ドイツと日本どっちが子育てしやすいのかという議論
渡独して1ヶ月ほど経ちました。
近頃は保活と
育児サークル(娘が喜ぶので)に勤しみすぎて、
それに加えて歯がもうすぐ生えそうな娘の発狂が止まらず、なかなか疲弊しておりますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
お陰様でそろそろ
うっすらドイツ子育て環境の全体像が
見えてきまして。
散々、
「ドイツのが子育てしやすいよ!」
と言われたアンサー記事を書きたくなりました。
まだ1ヶ月なのでファーストインプレッション
という理解で読んでいただければと思います。
公共交通機関
ドイツに来て最初に「おお。これは」
と思ったのは、
バスやトラムにあるこちらのマークです。
この入り口から乗るとベビーカーを置ける広いスペースがちゃんとあります。
広いし、
日本のバスと違って全てノンステップだし
これはなかなか良き。
逆にここしか乗れないという意味でもあり、
別のドアの前に立ってしまうと乗れない点、
そしてベビーカーが大量に乗って来た場合はカオスな点だけ要注意ですけれど、
日本は【ベビーカー=バス不可】レベルに
乗りにくいので総合的にこれはドイツに軍配。
一方の電車。
U-bahnという地下鉄的な電車(まだS-bahn乗ったことないのでそっちはノーコメント)は
全ての席がボックス席なので、
入り口はベビーカーも置きやすいものの、
それ以外はそもそも移動不可能
(というか入れない)。
日本もほとんどの場合
ベビーカー族は入り口付近にいて、
席の前にベビーカーをつける人はあまりいませんが、横並びなので車内は一応移動可能だし、
空いていれば横並び席に座って前にベビーカーを設置することも可能なので、
ドイツのオールボックス席はスペース効率的に
まじ謎だなと思っている次第。
授乳室
日本の授乳室神すぎるから気をつけて?
ドイツは授乳室ほぼないと思ってよろしいです。
ミルク用のお湯?電子レンジ?
アンパンマンジュースの売ってる自販機?
カーテン付きの授乳室?
ありません。
これらが揃っている日本の商業施設がどれだけ素晴らしいかを実感しました。
そもそも気づいたのが、
まずもってドイツはだいぶ母乳推進であること。
あと、
母親達が気にせずその場で突如授乳しだすこと。
カフェで喋ってていきなりペロンって感じ。
授乳ケープという概念もなさそう。
やーぱん(Japan)で子育て初期を経験した
わたくしと致しましてはちょっと街中では抵抗ありまくりすてぃなので外出時は完ミ。
お湯入れた水筒を持ち歩いて生きております。
しかも、驚くべきことに、
昔の記事で
「日本だけ液体ミルク後進国だせ!
くそがあああ!」という記事を書きましたが
(そこまでは言ってない)
ドイツで液体ミルクあんま見ないのは私の目が節穴だからですか?
日本なんて3種類くらいあったけれども。
まぁとにかく、
ドイツは母乳推進文化なんだと思います。
おむつ替えスペース
うん。ドイツほぼ、ないNE。
(私の住んでるエリアは少なくとも)
日本と比べたら、
ほぼないと言ってよろしいですNE 。
そして、日本では信じられないと思いますが、
何故かdmというドイツのドラッグストアチェーン内の赤ちゃん用品コーナーにオムツ替え台が
でーんとあるので外出時のオムツマターの際は、
皆さんそこを目指します。
マツキヨとか、HAC内にある感じです。
仕切りとかなくて普通に陳列棚の横とかに。
ゴミ箱もあるし、オムの予備もあったりします。
エレベーター
はい。ごめんなさい。
ドイツのエレベーター
クソです。(言葉悪いソーリー
今うさぎのしっぽ的に一番これにキレてる。
特に駅のエレベーター。
エスカレーターにベビーカー禁止マークつけといて駅内の全エレベーター壊れてるってどゆこと?
ちゃんと壊れてるマークついているなら百万歩譲っておっけーとして、しれっと壊れてるのやめてほしい。
結果、エスカレーターに無理矢理乗せるか、
優しい人に助けてもらいながら、
階段頑張るかどっちか。
ちなみに、どこのエレベーターが壊れてるかわかるアプリがあるらしいが、
そんなん作ってる暇あったら
エレベーターマジ直せ?(これはガチ
この国に来て一日お出かけして、
壊れたエレベーターに出会わなかったことがないので、私は時間がかかってもどうにかバスとトラムで生き抜こうとしております。
後は古い駅とかは、
そもそもバリアフリーではないので超危険な野晒しの外階段みたいなのをベビーカー担いで降りたりしている。
公共交通機関は一部ベビーカーフレンドリーなので調子乗ってベビーカー乗り回すと途中から、
悲惨な目に遭うこともあります。
保育園事情
これだけで一つ記事が書けそうなのでここではシンプルに。
日本より保活エグい可能性。
「母親は家に」信仰も結構あるという噂。
でもドイツにいる人たちは日本女性よりキャリア復帰に必死ではない印象。(今後理解を深めて別記事で述べます
街の人々
マイハズバンド曰く、
「ドイツはおじいさんやおじさん達も含めて街の人全員子供に優しい」
可愛いねぇーとか、寒くないー?何歳ー?
とか、子供連れてるとめちゃ話しかけられます。
鬼のように話しかけられます。
それはもう嵐のごとく。
withベビーカーでカフェランチしてたら
話しかけられて途中私が食べてる間に娘をあやしてくれるレベルで優しい。
あとは、ベビーカー運ぼうか?というオファーも多数いただけて優しい。
その他、
「赤ちゃん騒いでても日本より嫌な顔しないんでしょ?」って日本のぴーぽー達に言われて送り出されましたが、
わたくしの住んでいるエリアでは、
バスなどでグズグズする娘を見て、
「眠いのかなぁ?お腹すいたのかなぁ?」
(※私のしょぼいドイツ語リスニングによると)
と人々が一緒に考えてくれたり、
あやしてくれます。(驚愕
とはいえ、
自虐するほど最近の日本人そんなに意地悪じゃないような気もする昨今。
優しさ度合いというよりも、
見知らぬ他人と関わるか否かという文化の違いも大きいのではないでしょうか。
他人と関わらなくて良いように素晴らしい授乳室やおむつ替えスポット、駅内のエレベーターが整備されているのか、その逆かどっちでしょうね。と。
◇
ドイツと日本どっちが育てやすいか。
意外と難しい質問でした。
東京の暮らしと比べると無限に公園あるし、
街の人々みんなで子供見てくれるしってのがありますが、日本の設備や驚異的な便利さが恋しくなることもあったりなかったりです。
もうちょっとしたら俄然ドイツ!になるかもしれませんが、さすがにまだ滞在1ヶ月。
日本を引きずっているわたくしであります。