見出し画像

マタニティ記録#1 不妊治療卒業まで

あけましておめでとうございます。とかわです。
前回までは妊活記録でしたが、今回からは妊娠記録を書いていきます。

そう!私、妊娠しました!(Hooo!!)

9月上旬、月のものが来るならそろそろかと構えていたら、出血。
あー、今回もダメだったか、体外受精にステップアップかぁー。夫になんて言おうかな、がっかりするだろうな、仕事どうしようかな。
そんな気持ちになりながら、検査薬でダメ押しの確認をする。
…と!その時歴史が動いた。
うっすらと縦線が見えて、もしや陽性、もしや妊娠の可能性ではと、在宅ワーク中の夫にも確認を求める。翌日にももう一度試してみて、やはり線が見えるということで、数日後にクリニックの予約を取った。

嬉しい気持ちはもちろんあったけど、前回胞状奇胎になったことを思い出すとどうしても不安のほうに思考が寄ってしまう。

そして診察当日。
小さいけれどしっかりと、胎嚢と卵黄嚢が見えた。前回見えなかったものが映っている。少し安心できた。
翌週には心音も確認できた。画面上でチカチカしているのが心臓ですよー、と言って、音も聞きましょうと聞かせてくれた。
ズモン、ズモンとマイクが擦れるような音がリズム良く聴こえた。本当に、紛れもなく心臓の音で驚きつつじわじわと感動した。

そこから不妊治療のクリニックを卒業する妊娠10週目までは、毎週診察で心音と経過を確認してもらった。毎回心音が聞けること、少しずつ卵のカラザのようなものが人を思わせる形になることに、とても安心した。

あっという間に最後の診察日がやってきた。主治医の先生が満面の笑みで「頑張りましたねぇ!」と送り出してくれる。この日も我が子は心拍はっきり、手足も素人目でわかるほどになっていた。
胞状奇胎の経過観察期間も含めると約1年半。
不妊治療の平均期間は約2年だそうなので、統計的に見ると私たち夫婦は早く授かったほう。でも、不妊の定義が「避妊していないのに1年以上妊娠しないこと」と考えると、その時点で十分長いよなぁと思う。
身体のこと、気持ちのこと、パートナーのこと、仕事との折り合い。「頑張る」だけではどうしようもないことを、どうにかこうにか折り合いをつけないと続けられない。

そう考えると、私なりの苦労があったとはいえ恵まれていたのだろうなぁ。
そして、ここからは通常の?妊婦健診に移ることに。

次回、産院選びやつわりなどのことを書けたらと思います。