痛いポエムの作り方
人間にあって、AIにはないもの、な〜んだ?
答えは感情。
恍惚、悔恨、羞恥、嫉妬…
これらの細やかな感情は人間特有のものだ。
そこで私は思った。
そうだ、痛いポエムを作ろう!
読んでいて「恥ずかしい」を通り越して「イタタタ…ッ」となってしまうポエムを作れるのは人間だけ。
この大AI時代に、人間にしかできないことを、やろう
①痛いポエム頻出単語を集める
noteで #ポエム と検索してみると
20分に一回くらいの頻度でユーザー達のオリジナルポエムが投稿されていることがわかる。
この中から私の独断と偏見で「痛いポエム」を30作ほど選出し、使われている名詞のデータをとってみた。
このグラフを見ると、「こと」「私」「あなた」など普通の文章でも非常によく使う言葉や、「幸せ」「存在」「心」「瞳」「世界」「気持ち」など、いかにもポエムに使われそうな言葉がランクインしている。
痛いポエムを書く時は後者のようなワードを意識して入れていこう。
②テーマと具体的な設定を決める
詩には必ずテーマがある。
今回は「別れた恋人への未練」という痛いポエムの王道テーマで書くことにした。
「自分の浮気が原因で最近彼氏と別れた女子大生が、自身の愚かさを責めつつ、彼のいない孤独な人生が今後何十年も続くかもしれないことを悲観し、現実では吐き出す相手もいないような鬱屈した感情をポエムにしてブログに綴った」
という設定にするのが良さそうだ。
それでは、「幸せ」「存在」「心」「瞳」「世界」「気持ち」などの言葉を意識しつつ、テーマに沿って適当にそれっぽく書いてみよう。
③ 実際に書いてみる
私が書いたものがこちら。
恋人と別れる前の世界を「青い海」、別れた後の世界を「暗い水槽」に例え、別れてもなお残る執着を表現したつもりだ。
どうだろうか。痛いだろうか。
私は自分で読んで少し恥ずかしくなってしまった。
しかし、まだ足りない。
読者の心を爪で引っ掻くような攻撃力が、足りない!!!
もっと痛くするために、以下の要素を追加して書き直そう。
後悔や自責の念
人生や社会への諦め
無駄な句読点、、、や絵文字🥀
ちょっとカッコいい熟語
これらを入れて修正したものがこちら。
どうだろうか。痛いだろうか…
私はポエムを書いているうちに痛覚が麻痺してしまったので、痛いかどうかがわからない。
だから、この記事を読んでくれている方はコメントで痛いかどうか教えてください。
そしたらお礼にこの2つのGIFを保存して自由に使う権利を与えます。
最後は、このポエム作りを通して私が気に入ったフレーズで締めよう。
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