
弦楽アンサンブル本番〜響かない場所で弾くこと
弦楽アンサンブルの本番が終わりました。
今回はいつものホールが改装中でホール難民になっており、、小さなホール(部屋)で演奏会をやりました。文字通りの「室内楽」です。個人的には、この規模が発表会を思い出させる感じで緊張が走りました(笑)
客席の椅子も自分たちで並べ、舞台もないので、手の届く距離にはお客さん。
ショスタコのカルテットの他にもバロックのコンチェルトをやったので、空間的にもサロンで演奏するような感じになり、ある意味ぴったりでした。
でもホールではないので全く響きはありません。いつもホールマジックに助けてもらっていたのに、普段の練習場と同じ環境。
最初は響かない所でやるのはやだなぁと思ってましたが、意外や意外、いつも響かない場所で練習してきた成果なのか、デッドでも嫌な感じはなく、すごくまとまっていい音が出ていたと思います。
よく考えたらプロの室内楽もこんな感じの小さなサロンでやることも多いし、実際聴きに行っても響きなんて気にせずむしろ生音がよく聴けてラッキーみたいに思っていたなと。
あのホールは響く、あのホールは響かない、なんてホールに頼り切りなのはアマチュアだからですね。
ちゃんとその場所にあった弾き方をすれば十分にいい音楽は演奏できるのだと、今回とても学びました。なんなら、次回以降もこの規模でいいんじゃないかとすら思っています。
ちなみにソリストはプロではなくアマチュアのよく知っている仲間だったのですが素晴らしかった。不安材料も一切なく伴奏している私たちもとても楽しく演奏できました。
アマチュアでも色々な機会をお互いに作っていけるのはいいなぁと思います。

本番は逆光がすごかったのでカーテンを閉めましたが。。
チェロを弾いている、というとオーケストラに入っているの?と言われますし、実際オケで弾いている人が多いと思います。私もオケは大好きですし、たくさんの友人がアマオケ活動を楽しんでいます。
そんな中、私は縁あって今の弦楽アンサンブルを続けてかれこれ20年くらいになります。
確かに弦楽合奏の曲はオケに比べるとマイナーで、さらに最近はネタが尽きたのでアマチュアはあまりやらない弦楽四重奏を弦楽合奏でやることも増えています。なのでお客さん的にはあまり面白くないかも(笑)ごめんなさい。
でもグループレッスンよろしくプロの先生から弾き方、音楽の作り方、聴かせ方、などが学べて、とてもお得!な団体なのと、何より大好きな仲間たちがいるので練習後の飲み会も楽しんでいます(そこかい)。
発表会と時期が重なり1月までは発表会の曲ばかりで弦楽合奏の曲は放置してしまっていたのですが、ここ2週間はよく練習しました。直前追い込みですみません。
やっぱり練習すればアンサンブルに余裕ができますね。毎回そう思うんだから早くからちゃんとやれと言う話です。
次回の本番は8月ですぐに練習が再開します。
また、楽しい譜読みのシーズン到来です♪