐらいの日本人が知っているでしょうか。
ドイツでは、戦犯ヒトラーがどのように民衆を巻き込み、他国への侵略、特定の人種の虐殺を行ったか、様々な角度から研究され、反省をし、二度と同じ過ちを繰り返さないよう、きちんと教育・伝達がされていますが、日本は、第二次世界大戦、といえば、原爆、特攻隊、空襲、といった、パーツごとに理解はするものの、どのようにして始まったのか、何が原因だったか、誰が悪いのか、は曖昧にさせたまま、目を向けようともしていない気がします。
今の世界情勢や、経済的基盤の揺らぎから弱くなる一方の日本の立場、ずるずると米国寄りになる日本の安全保障、権力に忖度し情報を正しく伝えない(沈黙する)メディア等の状況を考えると、いつ日本が戦争に巻き込まれても、おかしくありません。
(今では数少ない)戦争を経験した方達の記憶では、戦争は、「なんだか知らない間にそうなってしまっていた」ものだったようです。
日本がどういう経緯で真珠湾を奇襲攻撃し、東アジアに侵略することになったのか、どうして戦争が防げなかったのか、当時誰が何をしていたのか、考察し、反省し、教育することが、非常に重要なことと考えています。
過ちがあっても、うやむやにし、責任を明確にせず、反省どころか被害者意識で事実を捻じ曲げ、本当の被害者を攻撃(誹謗・中傷)さえする・・・、私はいったい何のことを言っているのか・・・、当てはまることが多すぎて・・・。これが日本の国民性だとしたら、恥ずかしすぎます。
第二次世界大戦の日本の動きについては、海外の文献を参考にした方が、正確な情報が得られそうな気がするのは、(残念ながら)あながち間違いなさそうです。
【参考文献】New York Times (有料記事のため、会員以外は読める記事数に制限があります。)