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自分らしく生きる個人事業主のマーケティング①|需要と供給について

1.はじめに|個人事業主にも大切なマーケティング

精神疾患や発達障害当事者だとしても、自分らしく生きる新しい生き方として、障害者雇用+フリーランスをおすすめしました。
当該記事はこちら

自分の好きを商売にする方法として、フリーランスがあるのですが、開業届を出すだけで個人事業主になることができます。
しかし、自由度が高くて自分の好きを商売にしやすい個人事業主ですが、闇雲に好き勝手しただけではなかなか売れてくれません。売上が立たないとやはりモチベーションの維持は難しくなってきます。
そこで個人事業主として売れる仕組み(マーケティング)について何回かに分けてお話していきます。
今回のテーマは「需要」と「供給」についてです。
事業において「需要」と「供給」は大切、よく聞くことですが、これをきちんと理解できている人は少ないように思います。

この記事を読めば「需要」に対する基本的な考え方を理解でき、供給を考える土台ができます。

2.需要とは

早速ですが、質問です。
「需要」ってなんですか?

ここで少し脱線しますが、記事を読むときにただ読み進めていくよりもツッコミを入れるなどして、自分の場合はどうかと考えながら読むと理解度が高まります。
ある実験のお話ですが、授業を聞いている人たちを3グループに分けます。
1つ目はただ聞いているグループ、2つ目は先生が言ったことを鸚鵡返しするグループ、3つ目が先生が言ったことに対して自分の考えを発言していくグループ。
この3つのグループで一番学習効果の高かったグループは言わずもがな3つ目のグループでした。続いて2つ目のグループ、そして一番効果の低かったのがただ聞いているグループです。
私が言いたいことはわかりますね。ツッコミを入れながら読んでみてください。

さて「需要」とはなんでしょうか。
ニーズだとか、欲しいと思う気持ちだとか、いろいろと説明できると思います。

では、次の質問です。
「欲求」とはなんでしょうか。
欲しいと思う気持ちとは、やりたいと思う気持ちとか説明できると思います。

それでは「需要」と「欲求」の違いはなんですか?
この説明をきっちりできる人は「需要」をきっちり理解できている人だと思います。
この微妙な違いがビジネスにおいてすごく大事になってきます。

私なりの説明になりますが「欲求」とは、何かを欲する感情のことと定義しています。
痩せたいとか稼ぎたいとか美味しいもの食べたいとか、これが欲求です。

一方で「需要」とは、欲求が派生して商品やサービスに対してこの感情を持った時、それを需要と定義しています。

一見、あまり違わないようですが、実はビジネスでは大きな違いとなってきます。
「痩せたい」という欲求に対して、その欲求を満たす需要はたくさん出てきます。
・痩せる方法を教えてほしい
・痩せるサプリメントがほしい
・痩せるトレーニングを知りたい
・痩せる食事メニューを知りたい
・痩せるアイテムがほしい
・ダイエットを継続するノウハウがほしい
・太らない生活習慣を知りたい
これらは、痩せたいという欲求は満たしていますが、需要としては全然違うものだということは理解いただけたでしょうか。

欲求は同じでも、需要次第で提供するサービスは全く異なるんです。
痩せる運動習慣を取り入れたい人にサプリメントを紹介してもいまいち響かないのです。

ビジネスにおいて、この欲求は見つけやすくこの欲求を満たすサービスを行っているけど、需要をうまく掴めておらず泣かず飛ばずなんてことがよくあります。

欲求と需要の区別が十分できていないと、時間がないからスキマ時間で痩せる習慣を取り入れたい人に、ゴリゴリマッチョがコンサルする週5日みっちり玄人向けパーソナルジムを販売しようとしてしまいます。
これでは売れないことがよくわかりますよね。

この需要をしっかり掴んで、適切な供給を届ける。
それだけでビジネスは上手く軌道に乗っていきます。

3.需要の考え方

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