神秘的なおめめのライン♡ドワーフホトってどんな種類
うさぎを飼いたい!と思っても、調べてみると意外にたくさんの種類がいて、どの種類の子を飼おうか迷ってしまったという経験はありませんか?
日本で飼うことができるうさぎの種類は、なんと全部で50種類!
今回は、おめめの周りの黒いラインが特徴的な「ドワーフホト」についてまとめてみました。
◆ドワーフホトって?
うさぎには大きく分けて、
「ネザーランドドワーフ」「レッキス」「ロップイヤー」
「アンゴラウサギ」「ドワーフホト」「ダッチ」「チンチラウサギ」
「フレミッシュジャイアント」「ライオンラビット」
「アメリカンファジーロップ」「ジャージー」
「ジャパニーズホワイト」の12種類のうさぎがいます。
今回ご紹介するドワーフホトは、ネザーランドドワーフとブランデホトの特徴を併せ持つうさぎ。
黒いアイラインのような模様はブランデホト、サイズ感はネザーランドドワーフからそれぞれ受け継いでいます。
エジプトの囲み目メイクのようなエキゾチックな印象を受けるドワーフホトですが、どのような経緯で生まれたのでしょうか。
◆ブランデホトとドワーフホト
黒いアイラインのような模様が特徴的なブランデホトという品種が生まれたとき、人々はその珍しい特徴に熱狂しました!
しかし、いかんせんブランデホトはペットとして可愛がるには大きすぎたため、なかなか普及しませんでした。
そこで、人々も楽しめる「ペットとしてのブランドホト」を作ろうという動きが始まり、試行錯誤の末に「飼いやすいサイズのネザーランドドワーフと交配させればうまくいくのでは?」と思い付いて、今日見られるドワーフホトが生まれたというわけです!
それでは、元となったブランデホトはどうなったのかというと、
なんと現在は絶滅危惧種とされています!
そのためペットショップなどで見かけることもまずないでしょう。
黒いアイラインが可愛いうさぎを飼いたいと思ったら、
現在ではドワーフホトしか選べないということですね。
しかし、実はドワーフホト自体もなかなかレアな品種。
飼いたいと思っても、近くのペットショップに見つからないことも……
また、見つかったとしてもなかなかお高めの値段で取引されていることが多いので、ドワーフホトを飼いたい!と思った方はまず、そのハードルに気を付けましょう!
さすがエキゾチックな美人さん、出会う難易度も一筋縄ではいかないというわけですね。
◆飼うにあたって
そんな高嶺の花のドワーフホト。
やっぱり気性も気難しい感じなのか……と思いきや、
意外とアクティブな性格で、遊んでもらいたがりです!
人に懐きやすく活発で、色んなおもちゃに興味を示すなど好奇心旺盛なところも。
もちろん個体差もありますが、ほとんどの場合は気性で悩むことはないでしょう。
ただ、先述したとおりとっても遊んでもらいたがりで好奇心旺盛な性格なので、ずっとケージの中に入れっぱなしにしておくのはあまり良くありません。
毎日決まった時間ケージから出して、広いスペースを自由に走り回れるような状態にしてあげるのが大切です!
そのため、生きるための最低限のスペースではなく、ある程度広めのスペースを確保してあげた方が良いでしょう。
可能であれば一部屋をうさぎが自由に使える状態にしてあげたいですね。
また、ほとんどのうさぎがそうであるように、
ドワーフホトも高温・低温が苦手な生き物です!
病気や弱りに繋がらないように、適切な室温を保つよう心がけてあげましょう。
ドワーフホトは短毛種なので、毛のお手入れに関しては
長毛種ほど気遣う必要はありませんが、うさぎである以上一定の抜け毛はあります。
ごく頻繁な頻度でなくても構いませんが、ブラッシングや抜け毛のお手入れは定期的にしっかり行ってあげましょう!
◆ドワーフホトならではの可愛さ♡
他の種類にはない、独特の美しさを持つドワーフホト。
お迎え難易度がちょっぴり高めですが、飼い主さんと遊ぶのが大好きなとっても可愛いうさぎです。
飼いやすくも個性の強い品種なので、普通のうさぎではないうさぎをお迎えしたい!という飼い主さんは、ドワーフホトのお迎えを検討してみてはいかがでしょうか。
講師:岸本
幼少期に訪れた動物園で白い毛のロップイヤーラビットを見て「天使みたいな生き物がいる!」と電撃が走って以来うさぎに夢中。
今では自他共に認めるうさぎ好きで、「うさぎの魅力を語っていたら聞いていた相手もうさぎ好きに」「プレゼントをもらう機会があると何も言わずとも皆うさぎグッズを買ってくる」「友人がうさぎ柄のグッズを見て「あっ、岸本さんだ」と言い出す」などのエピソードを持つ。趣味はうさぎのぬいぐるみ集め。