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2023/8/31-2024/9/1 徳島&岡山

concreと行く徳島、岡山珍道中

この2日間は広島のバンドの先輩concreと行く徳島、岡山珍道中の2日間である。 前日、台風10号が広島を通過し、31日は台風の中心が徳島に…! とのことで、木曜くらいまで「これは中止連絡を待つ感じだな。」と肌感覚で思っていたのだけれども、 金曜、台風が広島に襲来した時点で勢力は弱く、黄巾の乱に参加するぞ!と決めた小さな村の1集団くらいの勢力であった。要は台風が弱いということである。 加えて、家が現在改修工事をしており、骨組み+工事用シートがアパート全体を覆っていたせいなのか、 雨の音がほとんど聞こえないという状態であった。

どうでもいい話

台風を認識したのは月曜日に出社した際、猫除けで撒いていた忌避剤がほとんど跡形もなく風で飛ばされていたのを 見た時くらいであった。先日、自転車に乗ろうとすると足元にグニャとした感覚を覚え、見るとそこには猫の糞が へばりついていた。その日はラクダでも熱中症になるんじゃないか?と思えるくらい暑い日でそんな気候も手伝い、 靴の裏についた猫の糞は一瞬で鼻腔に香り高い糞の臭いを届け、僕は軽くめまいと吐き気を覚えた。 そこから管理部門に依頼し、忌避剤の購入と散布を暑い中、会社の友人と2人で行った。 閑話休題。

徳島へGO

そんなことはどうでもいいのだ、そう台風が大したことなくて心配だった天気も快晴。 朝から徳ちゃんに迎えに来ていただき、徳島に出かけたのであった。 車中、これまで買ったりいただいたりした音源をずっと聞いていたplop,喃語,雨市,peachfuzz,merryghosts,yunowaと 旅のお供とさせていただいた。みんなやっぱりすごいよね。それぞれの個性とかやりたいことがはっきりしていて素敵である。 個性が熟成されるのかどうかは知らないけど、それぞれ熟成されている感じ。 ウサギも熟成されてたらいいけど、そんなことは全部聴く人間に委ねられるものだから自分で「熟成されていますよ」とは 言えないし、自分が熟成されているのか?さえわからない。もしかしたら熟成樽の外で干からびてるのかもしれないし。

大丈夫か?google

googleで最短のルートを調べると、「尾道からしまなみ渡って徳島行け」と表示される。 過去の経験ではすべて岡山から瀬戸大橋を渡って徳島に行っている。 そして前日は小さいとはいえ台風である。 さて…としばらく迷ったものの過去の経験を優先し、瀬戸大橋で徳島へ。 結果、googleが表示してた到着時間より1時間以上早く到着。 通行止めとかそういう類の台風トラブルもなかった。 どうした。google。 そんなことを思いながら徳島ICの手前で降りて昔から徳島来ると行っていた王王軒に入店。 入店時間は15時前後で入店時は1~2人しか客はいなかった。 ラッキーと思い、そのまま注文しラーメンを食していたら知らぬ間に満席。 15時過ぎに満席。 その人気もすごいが、人気店のエアスポット的な時間帯に潜り込むことができた我々に乾杯である。 その後、本日の会場銀座クローバーへ。

銀座クローバー

以前に2回ほどお世話になったことのあるハコだけれども面白いのが、イベント?で結構表情が変わるということである。 以前はポップソングのイベントで呼んでもらってそんなにハードコアなイメージはなかったのだけれども、 今回はハードコアなイメージが満載であった。 酒がジョッキで出てくる、そのジョッキに注がれるハイボールのウィスキーの量が目分量で測られ、 入れすぎるくらいがちょうどいいという感じの濃さであること、あと出音がデカくて気持ちいい。 「あれ、こんな感じのハコだったけ?」と記憶を探る感じである。 これは徳島をブッキングしてくれたayakaさんとconcre先輩のおかげである。ありがたい。

