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2023/8/23-2024/8/25 北海道

ばかは調子に乗る

なんだろう。いや、はっきりしている。これは4月にアメリカに行ったせいである。
「え、日本でしょ?」
「日本語通じるでしょ?」
「日本円使えるんでしょ?」
この海外旅行帰りマウントと言おうか、俺は海外に行って帰ってきたんだ万能感とでも言おうか、 きったなーい自信過剰感で北海道への遠征の準備をぎりぎりまで疎かにしていた。 いや、疎かというより舐めていた。日本国内だからという理由で。 そして、金曜日の出発の朝にちょいちょいと準備を整えて出発。
こういうことをしていると結果、痛い目を見る。 結果、2泊3日の工程で出発時に着用していたタンクトップとパンツで過ごすこととなる。 当日に着替えを入れたつもりでしっかり忘れてきたのである。 バチというのはこうやって当たるんだな。と気づく。

いいか、俺、NARUTOじゃない。大事なのはタンクトップだ。

そんなこととはつゆ知らず8時半ごろかな?
徳ちゃんが迎えにきてくれる。
楽器と着替えと煙草とかを入れる小さい鞄を持って出発。 出発のぎりぎりまでしていたことは暇潰し用のNARUTO7部~8部のダウンロードである。 どうもNARUTOは途中でジャンプに追いついてしまったらしく7部~8部(ネトフリの括りね)は全アニメオリジナルっぽい。 だから、本当であれば見ても見なくてもいいんだと思うんだけれども、ま、コンプリートするか!って気持ちで観ている。 アニメオリジナルの割に1ストーリーが3話、4話構成となっており、ほどほど見ごたえはあるような気もするけれども、 さっさとサスケ探せよ。という気持ちをずっと奥底に貯めたまま視聴することとなる。 そんな動画をせっせとダウンロードしていた。

広島ど田舎空港

8時半ごろかな?一路広島ど田舎空港へ。
日本でトップレベルの不便さ、時の政治家の失敗、負の遺産でお馴染みの広島空港である。 今回の新千歳空港にしろ不便な場所にあるにしろバスや電車でのアクセスは可能であるけれども、 広島ど田舎空港は公共交通はバスオンリーである。
なぜ三原や本郷の平野部に作らなかったのか? さらに言えば埋め立てしようが、金がかかろうがなぜ観音に空港を作らなかったのか? 空港用地や墜落の危険性など諸々利権絡みや表層部分の安全性もあったんだろうな。と推測するけれども、 せめて電車は通せよ。バカ。と思う。

広島の中心地から広島ど田舎空港まで高速飛ばして60分。
空港に着。

ど田舎空港は金に汚い

広島ど田舎空港のくせに1日1300円という破格の駐車場代を貪る。 日曜に帰ってきたときには3900円を請求される。 お手本のような人の弱みにつけこんでの商売である。
なんで真綿で首を上手に絞めていくように文句言われにくい1日800円とか900円で抑えないのだろうか? これが公共や第3セクターということなんだろうな。 こんなことしなくても観音に空港作ったり、三原や本郷などJRの駅と繋ぎやすいとこに 空港作ってればこんな文句も言われず、インバウンドやその他ビジネスの基点としても役に立ったであろうけれども、 結果、広島ど田舎空港である。実に広島らしい。 と、空港に来るたびにこの手の悪口を言ってしまう。それくらい腹立たしく不便なのである。

新千歳空港へ

そんなど田舎空港から直接新千歳へ向かう。
ど田舎空港は便も本数も少ないくせに高額である。 しかし今回は福岡のLCCがオンシーズンで割と高額だったので、新幹線代を考えると ど田舎空港からの出発が一番マシだった。 そこから2時間ちょっと新千歳空港に到着。 涼しい。 湿度が少ない。 もうそれだけで快適である。

食事

そこから広島にはない。 その1点で記念すべき北海道1食目「天丼てんや」にて食事。
ベンが注文後、天丼が届いて箸を掴んで「気分が悪い、食べれない」と言い始める。 注文前に「気分が悪い、食べれない」って言えばいいのにな。と思う。 ベンはその後、手つかずの天丼を店員さんにお願いして弁当に詰めてもらっていた。 その後、札幌へ移動。電車で。 広島ど田舎空港にはない電車で。
都合30分強で札幌に到着。 途中、白樺の木が目に付く。イメージの北海道の中の木なので「おぉ」と思う。 雑木林に白樺が混じるとそれはもう北海道である。 新千歳から札幌までの間はほぼ自然、ネイチャーであったが新札幌だったかな?その駅くらいから 都市感が増してきて、札幌は大都会であった。

