実録。 Re-活日記「幸せになる為の離婚」 Vol.9 日々、鍛錬と挑戦、そして戦略。
1回目の調停を終わり、ちょっと気が抜けたのか「あぁ、やっと元妻と離婚出来る。」っと何となく安心感を持った。
しかし、よ〜く考えるとまだ何も決まった訳ではなく、先ず双方の事実面、主張を確認したに過ぎなかった。
でも実際には、ちょっとほっとした。
その為か帰りに途中の港町に寄って新鮮な海鮮の定食を食べたのを覚えています。
戦略の立て直しと調停委員への抗議。
最初の調停の終わりに次回調停の日程を決めて終わりました。
その際に最初に提示された次回調停日は、約1ヶ月後の週の初め月曜日でした。
仕事をしていると月曜日は、会議やら打合せ等で週の中でも忙しい曜日でしたので
週中の水曜日又は木曜日に変えて欲しいと希望を伝えたところ、最初は難を示した様な感じだったが、担当裁判官と相談し受け入れて頂いた。
先ず、基本的にこちらの都合なんて考えて無い様子に非常に違和感を持ちました。
印象としては、「裁判所のやり方、考え方」が大多数の人が指示する意見であり「一般的」であり「常識」であるので、それに従わない、受け入れられない方が間違っていると言う感じでした。
当然、私にとっては違和感でしかなかった。
この違和感からスタートした第一回目の調停が、その後の調停、裁判へと続く私にとっての長い「Re-活」の始まりだったのだと思います。
第二回調停、そして第二段階へ
2回目の調停は、A弁護士の都合で私一人での参戦となった。
2回目とは言え、まだまだ場に慣れていないので1回目の調停よりも更に緊張感が増した。
しかし、前回もそうだったが、2回目も天気が良く調停へ向かう割には、何となく気持ち良い感じがした。
前回と同様に待合室で待っていると私より年上に見える前回と違う女性が、私を迎えに来てくれた。
その時は、あまり疑問に思わずごくごく普通に天気の話し等をしながら調停室に入って行きました。
そこで、最初の調停で担当されていた女性の方から引き継ぐ形でその迎えに来て頂いた女性が私と元妻との離婚調停委員になるとの事であった。
そこで私は、何となく「調停委員て変われるんだ。」っと感じた。
弁護士がいなく一人で臨んだ為か、それ程難しい展開にならずに今回は私の意向に付いての確認と元妻側の反応を確認する為の物となった。
実際にかかったのは、途中の待ち時間も含めて30分弱位だったと思う。
ただ、その調停の際に私の意向を調停委員の方に説明している際に私の違和感がある意味頂点に達してしまった。
私の主張としては、
・子供の親権は、父親である私
・母親である元妻には、監護権を有し子供達との生活をキープする事。
且つ私名義の今迄家族で過ごしていた家の使用していい事として
その当時アパートを借りていた元妻の経済的不安の軽減すると共に
当時高校生、中学生だった子供が友達のいる慣れた土地から離れる事なく
今迄と同じ様に暮らせる。
と言う事でした。
その説明をしていた際に男性の調停委員の方が、私の主張に対して
「一般的には・・・」「そう言う事例は一般的には・・・」と「一般的」と言う言葉を多用し、あたかも「私の主張は、受け入れられる物ではなく、主張を変えるべきだ。」と言われているとも捉えられる様な「一般的には男性の方が・・・」とか言われました。
当然、私は離婚する夫婦の男性側に親権を認められたケースが日本にある事も調べた上での主張だった為、「一般的とはどの様な意味ですか?」「私と元妻との離婚は、今迄離婚されてきた方々とは時期も条件も全て違うので一般的ではありません。」伝えました。
するとその調停委員の方は、背もたれに凭れる様な態度をとり、首を横に少し振り私の主張に対して嫌悪感を示しているのが見て解りました。
最後は、その時同席していなかった弁護士に相談するとして、次回の調停期日を決め第二回目の調停は終了した。
しかし、裁判所で行われている事は「一般的に」こんな事なんだ!?と違和感と言うか物事に納得も理解も出来無い様なそんな感覚に陥ったのを覚えてます。
家に戻ってから私の弁護士に調停委員の一人が「一般的に」を多用する事と相応しく無いと思われる態度をとられた事を伝え、「可能であれば調停委員を変えて欲しい。」と伝えた。
その時初めて知ったのですが、調停委員は基本的に変えられないとの事であった。
ただ、担当裁判官に私が感じた事を伝えると言う事を約束して頂いた。
その時に、この件で唯一かもしれないが、「弁護士をお願いして良かった。」と思いました。
そして、第三回目調停の日となり私はA弁護士て共に調停室に入っていつもの通り調停が始まった。
*あまり良い事では無いと思うが、3回目ともなるとだいぶ慣れてきた自分もいた。
第三回調停は、男の調停委員の方が私に対して「一般的に」を多用した事、あからさまに嫌悪感を示した態度をとった事の謝罪から始まった。
つづく
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