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うさぎのケージ選びのポイントを紹介します。

うさぎ飼育の必需品がケージです。ケージは、うさぎの生活の場になります。一日の大半を過ごす場所になりますので、うさぎにとって快適なケージを選びたいですね。現在はうさぎ用ケージの種類が豊富になり、どんなケージにするか、迷う方がいると思います。

 今回はうさぎのケージ選びについて、ポイントをまとめてみました。


ケージ選びポイント① うさぎの体の大きさに合ったケージを選ぶ

 仔うさぎの頃から飼い始める方が多いと思いますが、大人うさぎになった時のことを考えてケージの大きさを選ぶ必要があります。

 ・体重1㎏前後の小型種 幅50~60㎝以上。

 ・体重2㎏前後の中型種 幅60~70㎝以上。

 ・ケージの奥行きは50~60㎝あるとよい。


 うさぎは何か気になることがあると二本足で立ちあがって、周りを見回す習性があります。立ち上がってもぶつからないくらいの高さのケージをえらびましょう。また興奮すると、ケージの中をくるくる走り回ります。体を回転させてもぶつからないくらいの大きさが必要です。

 ケージの中にはトイレ、エサ入れ、給水器などの飼育用品を取り付けます。飼育用品を入れても、うさぎが身動きしやすい大きさを選びましょう。


 ケージ選びのポイント② ケージの床の素材を選ぶ


 うさぎ用のケージは床の素材にいくつか種類があります。代表的な3つの素材について紹介します。〇はメリット、▲はデメリットになります。デメリットがあっても、工夫次第で対応することができます。うさぎの足を痛めにくく、手入れがしやすい素材を選びましょう。


・木製の床

 〇足裏に負担がかかりにくい。

 〇うさぎがかじっても安全。

 ▲おしっこなどの、汚れがしみ込んでしまう。

 ▲水洗いすると、乾くまでに時間がかかる。替えの床が必要になる。


・プラスチック製の床

 〇足裏に負担がかかりにくい。

 〇水洗いや拭きそうじがしやすい。

 ▲体重が重いうさぎが乗ると、破損してしまう可能性がある。


・ステンレス製の床

 〇耐久性がある。

 〇水洗いや拭きそうじがしやすい。

 ▲足裏を痛めやすい。金網の上に別の素材のマットを置くと良い。


ケージ選びのポイント③ 部屋のインテリアに合わせたケージの色を選ぶ

 ケージの色は白、茶、黒などが代表的な色としてあげられます。排泄物受けがピンクになっているものなど、可愛い色合いのケージもあります。うさぎのケージはそれなりに大きさがあるため、部屋の中に置くと存在感が出ます。インテリアにこだわりがある方は、お部屋の雰囲気に合わせたケージを選んでください。


ケージ選びのポイント④ ケージの機能を選ぶ


 うさぎの習性に合わせた機能的な工夫がなされているケージがあります。いくつかの機能について紹介します。


・排泄物受けの形状

 排泄物受けは引き出し型のトレーとそうではない形状があります。排泄物受けが引き出し型になっているケージをお薦めします。引き出し型ではないケージは、掃除の度に金網部分を取り外す必要があります。掃除の手間を考えると、引き出し型の方が手入れをしやすいです。

 引き出し型にはトレーがいくつか分れている物があります。トレーが分かれているケージは汚れているところだけ、シートや新聞紙を交換すればいいというメリットがあります。


・おしっこよけのカバー

 ケージの下部にプラスチックのカバーがついているケージがあります。オスのうさぎの中にはおしっこを飛ばす習性の仔がいますのでおしっこよけになります。ケージ周辺の壁や床の汚れ防止になります。


・キャスター

 ケージは5~10㎏の重さがあります。移動しやすさを考えたキャスター付きのケージがあります。キャスターにはストッパーがあるか確認をしましょう。


・開口部

 ケージの開口部(扉)は大きい物を選びましょう。開口部が大きいことで、うさぎの出し入れがしやすくなります。天井も開く形のケージもあります。開口部は簡単に開いてしまわないように、ロックがあるものを選ぶといいでしょう。


・その他 ケージの下に敷くマット

 キャスター付きのケージなどはキャスターに体重がかかるため、柔らかい床の場合は床部分に跡がつくことがあります。またおしっこや換毛期の毛の飛び散りによって、ケージ周辺の床を汚すことがあります。

 マットは必須アイテムではありませんが、ケージの下にケージより一回り大きいマットを敷くことをお薦めします。マットがあることで床を汚しにくくなりますし、冬場は床からくる冷気を防ぐ効果もあります。

 マットはペット用の防水マットやパズル状のマットなどがあります。パズル状のマットは汚れたらその部分だけ交換できるので便利でした。


まとめ

 ケージ選びに迷ったら、機能面を重視して、ケージを選ぶことをお薦めします。筆者は様々な小動物を飼い、動物に合わせたケージを購入してきました。安価で使いにくいケージは結局買い替えることとなり、安物買いの銭失いになってしまったことがあります。ケージは消耗品ではないので、頻繁に買い替えません。数年間は使うことになりますので、初期投資は多少かかっても機能的なケージを選ぶといいでしょう。


講師名 anan

 

 子どもの頃から生き物が好きでした。今まで、ハムスター、インコ、モルモット、ハムスター、デグー、うさぎ、犬、ウーパールーパーとたくさんの動物と生活してきました。職場で飼っていたうさぎのお世話をしていたこともあります。

 以前我が家にいたうさぎは、垂れ耳のオレンジ色のホーランドロップでした。今でも家の近所のうさぎ専門店に通い、可愛いうさぎの姿に癒されています。将来はネザーランドドワーフを飼ってみたいです。



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