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「ほろよいはジュース」という女(概念)と「フォーナインは水」という私

昔、Twitterか何かで見た。「自称サバサバ系女子は、『ほろよいとかジュースだよね〜』と言う」自称サバサバ系女子(概念)(以下サバ女)に対する誹謗中傷だ。他にもサバ女のあるあるがあったが、当時印象に残っていたのが、このほろよい構文だった

私は生きてきた中でサバ女に出会ったことがない。「私、サバサバしてるんだよね〜笑」「中身おっさんだからさ〜笑」とかいう女性は本当に存在するのだろうか。サバ女は大衆が生み出した概念なのではないか?


しかし、サバ女(概念)のほろよい構文にはものすごく共感した。ほろよいという飲み物は、様々な味と少ないアルコール度数で全国のスーパーやコンビニで売られている缶チューハイだ。季節によって期間限定の味が出ることもあれば、発泡酒よろしく、「アソートパック」とお洒落な名前で6缶パックとして売られいたこともあった。味の種類はフルーツ系が主だ。今は酎ハイの代名詞となりつつあるレモンもあった。爽やかでそして甘い。ほろよいは少しアルコールが入ったジュースなのだ。

つまり、サバ女(概念)のほろよい構文と、私の解釈は一致しているのだ。サバ女(概念)は、間違ったことを言っていない。「このような女性っていますよね?」から始まった大衆のあるあるは、いつしか時の流れと共に消えていった。それでも私の中に概念は残っている。


対する度数の高い缶チューハイはどうだろう。有名どころでいえばやはり「ストロングゼロ」だが、ここではあえて「フォーナイン」を紹介しようと思う。

「フォーナイン」名前の通り度数は9%、味はレモンとドライが主だ。期間限定でシークワーサー味、ライチ味などが出た。画像のクリアドライサイダーも限定だ。

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しかしその期間限定の短さは異常だ。リピートしたい、と思った数日後には商品はないのだから。お酒を嗜む人々を試しているのだろうか。人々はみなフォーナインに踊らされていると思っているのだろうか。私はバチクソに踊らされている。踊らされていない方がおかしいとさえ思ってしまう。これがお酒を嗜む人類の行く末なのか。

フォーナインは純度99.99%のウォッカを使用したチューハイである。グラスに注ぐと透明な液体が出てくる。パッと見水である。飲んでも水である。

酒クズ系Vチューバーの「今酒ハクノ」さんが、フォーナインのライチ味を飲んだ時も「水じゃん!」と叫んでいた。本当に水である。

サムネイルにも「水やん。」と堂々と記載されている。水なのだ。フォーナインは水なのだ。

はたして、サバ女(概念)は私の解釈を理解することはできるのだろうか。真相は概念の中でしか分からない。


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