左足-右足、交互に出すと歩ける

札幌駅で下車して一度解散。
ライブハウスにリハ前に集合とした。
自分たちは宿泊先に荷物を置きにいく。
これが結構長い距離であった。
都合15キロを抱えて移動。
心自体は2キロくらいで折れた。
けど、手足のフィジカル的なものは何も折れていなかったので、不思議だけれども、右足の次に左足を出したら前に進んだ。それを数百回繰り返すと目的地に到着。
ただ荷物の重さのせいで機嫌が悪くなってしまった。

サウナ

しかし宿にサウナがある。
この情報があったので悪くなった機嫌はすぐに汗と共に流れていった。
15時にチェックインして15時10分にはサウナの中にいた。

※なので、15時5分くらいに下着の替えが何もないことに気づき絶望しています。

出典?んなもん心の中からだよ。

そしてスッキリしたあとは、また15キロに荷物を持って次は数分の移動。
到着。

サウンドクルー

本日の会場、サウンドクルーである。
札幌のバンドマンに愛されている箱だな~。という印象。 というのが、みんな三々五々ライブハウスにやってくるのだけれども、みんな楽屋の隣にある 店長さんの部屋に顔を入れたり、部屋に入ったり、手でハンドサインを送ったりとそれぞれの挨拶をしているからだ。 これは愛されているライブハウスあるあるである。 京都の安齋君や大阪のてっぺいくんや熊本のじゅんくん、じゅんくんはPAか。 ま、なんか上下がなく横のつながりだからこそ来たらふつうに挨拶する。仲の良い従弟の家みたいな感じ。 こういう文化が存在している場所は良いとこである。 リハのために上の階に上ると思いのほか広い。 リハはいつもどおりの全員コーラスの確認と一番声を張る歌と一番音の大きい曲の確認をして終了。

セイコーマート

リハ後、共演の方々と話をしてて、北海道しかないコンビニセイコーマートの話をしていたら、 後からセイコーマートの唐揚げをいただいた。ありがたい。美味であった。 なんか衣になるのかな?ちょっとした酸味?トマトやケチャップ感を感じたのだが、入っているのだろうか?

信号について考える

本番までに散歩してたら、札幌の町中の信号は全部縦であった。 これは積雪の面積を減らすためなんだろうな。と推測したのだけれども、見渡す限りの信号はLEDではなく 電球式の信号であった。LEDのほうが薄いので積雪にも貢献できそうなのにな。と思ったのだけれども、 LEDは寒さに弱いとか欠点があるのかもしれない。 気になったので調べてみようと思っただけで、今日まで特に調べていない。
そして調べた。

LEDは温度が低くて雪が溶けにくいのね。なるほど。

札幌初ライブ

札幌初ライブ。 対バンは「お願いジョンソン聞いてくれ」「枝」「shyspeak」の皆様。 みんな若い感じがしたのだけれども、「枝」の方々は我々よりも若いと思われるが、 割と遠くない年代だと思われた。 あと枝のメンバーの方がされているバンド名が「みぼうじん」という名前で一度聞いたら忘れない感と どこにでもある言葉で良いセンスだな。と思った。 ま、ウサギバニーボーイなんてセンスのない名前をつけてる奴に褒めてもらったところでなんの意味もないですな。 更に詳しく聞くと「未亡人」ではなく「御忙人」との表記とのことで口頭と表記で錯誤を促す感じなんだな。と思った。 漢字で見るとリーマンリスペクトすら感じますな。 労働は貴い。

リハと音量がかなり違うけど、全然いい

ウサギは最後の出演でリハと同じセッティングをしたら真空管が非常に温まっていたのか、 リハの時と明らかに音量が違う。 リハの時はフルテンだったボリュームを14時くらいで演奏開始。 しかし14時でもデカかった。 デカかったけど気持ち良い感じだったのでそのままやらせていただいた。 事前にPAの方にもリハとセッティング変えますね。と言ってたのだけれども ライブ後話したら「やっぱりデカかったすね。」と話をした。 この現象、特にマーシャルのときに感じることが多いのだけれども僕だけだろうか?

