見出し画像

読書メーター忘備録(2)

【オフ会事始め】

 読書メーターでは利用者の交流がとても盛んで各地でオフ会、読書会が開催されている。そのための「イベント機能」というものもあって簡単に読書会などのイベントを自分で企画・開催することができるようになっている。僕もこれまで何度もイベントを立てたことがある。この機能があるから読メではオフ会が盛んなのか? というと、もちろんそういう面はある。けれど、この機能がなかった時代からオフ会はあったのだ。
ーーーそう、もともと「イベント機能」は読メにはなかった機能で、むしろオフ会が盛んだったために、後から付け加えられた機能なのだ。(確か2013年の事だったと思う。年初めに『読書メーター』の開発者及び管理人の赤星さんからそれまでオフ会を企画したことのある利用者にメッセージが来て、「今、イベント機能を開発中です。テスト版公開にあたりイベントを初期に登録してくださる方を探しております」と案内が来た)
 では、それまではどうやってオフ会を開催していたのかというと、まず、つぶやきで何かやりたいことの発信があって、それで盛り上がってくるとそのオフ会用のコミュニティーを作ってそこで連絡を取り合う形だった。そう言ったコミュニティーはイベントが終わったら消去されてしまうこともあって、今確認できる最古のものは2011年3月の「読書会(埼玉県)」コミュみたいだ。その次が2011年11月の「関東、オフ会。」そして関東で言うと12月の「新☆関東忘年会」と続く。この関東のオフ会はどちらも30名程度の参加があったようだ。こんなふうに2011年には読メユーザー間のオフ会が始まっている。
 僕自身が読メのオフ会に参加したのは翌2012年の1月の「関東新年会」が最初だった。このコミュニティは今はもう残ってないのだけど、実に60名近い人が集まった大規模会だった。2011年の会もそうだけど参加人数が今から考えてもかなり多いオフ会が多い印象だ。なんというか、オフ会という新しい体験にみんな興味があって、実際の楽しさに触れて一気に盛り上がった時期だったように思う。
 その盛り上がりは同時に、各地にいわゆる「読メユーザーの会」が次々に誕生していくことにつながった。

いいなと思ったら応援しよう!