フリーライターと名乗ることに抵抗がある話
ライターを始めてもうまる2年経つが
実は未だに専業主婦を自称している。
春から息子が入園し、昼の時間も使えるようになったので、
労働時間的にも収入的にもパートくらいには働いていて
ライターと名乗るには十分だと思うのだが
未だ私がそのような仕事をしているということを知る人は少ない。
何故か。
フリーライターという単語が何となく
物議を醸すからである。
私も実際そうだったのだが、フリーライターというと何となく危険な匂いがしないだろうか。
週刊誌にスキャンダルを売り込んだり
殺人事件の犯人に目星をつけたり
そのせいで殺されてしまったり…
まあさすがにこれは完全に2時間サスペンスのイメージなわけだか
実際にうちの祖父母に話したときは完全にこのイメージだったみたいでめちゃくちゃ心配されたし
少なくともフリーライターと聞いて
育児コラムや日用品のレビューを書く人、とすぐにイメージできる人はあまり多くないと思う。
WEBライターという言葉もある。
私は仕事を始めたばかりの頃、結構浮かれていたので割とWEBライターですと言いまくっていた。
しかしする決まってこう返事が返ってくる。
「どこで書いてるの?」
困った…
今でこそスマートニュースとかなら名の知れたところで書かせてもらってるが、
当時は安いSEO記事が中心だった。
掲載される場所を知らないことも多かったし、わかっていたところでとてつもなくマイナーである。
「えっとなんかゴーストライター的な?どこにのるかはよくわかんなくて…」
迷ったあげく、変にぼかして一気に怪しい副業をしてる主婦に名乗りを上げてしまう。
場にいる人は全員苦笑い。
そういう経験を、何度かした。
ただこういう悲惨な経験を経た今でも
どうも仕事に対しぼかしを入れてしまう傾向にある。
なんかこう、自分の立ち位置がわかんないのだ。
フリーライターです、フリーランスです、て言うと、大抵返ってくるのは「すごーい」である。
でも正直やってることは全然地味だし、人とも会わないし、収入を時給換算すればパートレベル。
すごーい、を期待する人に出すエピソードが何もない。
まあ正直たぶんみんなそこまで期待はしていない。
前に女性誌で「好きな仕事で生きていく人を大解剖」みたいな企画があって収入まで丸裸にされていたが、大体「子供のお年玉くらい」となっており思いの外現実的で驚いた。
私的には、好きなことを「仕事」にしてると言うには、普通に働いてる以上の収入が必要だと思っていたからだ。
でも大体の人は別に収入はそんな多くなくとも「自分の好きなことを仕事としている」というスタンスだけで十分で収入に関してはそれほど大事じゃないのかもしれない。
そう、私が自意識過剰なだけである。
だからこれからは胸をはって
「〇〇で記事書いたりしてるフリーライターだよ☆」
って言えるようになりたい
…けど、まだまだ気持ち的に無理そうです。
なーんか照れくさいんだよな、
フリーライターっていう響きがよ。
皆さんはフリーライターってどうどうと名乗れますか?
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