本の長屋「月テーマ」11月 〜中央線とその先の町〜
本の長屋に参加しています、早耳うさぎ(うさぎ舎books)です。
本の長屋では、7月から「月テーマ」に沿って函店主が持ち寄る企画で、本を販売しています。
7月は「未来」。8月は「沖縄」。
9月はお休みで、10月は、「好きな作家とその仲間」。
そして11月は、「中央線とその先の町」です。
🐰私は、本好きではあるもののそれほど読書家ではなくて、選書の引き出しが少ないのですが(謙遜ではなく。長屋に参加してさらに確信)、それでも本の長屋に関わっている遊びの中で、本をあれこれ考えるのが好きです。テーマでアンテナを張っていると、自然とあちらから本がやってくる。「未来」では星新一さんの本を(日本茶のご縁で知った本)、「沖縄」ではパイナップル🍍の本を出させていただきました。自分の函のテーマとは違う本が置けて、楽しい企画です。
とはいえ、月初に必ずしも多くのテーマ本が集まるわけではないこともわかりました。毎回最初に何か出すという、小さな目標を立てて準備しています。今回は3冊、取り急ぎ。お手にとって見てください。いずれ他の函店主さんの本も集まってくると思います。
中央線は元々地元の交通機関です。吉祥寺〜西荻〜荻窪〜阿佐ヶ谷〜高円寺駅周辺を動いている人生です。その先の街ということでは、ここ10年超、中央線在来線で「勝沼ぶどう郷」に年に何度か行くことを大事にしています。
現在の最寄駅は井の頭線なこともあって、明大前から京王線で高尾に行きます。そこから中央線で勝沼ぶどう郷へ。これが交通費最安値。ずっと在来線に乗るのも飽きるので、高尾で一休みする選択肢があるのがいい。帰りはそのまま高尾乗り換えで中央線で高円寺に戻ることもあります。
最初に山梨のぶどう畑に行ったのは静岡に住んでいた時です。静岡〜富士を経由して身延線で行きました。JRのウォーキング企画に1人参加し、車ではない(本来は車で行くようなところだと後で思った)鉄道の旅を楽しめました。東京に戻り、勝沼に中央線一本で行けることを知った時には目から鱗、感動✨しました。外に出て初めて知る地元の良さ、みたいな発見で。だったら行かないのはもったいないと思い現在に至ります。
私の勝沼日帰りゴールデンコースは次の通り。
駅に降り立ち、ぶどう畑を歩き、「ぶどうの丘」を目指します。途中にある「ぶどうばたけ」さんに立ち寄り、ワインや季節によっては葡萄を下見して(帰りに買う)。ぶどうの丘内にあるお風呂に入り、ご飯を食べ、ワインを飲み買い、駅に戻る。
季節は、個人的にはピークを避けます。春先のぶどうの芽を見ながら、秋のぶどう畑の紅葉を見ながら歩くのもいい。人が少ない方がさらに贅沢なので。(※今後は🐻が気になります)
欧州のワイン産地に行かなくても、東京の私たちには勝沼があります。1日時間があったら中央線でぶどう畑に行って、でき上がるワインを想像しながら歩くのも、生活の近くにある楽しみです。
在来線の旅は読書の時間。これまではKindleを読んで過ごしました。今は断然、積読になっている魅力的な文庫本を持っていきたいと思っています。次の中央線のその先の旅が楽しみです。