銭湯へ

リハを終えて銭湯へ。 会場から徒歩5分のとこに良い感じの銭湯がある。 行く前に出演者の方と話をしていると「彫りもの入った方が多いですよ」と聞いてたので、地元で慣らした 和彫り対応技術を如何なく発揮しなければ。と思っていたもののこの時間帯は和彫りの方一人とあとはおじいさんであった。 身体を洗い、結構種類のある風呂にひとつづつ少しづつ浸かり、いよいよサウナへ。 サウナは結構広くて10人くらいは入れそうである。 そこに常時2,3人のおじいさんとおじさんが投入されている感じが余裕があっていい。 最近、スマートウオッチを導入したので心拍数が150手前になるくらいまでサウナに入り、水風呂へ。 水風呂は正直もう少し低い温度が好みである。 好みではあるものの長くは入れるのでゆっくりクールダウンして上がったあとは周囲の人を見ていると みんな決まった場所で休むのではなく自由に人の邪魔にならないところに点在して休むのがこの銭湯の流儀らしい。 適当なとこに座れるとこを見つけて休憩。 心拍数が90程度になったら、またサウナにIN。 都合1時間半程度銭湯を楽しんで会場へ。

イベント開始

ビールジョッキを持ったconcre先輩と談笑しつつ、イベント開始。 silverwigsはもちろんパンク/ハードコア色があるのだけれども楽曲内にポップ要素、 メロ部分にもポップ要素があり素敵である。あと、ギターがオーバードライブ一発で非常にクールな音を出しておられる。 これが本当にお手本のような音で非常に心地よかった。 MESSはこれまたパンク/ハードコア色の色はあるもののポップ要素/パンク要素も色濃いバンドで最初の silverwigsとは色が違う感じで素敵である。ベースの子が尾道で一度対バンしたことある徳島の女性バンドの方かな?と 思ってライブ後に声をかけたらアタリであった。若くしていろんな音楽性や精神性に触れることは素晴らしいし、 その環境に飛び込んでみようと思えるのは素敵なことだな。と思った。

ウサギ爆音だったね

3番目は我々。みんな音が大きいのでそこまで音量は上げずにやったほうがいいな。と思っていたのだけれども ライブが終わっておーはしくんがconcreのいとうさんと話した時にいとうさんから「ウサギ爆音だったね」と言われましたと 言っていたのが面白かった。 最後はconcre、クローバーに愛されてた!終始爆音の中、愛が溢れていた。そんな感じ。 PAも楽器爆音、打ち込み爆音、そんな中で声を前に出すのってハウリングの関係なんかでめちゃ難しいだろうな。と 思うんだけれども、お付きのPAか!?ってくらい声が爆音の上に乗ってて歌詞までくっきり聞こえて抜群であった。 加えて、ミヨさんのコーラスもかなり前に出ててミヨさんのガナリ声が結構前に出てたんだけど、ミヨさんのガナリ声は 観てるほうをかなり鼓舞する。思わず両手を挙げてオイオイ叫んでしまっていた。 終演後は濃いハイボールを2杯くらい呑んで打ち上げへ。

眠る

打ち上げ会場の中華料理屋さんで美味い料理を摘まんでたら急激な眠気&過度なクーラー温度設定でタオルをかけて眠ってしまっていた。起きたら僕の頭の上でよちぐさんも寝ていた。 一度起き上がってウーロン茶を呑んで再度横になったり起き上がったりしていた。ちょっと寝ていたけれどもいろんな話を聞くことができてなにより。 打ち上げ後はクローバーの上で寝かせてもらう。 貧乏バンドマンにとって宿があるのは非常にありがたい。感謝感謝である。

