見出し画像

2021国内ツアー計画に至ったきっかけ

usaginingenの音楽担当シンイチです。

今日は今回の国内ツアーに至ったきっかけを綴ります。

ちょうど今年の2月に近年参加している、沖縄のやんばるアートフェスティバル(以降YAF)に参加していました。沖縄の小学生と一緒に作品作りして公演の予定だったけどオープニングはコロナ感染対策で公演できず。一ヶ月過ぎたクロージングで満を持しての公演予定だったけど、直前に県の独自緊急事態宣言が出て実施できなかった。

一方で1ヶ月の沖縄滞在中には、沢山の地元の方々主催のマルシェイベントに遊びに行きました。つまり地元主催のイベントの多くはキャンセルせずに実施されてた。なるほど決定権がどこにあるか、イベント規模で判断が変わってくるというのを実感し、YAFクロージングでの公演キャンセルと同時に自主公演を実施しようと思いたった。

コロナによるusaginingenの公演自粛はYAFの時点で約1年が経っていた。拠点にしている豊島には自前のウサギニンゲン劇場を構えて、主に週末や休日に公演をしているがコロナ以降は休止。島内の美術館などは開いているし、どこかからの要請を受けて休止しているわけではないが、一島民としてここに暮らしている身としての考えと、そもそも島の観光客お客さんの数も少ないという理由もあって再開せず。

というような状況も合わさって活動再開を国内ツアーという形で企画始めた。実際2016年にドイツから豊島に引っ越して以降、海外にはよく公演に出かけていたが、国内はほとんど出張してなかった。というのも、島の田舎暮らしは想像以上に忙しくて、田舎でゆったり時間なんてのはいいとこだけ切り取った話!実際は草刈りから野菜米作り、地域の活動などなどでめちゃくちゃやることある。挙句にというか喜ばしいことに待望の第一子を迎えて忙しさは何倍増!?スパーもコンビニもない島だから、惣菜も買えない。絵美ちゃんはどんな状況でもご飯だけは3食丁寧に作るから彼女はもっと大忙し!!

そんな折、文化庁がコロナで落ち込む文化芸術活動向けに、Arts for the futureという文化芸術活動支援の補助金政策をリリースした。主に公演活動の経費部分が支援される制度。これは今回のツアーでぜひ利用させてもらいたいと意気込んで実施場所を募集。コロナ禍なのでそれぞれの土地のコロナに対する反応がわからないから、できるだけこちらからお願いする形は取らずにsns等で告知してusaginingenを召喚してくれる場所や人を募り国内で9会場決めて応募した。

ところが!残念なことに”プロとしての活動と認められない”という衝撃的な言葉と共に不採用になる。ここをきっかけにしぶといusaginingenの本領発揮でツアーの組み立てが始まった。

つづく

2021国内ツアー特設サイト
https://usaginingen.com/japantour2021
今回は感染対策のため全会場で定員を設けてます。オンライン予約、info@usaginingen.com、などで予約を受け付けていますので、事前予約をよろしくお願いいたします!!

メモ:
やんばる地方とは、沖縄県沖縄本島北部の、山や森林など自然が多く残っている地域で山原と書きます。今年7月、奄美と一緒にユネスコの世界登録遺産に選ばれました。この件について沖縄の友人たちのリアクションが目立たないので次会ったら直接聞いてみたい。こういうのはオリンピックや芸術祭同様、一部の利権集団で動いてる場合も散見されるし。土地に住む多くの人の意見が反映されてるものではない場合もある。ただそれも否定するものではないけどね。

メモ:
YAFで小学生と制作した演目→https://youtu.be/ZndEhTYFMaY
そのメイキング映像→https://youtu.be/MFN3g_IBzrw
沖縄で冬の仮暮らしの様子→https://youtu.be/DuK1aFpiRVY


いいなと思ったら応援しよう!