チェロ練習~右手と左手のマルチタスク
11月に入り忘年会の走りみたいなものが始まり、さらに出張や外出が重なり、楽器から物理的に離れてしまう日が増えています。
そんな時に限ってレッスンの間隔が短い・・・
さらに容赦なく弦楽アンサンブルの練習も入ります(泣)
貴重な個人練時間に何をやるか、事前に頭をフル回転して計画を立てますが、久しぶりに楽器を弾くと音階はボロボロ、エチュードは5歩くらい後退、曲は言わずもがな。まず立て直すところから始めないとなのでまったく時間が足りません。
先日、弦楽アンサンブルの先生にも右手の練習についてアドバイスをもらいました。
「ビブラートしかり、フィンガリングしかり、左手にばかり意識が行っている。
うまくいかないなと思った時は、まず開放弦だけできれいに弾けるようにして、意図した表現ができるボウイングを身につけたら、左手をつけなさい」
本当にそうだなと思いました。
速くて移弦の多いパッセージを攻略するために開放弦だけ弾いて移弦を身体に染み込ませる練習はしてきましたが、歌うフレーズではやったことがありませんでした。
ちょっと盲点というか新発見というか。
開放弦で練習した後、ビブラートをかけずにボウイングだけで表現をする練習もしてみました。
思ったよりも数倍神経を使わないときれいに弾けないものですね。
それを一小節ずつ丁寧にやっていく。
弓のどこの場所で弾きたいのか。
そのためにどんな配分で弓を使うのか。
スピードも弾く場所もどうするのか。
改めて右手の難しさ、そしてその大事さに向き合っています。そしてこの練習、ちょっと好きかも。
ですが効果的にビブラートもかけないと表現の幅が広がりません。
右手も左手も大事。
マルチタスクは割と得意な方ですが、今のところまだ噛み合わず。あっちを立てればこっちが立たずの世界です。むむー。
次のレッスンまであと1週間。だけど今週末は友人たちと旅行(笑)
楽しいことがたくさんあって、やりたいことが色々あって、、贅沢な悩みです。
発表会のことを考えると少しナーバスになっていましたが、そのおかげで色々考えるきっかけになりました。挑戦するものがあるって幸せなことですね。
時間が限られている時にこそ集中力が発揮されるはず!少しでも左右のマルチタスクがこなせるよう、隙間時間練習を続けて行きたいと思います。