面と面の間がインターフェイス
interfaceを「インターフェイス」と書くのか、「インターフェース」と書くのか、はたまた「インタフェース」と書くのか、いろいろな流派があると思いますが、私は普段から「インターフェイス」表記で揃えています。
inter-faceなので、何かの向き合った面と面の間のことを指していて、それらがぴったしくっついている、そんなイメージがあります。
faceというと面のほかに顔のことを指しますが、ある意味、この面というのは「顔」のことで、顔と顔が向き合っているその様子をinterfaceとも呼べそうな気がします。顔を意識できることが大切なので、フェースよりもフェイスというわけです。
あとやっぱり、インターフェイスはその製品にとって「顔」になる部分です。そういう意味でも、「顔」というのは何か大切な比喩であるような気がしています。
Alan Cooper氏のAbout Faceという本がありますが、これは直訳すると「顔について」であり、顔のつくりをどのようにしていくのか、どのようにメイクアップするのか、ということを説いているんだろうな、と察することができます。もちろん、お化粧の話ではなく、ユーザーインターフェイスについてです。
ところでAppleはinterfaceを「インターフェイス」と訳しており、私と同じ「フェイス」派です。その意図がどのようなものであるのかまではわかりませんが、少なくともこのプラットフォームにおいては日本語の記述を「インターフェイス」表記で統一した方が良さそうであることは読み取ることができます。アプリの中でinterfaceという言葉が登場した場合には、その日本語表記を「インターフェイス」とローカライズするのが良いということです。
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