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大国主命(その1)因幡の白兎🌝月齢25
「オオクニヌシノミコト」
国津神(くにつかみ)の主神
国土経営に精力的に携わりますが、
最終的には国土を「天孫」に国譲りした神です。
※天孫は天鈿女命で紹介した、
高天原から降臨した瓊瓊杵尊です。
「大国主」
という名は偉大な国王という意味で、
別名
大穴牟遅神(オオナムチノカミ)
大己貴命(オオナムチノミコト)
芦原色許男神(アシハラノシコオノカミ)
八千矛神(ヤチホコノカミ)
その他…
名前が多いのは、
それぞれ各地の神話を大国主神に統合したためだと言われています。
そういう意味でも
「国津神」の集大成が『大国主命』だということになります。
.
その中でも有名な神話(その1)
「因幡の白兎」
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出雲の国のオオナムチノミコト(大国主命)には、
八十神(ヤソガミ)といわれる兄弟がいました。
ある日、
八十神とオオナムチノミコトは
八上姫(ヤガミヒメ)という美しい姫に求婚するため
因幡の国へ旅立ちます。
なのに八十神は
荷物は全てオオナムチノミコトに持たせ、
身軽になった八十神ときたら
どんどん先へ進んで行ってしまいます。
そんなオオナムチノミコト💧ですが、
兄弟たちの後を追います。
八十神たちが道中の浜辺を通っていますと、
毛皮の剥がされたウサギが「痛いよう」と泣いています。
八十神はそのウサギに、
「海に入って体を洗って、山で風に吹かれなさい」
と助言したのです。
そうです、
八十神はウサギに意地悪をしたのです。
ウサギは、
八十神の言う通りにしたことで、
さらに皮膚が裂け傷🩸が悪化してしまいました。
そこへ
荷物を持って八十神たちに遅れてオオナムチノミコトが通りがかり
傷だらけ🤕になっているウサギに出会います。
ウサギから事情を聞いたオオナムチノミコトは、
「すぐに川へ入って体を洗いなさい、
そして河岸のがまの穂を敷いて休みなさい」
と助言します。
ウサギはオオナムチノミコト言う通りにすることで、
今度は
たちまち新しい毛が生え元の体に戻れたのでした❗️
ウサギは喜びオオナムチノミコトに礼を言い
大きな荷物を持っているのは何故かを尋ねました
。
そこでオオナムチノミコトは、
荷物と兄弟たちのこと、
そして求婚のために因幡に行く途中だと言うことをウサギへ話すのでした。
するとウサギは、
「八上姫はあなたを選びますよ」
と予言します❣️
.
その頃
八十神たちは八上姫に求婚をしていました💌
けれども八上姫は
「このなかのどなたとも結婚は致しません」
と言います。
やがて、
荷物をかつぎ遅れて到着したオオクニヌシノミコトに
姫は、
「私はこの方と結婚いたします」
と言ったのです。
ウサギの予言が現実になったのでした。
.
この神話、童話にもなっているほど有名✨
(兎銀は知りませんでした💦)
兎銀としては、
同志とも思えてしまう
「兎」
が気の毒でならなかった❗️🥺
でも
最後には傷が治ったので、一安心☺️
予言が当たったことも、
占いを志すものとして嬉しいかぎりです🔮
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さて、この神話
様々な解釈があるようで
兄弟の意地悪な八十神たちについて
権力争いの敵国だとか
、
大国主命はのち、
その名の類似性からインドの大黒天(だいこくてん)と同一視されるようになります。
大黒天が袋を持っている姿は
因幡の白兎で袋を担いでいる姿からきています。
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師匠は
これについても独自の解説をしているのでしょうね。
ただ❗️
もうひとつ☝️
避けて通れない有名な神話
(その2)があるので、
「西川隆光アメブロ」の大国主命は、
その2解説後に拝見しようと思います😎