嫌なことをやってる暇はもうない…ならば
心身をすっかり弱めた初夏だったが…おかげで気づいたというか、自覚させられたことがあった。老いている、ということだ。
人生80年時代なんだから、と言ってみても、私と言うお話は下巻の真ん中を越えたくらいであることは確かだ。これから盛り上がるってこともあるけど…終息に向かっていくことはどんな読者も認めるところだ。
今までやってきたこと、生き方、後悔ばかりだ。ずっとやり続けてきたことなどひとつもないし、自信を持ってこれが私の人生でしたと語れることなど何もない。
とはいえ、悔やんでいる暇もなく後半戦は始まっている。振り返って悲しい思いに上書きするよりは、残りをどうすごすかに目を向けようかと思うようになった。
艱難辛苦を乗り越えたあとにこそ栄誉が得られる…という観念からなかなか出てこられなかったけれど、艱難辛苦に耐える体力も時間もどうにもなさそうだと気づいてしまった。
嫌なことはやらないとばっさり捨てるわけにもいかないのがこの年齢の日本人だ。だからしかたない。辛くて嫌なことを裏や下や斜めから見直してみて、乗り切ることにする。たぶん、それができるだけの年の功っていうのがもうある。
ほんとに悲しくてしかたないけれど、そう思って心を整理して、好きなこと、やりたいこと、ありたい姿、できるかぎりそちらを選んでいく。
面白いよね、人生🎶
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