酒に呑まれる

ライブ後はハコ打ち。 ハイボールを3杯程度吞みながら、見に来てくれたnessieのメンバーと談笑。 基本的に悪口と感謝を述べていたように思う。 文字に書いたらやべぇな。と思うけれども酔った自分としては非常に理路整然だと思っていた辺りがやべぇ。 右手に悪口、左手に感謝を持ってるやつとか一番信用に値しないな。 そんな一番信用に足りないやつは3杯目のハイボールがパンチでいうところのテンプル、こめかみに当たって、 ノックダウン寸前、ふらふらとなった。 これはやばいと思ってそそくさと荷物をまとめ宿へ引き上げる。 宿で15分くらい布団の上で寝ようと試みるも気持ち悪い。 結果、トイレに駆け込み吐く。 晩飯を食べていないせいであろう。吐いたら呑んだハイボールがそのままの姿で胃から出てきた。 ちょっと酸味が増している程度である。 酔っ払いに酸味が増し増しのハイボールと言えばそのまま通りそうなくらい綺麗な液体であった。 そして吐いたらかなり楽になり、そのまま就寝。 寝る直前にボリボリと音がする。

北海道限定のチーズ柿ピー

あぁ、家人がセイコーマートで買った北海道限定のチーズ柿ピーみたいなやつをボリボリ食ってんだな。と認識したのが、 本日の最後の記憶である。 起床。 酒に弱い体質が功を奏しているのか、これまで二日酔いというのを経験したことがない。 起床、即活動可能である。 起床時間6時。 そのまま朝風呂、朝サウナへGOである。 朝サウナは事前にポカリも購入し3セットをしっかり決める。 しかも今回からスマートウオッチを導入。 心拍を見ながら心拍150手前で水風呂へ移動。ということをやった。 7時半ごろに風呂から上がり部屋に戻ると北海道限定のチーズ柿ピーはまだ寝ていた。 部屋の中で活動してると北海道限定のチーズ柿ピーは目を開ける。 が、目を開けるだけで活動はまだしない。 布団の中でウダウダし、さらなる眠りへと出かけようとしている。 それは8時半ごろまで繰り返された。 その後、北海道限定のチーズ柿ピーは目を覚まし、非常にめんどくさそうに風呂に出かけて行った。 風呂から上がった柿ピーはいそいそと準備をして10時にチェックアウト。

無料送迎バス

昨日と同じ道のりをまた15キロの荷物を担いで移動か~。と思っていたら、柿ピーが札幌駅までの無料送迎バスという記載を発見していた。「まだ乗れますか?」と柿ピー、「乗れますよ。」と旅館の方。 我々は勝利した。 札幌駅まで無料で送迎してもらい、札幌駅で朝飯という名の高額なパンケーキを食す。 パンケーキには北海道産の牛乳がセットでついていたのだけれども、僕は牛乳が飲めない。 柿ピーが牛乳好きなので、柿ピーに「飲んでや」とお願いしたら、「ええで」と答えてくれたのでホッとしていたら、 牛乳が届いた際に「セットの牛乳です。あとキャンペーンでもう1杯サービスしております。」と計4つの牛乳を置いていってくれた。 柿ピーは「4つは…無理やで」と言っていたが、頑張って3つくらい飲んでくれた。 牛乳で腹がタプンタプンになったであろう柿ピーと共に今日は千歳に移動。

千歳へ…そして西口とは?

札幌から快速で30分くらいであろうか? 地図を見ながら西口を目指すぞ。と柿ピーに言われていたのだけれども、千歳駅の出口は北口と南口しかなかった。 15キロの荷物を抱えているのでミスは絶対したくない。 最終的にはピーが選択。 「こっちや!」と北口を進む。
結果… 正解!
ピーは北口を通り抜け、西口を見つけた。 そのまま大通りをまっすぐ15分くらい歩き、本日の宿を発見。
本当は15時チェックインだったのだけれども、電話したら13時のチェックインをOKしてくれたらしい。 ナイスピー。 ピーが近くに結構いいラーメン屋があるとのことで調べてくれており、じゃぁ行ってみようか?と相成ったものの ピーは先ほどのパンケーキと牛乳がまだ消化されておらず「まだ満腹や~」と言うので15時ラストオーダーなので、 14時半前に行ってみようと決めて二人してベッドできれいなウダウダを始めた。 14時半前にピーを促し、ラーメン屋に行くと「本日の予定数量を終了しました」という看板がかかっており、 営業は終了していた。 ピーは少し悔しがっていた。 満腹なのに。

千歳うどんとザンギ定食

しょうがないので近くで店を探したら千歳うどんなるうどん屋があるとのことで探そうと思って顔を上げたら、 顔を上げた先にあった。千歳うどん。 入店。 店内は結構暑い。 見ると店内に冷房がない。 そうか、冷房いらないのが普通なんだな。ここは北海道の千歳だ。と自分の位置を再認識した。 でも、暑い。 ピーはさっぱりしたおろし冷やしうどん、僕はザンギ定食を注文。 千歳うどんは細くて歯ごたえがあるうどんであった。 歯ごたえがあるということはその分噛むことになり、腹に溜まる。 ピーは早々に「ちょっと驚くような報告がある。私は現段階でほぼうどんは腹に入らない」 うどんを見ると7割がた残っている。ピー! 早々にザンギ定食を片付け、ピーのうどんを食す。 あと個人的にザンギと唐揚げの違いが全く見当がつかなかった。 よし、調べてみよう。