気持ちとタイヤがバースト

翌日は10時ごろにconcre先輩たちとも合流して一路岡山へ。 途中、瀬戸大橋の与島でうどんを食おうと相成り出発したものの与島に到着寸前で concre先輩より「タイヤがバーストした!」と入電。 怪我や事故がなくなによりである。 そこからは別行動とし、ウサギは一路岡山を目指す。 岡山の会場近くに到着し、辺りを見まわすと都会である。 天満屋や福屋が近くにあり1階にグッチが入っている。大都会の証拠である。 わが町防府の1階は大体生鮮食品である。 1階にグッチが入っている。これはまごうことなき大都会である。 防府は大体どこに車を停めててもよっぽどでなければ大きなトラブルにはならないと思うのだけれど、この地域では多分即通報である。よって駐車場を探す。探すもどこも高い。ちょっと離れたいずれマンションが建つんだろうなって角地が現在土地を遊ばせとくのもなんなんで。って 感じで突貫で作られた駐車場になっていた。ここが24h700円という安さだったのでここに駐車。 駐車後、重いアンプとキャビを担いで会場まで進む。

重い

そして会場があるはずの住所に会場の入り口がない。困る。 探しているとどこからともなくギターの音が聞こえてくる。 音がなるほうへ進むとあった。今日の会場。 中へ入ると「あっ」という声。 アンプがないという理由でアンプを運搬していたのだけれども、アンプが借りれたとのことで アンプが不要になっていた。中年だが半分泣いていた。 でも、アンプがあるのは良いことである。 けど、勿体ない精神があるので自分のライブは自分のアンプを使うこととした。

concre先輩

そしてconcre先輩からはまだ連絡がない。 なので、連絡をしてみることにした。 繋がった電話で今、瀬戸大橋を渡っている。ことが確認できた。良かった! 流石先輩たちである艱難辛苦を乗り越え、ばっちり向かっている。 ただ後から聞いたら道も間違えておられたらしい。しかし結果、出演順変更程度で対処ができた。流石である。 それでもいつもはライブハウスじゃない場所に機材を持ち込んで行うライブでなおかつリハがない状態でのライブ。 concre先輩は大丈夫か?と思っていただけれども、百戦錬磨の猛者である。 男塾で言うところの3回生である。後輩の心配をよそにバッチリであった。 トラブルが手伝い、衣装を着ないいとうさんのライブを観ることができて良かった。

すげー!すげーぜ!

ライブ後、concre先輩のお友達とconcre先輩ファンの皆さんの超連携で結構多めの機材が アッと言う間に外に搬出された。 家人は「すげー!すげーぜ!」とこの旅一番の驚嘆の声を上げていた。 最後は超右腕。 いつでもどこでも超右腕である。絶妙なバランスである。 多分僕と話が合うので多分僕と同じで聴く音楽に関してはそこまで造詣が深くなく、音楽聴くより韓国ドラマ観てるほうが楽しいと感じているように見えるボーカル、音楽が大好きでいろんな音楽を聴いて、今集まってるメンバーの最適を考えながら尚且つ自己プロデュースといおうか自分たちをどのように魅せていくのか?を考えているブレイン的なベース、生粋のギターっ子、プレイスタイルから音作りまで ギタリストとして必要な要素を何一つ漏らさないギター、基本に忠実でシンプルこそ極みと言わんばかりの本当に根のようにバンドの真ん中を 支えるドラム。足りないとこがあれば誰かが補う。そんな素敵なバランスのバンドだな。と改めて思うのが超右腕である。

打ち上げ

ライブ後は打ち上げ。 超右腕のボーカルが「私は今、愛の不時着を見直しています。面白いか面白くないか分からない韓国ドラマに手を出すより、 面白かった韓国ドラマを再度見返すほうが良い!」と熱弁してくれるのを聞いて「じゃ、次はイテオンクラスやね」とかくだらない返しをしていた。 打ち上げの会場は野菜にしろ、焼き鳥にしろ非常にうまい店でらっきょうと鳥の炒め物など広島、山口ではあまり見ない料理もあった。 隣では徳ちゃんとよちぐさんがいろいろ話し込んでいた。 連続で味わう良い夜である。 こんな2日間のありがたみを120%噛み締めるために労働をしているのならば、労働も悪くないかもしれない。 すっげー面倒ではあるけれども。と思った2日間であった。 2日間で出会えた方、話をさせてもらった方、物販買ってくれた方、スタッフさん、銭湯の番台のおじさん、 ありがとうございました!!




ウサギライブ



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