うさぎはどれくらい生きるの?ご長寿うさぎを目指すために、気をつけるポイントを3点紹介します。
家族の一員である、小さな可愛いうさぎ。1日でも長く一緒に生活をしたいですね。動物は種類によって、寿命が様々です。ハムスターのように2年程度の短命な動物がいれば、大型インコのように50年近く生きる長寿の動物もいます。今回はうさぎの寿命について解説します。また、ご長寿うさぎを目指すためのポイント3点を紹介します。
うさぎの平均寿命は?
うさぎの寿命は平均すると7~8年と言われています。以前は5年未満と言われていました。最も長生きしたうさぎ(ギネス記録)は、18才10か月まで生きたそうです!
うさぎの寿命が延びた理由として、以下の3点が考えられます。
・飼い主の飼育知識の向上。
・うさぎを診ることができる獣医が増えたこと。
・フードの質の向上。
私が子どもの頃はうさぎの飼育知識がほとんどありませんでした。うさぎを小さなケージに入れ、夏でも外で飼うことが多かったと記憶しています。フードの種類が乏しく、野菜を中心に与えていました。現在はネットを中心に、うさぎの飼育知識が豊富に得られるようになりました。うさぎ専門店やブリーダー、うさぎを診られる獣医師が増え、専門的な知識を持つ方からの発信も増えました。正しい飼育知識が広まったことで、うさぎの寿命が延びたと考えられます。
我が家のうさぎは人間だと何才になる?
うさぎの年齢換算表
うさぎの年齢が人間の何才にあたるか、下記の表にまとめました。おうちのうさぎが、人間では何才くらいになるか目安にしてください。うさぎの品種によっても違いがあります。ご了承ください。
うさぎ 人間 うさぎのライフステージ
1ヶ月 1才 成長期
6ヶ月 10才 ↓
1才 18才 若年期
3才 36才 ↓
4才 44才 中年期
6才 58才 ↓
7才 66才 高齢期
9才 82才 ↓
10才以上 90才 超高齢期
うさぎのライフステージについて
上の表からわかるように、うさぎのライフステージは大まかに4つの期間に分けられます。
・成長期(生後1か月~1才)
・若年期(1才~4才)
・中年期 (4才~6才)
・高齢期、超高齢期(7才以降)
うさぎは1才になるまでに急激に成長し、人間でいうと20才近くになります。生後1年までの成長期は、体調管理に気をつけましょう。
7才以降は高齢期になります。高齢期にはいると、人間と同じように体と心の衰えが見られるようになります。健康でいられる時期を伸ばせるように、飼育環境やフードの見直しが必要になってきます。
長寿うさぎを目指すためにできること 3つのポイントを紹介します。
10才以上のご長寿うさぎを目指していきたいですね。うさぎが長生きするための、3つのポイントを紹介します。
健康状態の把握をする
うさぎの健康状態を観察し、違和感があった時は受診するようにしましょう。毎日チェックするポイントを挙げますので参考にしてください。早めの受診が重症化を防ぎます。
・食べたフードの量を見る。
食欲不振や全く食べない状態は命に関わることがあります。毎日食べたフードの量を確認しましょう。
・牧草を食べているかどうか見る。
牧草は歯の健康や胃腸の状態の維持のために、不可欠な物です。牧草を食べさせるようにしましょう。
・おしっこやうんちの様子を見る。
量や色、うんちであれば硬さを観察しましょう。特に軟便や下痢は危険な状態ですので、注意しましょう。
・元気かどうか、普段と違う様子がないか。毛並みはきれいかどうかを見る。
食事や排せつに問題はないけど、何となく元気がない。普段より毛並みにツヤがなくボサボサという時があります。そのような時は不調が隠れていることが多いので、受診をお薦めします。
病院に慣れておく
健康に問題がない時でも、健康診断や爪切りで病院に定期的に通う習慣を付けましょう。病院に行くことで、体重や全身の状態などが記録されます。これらの記録が貴重な資料になります。
病院は同じ空間に犬や猫がいることがあり、うさぎにとってはストレスが多い場所になります。普段から通うことで、うさぎを病院に慣れさせる目的もあります。
温度と湿度の管理をする
室内の温度と湿度の管理をしましょう。特に夏はうさぎにとって苦手な季節になります。エアコンを使って、適切な室温と湿度を維持しましょう。特に生後1年未満の仔うさぎと7才以上のシニアうさぎにとって、温度と湿度管理が重要になります。室内に温湿計を設置し、季節に合わせた温度と湿度管理をしましょう。
まとめ
正しいうさぎの飼育知識が広まったことで、うさぎの寿命は延びています。私の周りでも10才を超えるうさぎがいます。今後も寿命は延びていくかもしれませんね。
ご長寿うさぎを目指すためには、日々の健康管理が大切になります。体調不良を早く発見することで、重症化を防ぐことができます。「フード・牧草を食べているか」「おしっこ・うんちに変化はないか」「毛並みなどに変化はないか」これらの点を毎日観察しましょう。異変を感じた時は病院の受診をお薦めします。健康で長生きのうさぎライフにしたいですね。
講師名 anan
子どもの頃から生き物が好きでした。今まで、ハムスター、インコ、モルモット、ハムスター、デグー、うさぎ、犬、ウーパールーパーとたくさんの動物と生活してきました。職場で飼っていたうさぎのお世話をしていたこともあります。
以前我が家にいたうさぎは、垂れ耳のオレンジ色のホーランドロップでした。今でも家の近所のうさぎ専門店に通い、可愛いうさぎの姿に癒されています。将来はネザーランドドワーフを飼ってみたいです。