ふーん。違いはあるにはあるらしいけど、そんなに大きな違いではないっぽいな。 そういえばうどん屋の店内を見渡すと佐藤健と満島ひかりのサインがあった。 このペア…? ネットフリックスの恋愛ドラマのやつだろうか?満島ひかりがタクシー運転手かなんかをやってて 僕が一話の途中で止めたドラマだ!。

studio zoowee

食後、宿でまたウダウダして16時前に本日の会場studio zooweeへ。
海外のような建物であった。
16時からリハ。
リハで結構な汗をかいた。
リハ後はずっと煙草吸ってた気がする。
nessieのリハの後にイベントスタート。
今回の北海道はnessieが山口でライブをしたところから始まる。
おそらく赤倉君→まなぶくんの繋がりでnessieの山口公演が決まったのであろう。そこでまなぶくんがウサギをブッキングしてくれたわけである。そのライブでnessieが気を遣ってくれて「もし北海道でライブをしたいとかあれば…」というお話をしてくれる。要は社交辞令的なご挨拶をいただいたのを全面的かつ包括的かつ前向きに捉えた結果、今回のライブのはじまるのである。要は優しいnessieもしくは断れないnessieと図々しいウサギという図式である。ウサギと亀みたいなもんですね。ウサギとnessie。

ら、ライブ

nessie

次はThe Candy Strikes

次はplop

次は喃語

みんな素晴らしいですな。イベント的にも段階的に盛り上がる感じ。
いろいろブッキングも考えたとnessieのみなさんが言ってたとおり、みんな違うけれどもみんないい。金子みすゞみたいなイベントであった。

千歳の夜は肌寒い

終演後みんなといろいろ話す。
前日のサウンドクルーの店長さんも来てくれてて少し話すがいい人であった。なんか有馬さんみたいやね。と帰りの車で徳ちゃんと話す。
千歳の最終電車は23時前半で、そこをめがけて人が減る。
その後1時間くらい会場でウダウダして0時過ぎに帰路。
半袖では少し肌寒いくらいであった。湿度もない。
ピーを連れてラーメン屋でラーメンを食す。
「うめぇってば」と書いてあった。
店主さんが具合が悪かったらしくメニューが限定されているということであった。またフードプロセッサーが壊れているとのことで味噌ラーメンが作れない。とのことで酸辣湯麵と塩ラーメンを注文。
北海道の味を味わった。

北海道モーニング

宿に戻って就寝。
次の日は起床後、喫茶店を探して昨日の会場近くの喫茶店でモーニングを食す。その後、宿でウダウダして10時の無料送迎バスに乗り込み新千歳空港へ。因みに帰りの便は18時55分発である。
しかし事前にそのことがわかっていたのでピーが対処を施していた。
それはゴールドカードの取得である。

スーパーラウンジは本当にスーパー

「これ、持っとけ」と渡されたカードをスーパーラウンジに提示。
ラウンジ生活スタートである。
そしてラウンジ生活。最高であった。
ずっと充電をしてNARUTOを観ていた。
途中、「あそこは美味しいですよ」と昨日plopのベースの方に聞いていた空港内の回転ずし屋へ行った。美味かったけど、やはり空港、高い。
それ以外はタバコを吸うかNARUTOを観ていた。

多分サスケのことは忘れた

ナルトは延々なにかしらの業務をこなしていた。
多分ナルトは友人のサスケを助けに行くのを完全に忘れている。

広島に到着

19時過ぎに新千歳空港を出発し、21時10分に広島到着。
広島は暑い。湿度が高い。
帰りに事故渋滞かと思いきや、事故直後に出くわしたっぽかった。ただ前に車がいたことで前がどれくらい詰まってるのか分からなかったけれども多分1、2台であった。高さのある後ろのトラックの運転手の方と前の車の運転手の方が事故の様子を見に行ったのであろうと思っていたのだが、後から考えたら事故でこちら側に飛び散ったコンクリの破片などを取り除いてくれていたっぽい。二人が帰ってきてすぐに車が動き出した。
そして事故を認識した。
まだ救急も消防もきていなかった。
数百メートル進むと救急車が現場に向かっていた。

感謝

22時半ごろ帰宅。
北海道のみなさまありがとうございました!
nessieのみなさん、対バンのみなさん、サウンドクルーのみなさん、zooweeのみなさんありがとうございました!
また行きたい!!
徳ちゃんも運転ありがとう。




ウサギライブ


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