人生初の全身麻酔と痛みに強いらしいことが無駄に分かった日
悪阻が軽くてヤッホイと、
普通にGW出かけたり、胎教にめちゃめちゃ悪そうな今期の不倫ドラマ見て
「意外と深いぜ!note書こうかな!」
とかアホなこと考えていたわたくしは、
調子にノリすぎたのでしょうか。
先日、救急外来からの全身麻酔緊急手術、
そして現在お腹に傷を抱えながら入院中です。
前日までバリバリ元気に出かけてたのに…
ビビります。
そんな自分的に衝撃だったここ最近を入院中の暇つぶしがてら書き留めたいと思います。
緊急時のカオス
ずっと左側の卵巣あたりがチクチクするなぁとは思ってたんです。
でも出血がなければ子宮が大きくなってるだけだと言う説を信じてやまず、
マイベビーはやたらデカくなってるんだなぁ
なんて呑気に思ってまして。
でも、その日の夜はなんかいつもより調子が悪かったので早く寝たんですね。
そして、夜中の3時。
左側のお腹の激痛で目覚める。
いつもの生理痛と比べたらましだと思ったが、ちらっと不妊治療の病院で言われたことがよぎり、いよいよなんかやべーぞということで、
両親を起こす。
我慢できるかもしれないと言う私を
両親が強制的にとりあえず出産予約をしていた病院に輸送。
前から腫れてると言われていた左側卵巣
(腫れること自体は妊婦あるあるらしい)
が肥大化しすぎて重さでグルンって卵管が捩れる現象が発生してるのではないか、
と言われました(卵巣捻転というらしい)
母はパニックで「この子生理痛も酷くて!」
「お母さんそれは関係ないです」
という謎なやりとりを看護師と繰り返し、
父は張り切って内診表の代筆試みるも私の婦人科系情報分かるはずもなくそれじゃない感
(結果ドイツにいるハズバンドに報告する係という重要な役割にシフト)、
狼狽したハズバンドは謎に仕事テンションで普通に説明してるだけの病院の先生をオンラインで詰めるという、
私はもはや痛すぎて白目剥きながら車椅子で輸送される状態だったのですが、
後で考えると目も当てられぬカオスをsponsored by我が家でお送りしていた模様です。
でも、本当に一生懸命に全員が助けてくれようとしていて、ありがたかった。
実家じゃなかったらと考えるとゾッとする。
そして、こういう時の救急の看護師さんは天使に見えました。
全身麻酔と痛みに無駄に強いことが発覚する事態
そんなこんなで、あれよあれよと、
気づいたら点滴をさされ、入院手続きが進み、
恐ろしいリスクが羅列された書類に署名させられ、
全身麻酔内視鏡のワーストケース卵巣全摘&流産するかもor妊娠継続むずいかもYO手術
を受けることになりました。
軽く書きましたが、
正直かなり恐ろしかったです。
「質問ありますか?」と聞かれても、
もはや「先生の好きな食べ物はなんですか?」しか思い浮かびません。
人生初の全身麻酔は、
受ける前まで途中で起きたら気管挿管とか苦しくて怖くない?!とか思ってましたが、
ドラマのように、
今から麻酔入れますね〜って言われて気づいたら、名前呼ばれて、ハラキリされたおNEW! な痛みにびびっておきました。
妊婦だから量調節したのか、速攻麻酔はさめ、起きてオエっ的なことも全くありませんでした。
そして、結果。
2回グルングルンと卵管が捻れてた
らしいです。
よく我慢してたね。
痛みに強いんだねと言われました。
新発見です。私誰よりも痛みに弱いと思ってたんですけど、長年の生理痛重症ソルジャーの経験が悪い方に働いてしまっていたようでした。
侮ることなかれ、腹痛。。
母親は心配がなくなったら母親でなくなるらしい
最近のマイマザーの名言なんですけど、
子供がお腹に宿ってから、流産しないかから始まり、障害はないか、無事産まれるか、学校でいじめられないか、受験大丈夫か、結婚できるか、女だったら子供無事に産めるかetcと
ずーっと心配だそうです。
逆に心配事がなくなったら母親としての役割は終わりで私はTHE END的空気を出してくるのは娘として辞めて欲しいんですけど、
なんか、あぁなるほどと。
母になる洗礼を受けた気がしました。
今回幸いにも、
卵巣温存かつベビーにも被害なく手術が済みましたが、
刺激を与えてるので通常よりも流産の確率は上がると言われましたし、あれだけ食べ物とか気をつけていたのに、諸々の薬を使わざるおえない状況で、予期せず薬漬けです。
とにかく、間違いなく早期に手術できたこと、次の日から歩ける腹腔鏡手術という医療技術にも感謝感激なのは事実です。
でも、この心配ジャーニーは今後どこまでも続くんだなというのは心に刻み込まれました。
母とは、心配するのが役割なのでしょうかね。
どうなるか安定期まで分からないですが、
ただただ自分の運の強さを信じるしかないです。
◇
そして、チキンハートなわたくしは
今回の件で完全に諸々の自信を失い、
一気に【ドイツ出産<<日本出産】
とシーソーが傾いて参りましたとさ。笑
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