うさぎ舎booksの蔵書管理 見直し作業をしました!
5月仮オープン、6月本オープンの本の長屋で1函(棚)店主をしているうさぎ舎booksです。いつも棚にお立ち寄りいただき、またお買い上げいただきありがとうございます。6〜8月でクラファン分が終了し、9〜11月、12月〜2月と2回更新し、次の3か月に入るところです。ちょうど時間が取れたので、これまでの蔵書管理方法を見直そうと思いました。
↑の写真は仮オープン当初の棚。懐かしい!
これまでの蔵書管理はどうしていたか
開店当初は何冊で運営するかも手探りでした。わからないことだらけ。棚の「余白」も大事かなと思い、まずは15冊程度で考えました。その後すぐに、冊数がないと売れないという当たり前のことに気付き増やしていきました。
最初に決めたのは、「自分が普段読んでいる本(仕事や専門分野の本が多数)」というよりも「本の長屋に置きたい本」を集めること。私だったらどんな棚だといいかなと、結局は自分のフィルターで考えるしかないのですけれど、個人的愛読書とは少し違う選書をしようと決めました。その時、置きたい作家さんを考え、その作家さんの1冊を決めて、本を探し揃えました。置きたい本から始めたので、正直、入手の金額は高めになってしまったのは事実だけれど、スタートとしては満足の棚ができました。結果、値付けが高くなり、手に取った方には「高い!」と思われたんだろうな、と今になって思い起こしています。ここ数ヶ月で、仕入れ方法を工夫したこともあり、私としても納得の金額で値付けができるようになりました。(ようやく、今頃です)
蔵書の管理は、最初からこのnoteを使いました。「下書き」機能のまま非公開のリストを作成していきます。理由は、Word文書などよりもアプリからすぐ開けて管理しやすいと思ったから。そのまま現在に至ります。論文の参考文献リストを作るようなノリで、ベタで打っていく。搬入した日、著者、書名、出版社、発行年月日、金額、仕入れ額、売値、を順に書いていました。その後販売できたら、マークを変えたりして。また売値を変更した時も書き加えて。一旦棚から下げた本は◉印など、記号で管理しています。この方法は今も気に入っていて、それほど不便ではないです。
棚に置くつもりで集めた本も、スタンバイとして○印をつけて同じ表にリスト化しています。年末年始に一気に注文してたくさんその書名数が増えました。ちなみに今長屋に置いてある本は◻︎印、売却済みは☑️印。
時系列で、時には同じ作家の方はまとめたりして、追加してきたのですが、いよいよリストが長くなりました。
蔵書管理を少し変更して
さすがにリストが長くなってきて、Excelの表に入力する方が楽だと思い、昨日一気に作業しました。表は100行以上になっていて、春以降さまざまな本を仕入れ、買っていただいたことに改めて感動しました。見える化は大事ですね。記号はこれまでのものを使っています。○◻︎☑️◉の使い分け。
同時に、仕入れ値と売値も比較して、もう少しお買い求めやすい価格で出せそうなものは変更しようと決めました。その数10冊ほど。スリップを新しく作り、近日中に長屋で入れ替え作業をしようと思います。ぜひもう一度手に取ってみていただければと思います。
日々の作業でも頭の中ではExcel化していたけれど、実際に表作ると楽ですw。本によっては、長屋の棚に搬入すると程なくお買い上げいただくことがあり、その場合はできるだけ早く同じ本を入れるようにしています。この時に同じようにリストに追加するのですが、これもExcelだとすぐです。表で価格も見やすくなりました。
一棚でできることはまだあるはず
現在心がけていることは、自宅がそれほど長屋と離れていない利点を生かし、棚のメンテナンスをこまめに行うことです。売れた分を補充して、時には棚の見え方も微調整することが大事と考えます。うさぎ舎としての安心感(?)と、少しの変化、この繰り返しで「いつも寄ってみたい棚」にしていけたらといいなと思います。模索は続きます。
文庫本はやはり売れるんだと思います。長屋に来店された方も手に取りやすいのはとてもよくわかります。予定外の買い物だとしたら、その日の荷物を考えたり。読んでみたいと思った時のハードルの低さは🐰的に大事にしたいポイントです。一方で文庫本、新書本だけでもつまらない。表紙だとか、持った時のずっしり感だとか、これも本を読む楽しみです。棚の見え方も変わります。こうやって棚の組み合わせを考えるのが楽しい。
この3月からの3か月も更新します。しばらく続けようと思っています。だからこそ、もう少し一棚でできることを考えていきたい。うさぎ舎は専門書を置くことはないから、お宝本には出会うチャンスは少ないかもしれません。一方、面白そう、気になっていたのに読んでなかった、というようなタイトルを、なるべく綺麗な状態の本を置いていきます。
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