結婚前夜
明日は結婚式。
結婚式当日に必要な小物あれこれが揃っていなくて仕事終わりにショッピングモールをうろうろしていた式3日前。
ふいに「ドラえもん のびたの結婚前夜」という映画のタイトルが頭に浮かんだ。
「結婚前夜て、(結婚自体が生涯に一度のものであれば)一生に一日しかないんだよね。
なにげにすごく貴重な日なんじゃないか?」
…これはnoteに残しておかなくちゃ。
ということで記録に残しておこうと思う。
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そもそも結婚式はできないと思っていた。
私個人に金銭的余裕がなくて、結婚式に当てられる貯金が皆無だったから。
結婚式は2人で作り上げるものなのに、お金も出せない自分が「式を挙げたい」だなんて、言えるはずがない。
でもいろいろあって、費用の99%を夫が負担する形で式を挙げることになった。
この夫の太っ腹さには感謝しかない。本当にありがとうございます。
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今思えば、これは結婚式の前日だからというわけではなく、招待状やら親への記念品やら手紙やらを準備をしていてつどつど感じたことなんだけど、
私の場合、「結婚式」というのは
「これまで自分を育ててくれた親の、存在の大きさを感じる機会を与えてくれたもの」になった。
こんな機会だからこそ、素直な言葉で手紙が書ける。
こんな機会だからこそ、どんな記念品を贈ったら喜んでくれるのかを一生懸命考えられる。
考えるからこそ、そもそもお父さんとお母さんってどんな人なんだっけ?と記憶を掘り下げていくことになった。過去の両親との楽しかったこと、面白かったこと、悲しかったこと、嬉しかったことを、たくさん思い出した。
そうすると、「もっとああしてほしかった」、「なんでウチの親はこうなんだ」と憤って自己主張ばかりしていた頃の自分がとても幼かったと反省するとともに、怒りながらも縁を切らずに見守ってくれていた親の偉大さには感謝と尊敬しかない。
子どもの頃に感じていたいろんな感情が蘇るとともに、そのときに親が感じていたであろう気持ちを、自分がそのときの親の年齢に近くなった今、想像することができるようになった。
こうして子どもは大人になって、次の新しい家庭をつくっていくんだなと、「歴史を紡ぐ」ことの意味を体感する。
これからは自分が親になって、同じように子どもに背中を見せながら一人の人間を世に還元していくのか…。
ちょっと壮大な気持ちにもなっている。笑
こんな気持ちになるなんてことがもう予想外だった。
とにかく結婚式をすることで、いろんなことを感じられた機会になった。
また結婚式が終わったら、いろんな感情や思うことがでてくるんだろうと思う。
もっと感じたことや思うことがあるけれど、今は語彙力が足りなくて、短時間でうまく言葉で表現できないのが残念。
明日もそこそこ早い時間に起きないといけないのでタイムリミットも迫ってきた。
とりあえず、結婚式、することになって本当に良かった。
明日は楽しもう。