#9 愛するチーム
第2回全日本社会人バスケットボール地域リーグチャンピオンシップ
【期間:2020年2月15日(土)〜18日(火)】
[男子]
1.黒田電気Bullet Spirits
2.JR東日本秋田ペッカーズ
3.リンタツ
3.日立金属ブルドッグス
今シーズン最後の大会、結果は3位でした。
欲を言えば優勝したかった。
目標であった『日本一』まであと一歩。
とは言っても、全国3位だなんて贅沢すぎる素晴らしい成績だと思います。
・茨城国体準優勝
・天皇杯2次ラウンド進出
・関東リーグ戦優勝
・全日本チャンピオンシップ第3位
結果だけ見れば、順風満帆なシーズン。
我がチームは明るさが取り柄なので、見ている人にとっては常に楽しそうに見えたと思います。
しかし決して楽な道のりではなく、困難を極めました。
シーズン当初はタイムシェアできていたはずなのに、怪我やベテラン陣の引退もあり、いつの間にか少数精鋭に変わっていました。
各大会で結果を出せば出すほどのし掛かる期待とプレッシャー。
1月に入ってからの練習試合なんて全く噛み合わず酷いものでした。
なのに人数がいないので練習で5対5はできない。
勝てるイメージが全然なかったですね。
それでも諦めずに前を向き、どんな苦しくても常にみんな笑顔でいようとしました。
色んな時間を犠牲にしながら何度もミーティングをやりました。とにかく話しました。
何より今シーズン幾度となく修羅場をくぐってきたので、どんな逆境でもみんなで助け合い、支え合い、励まし合い、声を掛け合うことが自然にできていたんです。
こうしてチーム全員で掴んだ全国3位。
こんな素晴らしいことはありませんね。
準決勝で敗れた後のミーティング。
若い選手たちから、
『この悔しさを忘れず、来年こそ日本一に』
と、頼もしい言葉もありました。
私はというと…
人生で一番泣いた日になりました。
キャプテンとして昨シーズンは不甲斐ない結果に終わらせてしまったことにあり、今シーズンに対しては並々ならぬ想い・覚悟がありました。
一方でキャプテンとしてチームを纏めていくことは当たり前という中で、プレイヤーとしていかに勝利に貢献していくかというのが課題でした。
しかし体力的にも年々置いていかれているのを感じ、怪我も思うように治らない。結果としてプレー面では若い選手に頼ってばかりのシーズンとなりました。
チームが結果を出せるようになった嬉しさの裏では、プレイヤーとして貢献できないという葛藤が常にあり、気持ちがうまくコントロールできない時もありました。
今シーズン最後の試合が終わり、チームの苦難、自分自身の辛さ、そんなことを思い出した瞬間、感情が爆発したんですね。
それぐらいこのチームに懸けていたんだなぁと。
そしてそれだけこのチームを愛してたんだなぁと。
ブルドッグスに入って10年、こういうチームになりたい!と想い続けて、スタッフ、チームメイトにも恵まれ、それがようやく形になってきた。
これ以上ない幸せなシーズンを送ることができました。
スタッフ、チームメイトには感謝感謝です。
そして一年間、応援してくださった皆様ありがとうございました。
来シーズンもっともっと実業団バスケが盛り上がって、ブルドッグスの試合を観に来てくれる人が増えれば嬉しいです。
これからも我らブルドッグスを宜しくお願いします!
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