実録。 Re-活日記「幸せになる為の離婚」 Vol.11 決心。 使える物は使い続けよう。
結果的に・・・
A弁護士と共に臨んだ調停だが、当然私にとって初めての事なので、A弁護士の言葉をそのまま受け取りほんの数回の調停で結審し、晴れて「離婚成立」と言う想定をしてました。
「甘かった!」
全くもって甘かったです。
噛み合わないのです。
元妻と全く噛み合わない。
つまり話しが全然前に進まない。
実は、私が家族の為に建てた家は、妻の実家から歩いて3分程の所で子供達が通う小学校、中学校にも近く妻にとっては幼少時代から過ごした土地で両親とも友達とも近く、生活する上で非常に都合の良い場所でありました。
また、以前私が子供等の教育や将来の生活環境の為に山に近く自然の近くで生活費も住んでいる場所と比較して安くなる場所への引っ越しを提案した事があった。
その時は、間髪入れずに「絶対嫌!」と全く受け入れられる余地が無い程反対していた。
つまり、私が提案している「妻に監護権を与えて子供達二人と今迄と生活圏も変えずに学校の事も気にせずに生活を続けられる。」事に関しては良い意味での反応が有るのではと期待していたところがあった。
勿論私が固定資産税を支払いながら、将来的には子供達にその土地建物の権利を譲渡すると言う条件であった。
元妻からしたらあまり良い経験では無いにしろ、子供の通学や友人関係を維持出来る事には大いにメリットがあると考えていた。
この提案(戦略)は、勿論事前に私のA弁護士に相談し、
・日本国内の離婚で子供の監護権と親権が分けられたケースが有った事。
・男親が親権を得た事例がある事。
この2点の確認を事前にしてあります。
しかし、元妻は「親権を得られない事」のみを理由に断固として反対しているとの事であった。
ここで、再び男性調停委員の方から「日本では一般的に女性の方に親権が・・・」「親権と監護権を分ける事は、一般的には・・・」と再度「一般的に」と言う言葉が普通に登場し始めた。
これには、私は何度も「一般的にはどの様な意味で言っているのですか?」「過去の何年間の何百組、何千組の離婚時のデータより一般的と言っているのか?具体的に「一般的」の定義を教えて欲しい。」と質問したが、その質問に対しては明確な回答を得られなかった。
ただ、男性調停委員の方の言い方だけが、「一般的にと言う言葉を使ってしまうけど・・・」の様に「一般的に」と言う言葉を使う前に付け加えられた事だけが、それ迄以前と少し変わったところであった。
正直に全然変わらない態度、言葉に対して嫌気が増し「本当にこの調停委員の方々は、真剣にこの調停を終わらせたいのだろうか?っとこの頃は思っていた。
調停は、話し合いの場なので敵味方ではないが、なんだか日本の裁判、調停制度も含めてこの頃は敵に思えてきました。
ただ、2回目の調停から担当をして頂いている女性の調停委員の方は、上手い事男性調停委員の言葉の使い方が変わる事なく良くない事を認めながら、言葉を選びながら話しを前に進める様な感じで話しをしてきて頂いた事が、少し救われた感じがした。
男性調停委員の言葉に対して違和感を感じながら進めるよりもこの女性調停委員の方を上手く活用しながら、話しを進められないか?とこの時は考えていた。
また、この調停が長期戦になるのでは?と感じ始めていたので、私のA弁護士とは調停が終わるまでの契約だった為、法律面の事を聞き出し確認しながら、戦略の修正を始めなければと考えながら法律面の事は全てA弁護士に確認し、前向きに次回調停に臨む事に集中する様に決心したのであった。
つづく